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港と鶏と‥

港では大騒動中だった

海賊が暴れている近隣の島、ゴソ島への救援に向かう騎士団の武装船たち


これ幸いに中には籠の檻を壊して、食料の鶏や兎をかすめ取る者達までいた。

「コーコケコッケ!」ほぼ全ての鶏たちに兎達が辺り一帯を走り廻っている。

「逃げるんじゃない」

「こら、そこの子供 それらは我らの食料の鶏だ!持ち去るな」

戦力外の騎士団の者達


「ああ、もう お前たち後は頼んだぞ」

ヴァレッタ隊長、武装船から従騎士達に数人の下働きの召使

戦力外の者達に向かって声を荒げて叫んでいた。


「・・・・・」食料である鶏たちがちょっと気になるリダラン総長 

下手すれば、当分の間マルタ島の魚と野菜のみになってしまう


夕べの祈りの後、今晩の夕餉は仏蘭西風の野菜入り鳥のミルク煮込みだった。

実は健康に気を使う彼等は野菜にパンにチーズもワインなども準備万端

ワインは南欧とイタリア産の良い品質の物が用意されるはずだったのだ。


そんな様子を遠い場所から眺めている

姿は吟遊詩人の少年、魔物のシオン

くすくすっと笑いながら

甘い蜂蜜が沢山入ったミントの葉入りのレモネードを差し出す

「マダム、どうぞ」「まあ、有難う」








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