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狼とロバ
小鳥が鳴き ハガールイムの遺跡近くで歓談とちょっとした食事などを楽しむ
シオンと美しく若き寡婦のフランソワーズ
「あ・・」突然、吟遊詩人の少年、魔物のシオンが大きく目を見開く
「マダム、すいません急な要件が出来ました」「え?」
「もうすぐお迎えが来ますが‥用心の為に」そう言って軽く手を叩くと
狼がやって来て ロバの轡の紐を加える
「さあ、お乗りください」「え、まあ・・」
狼は大人しく貴婦人であるフランソワ―ズを見る
そのまま ゆっくりと船頭されてる寡婦のレイデイ
「魔法なのかしら?」「ふふっ、ではまたお会いしましょう」騎士のような礼をして立ち去るシオン




