表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/78

アレルヤ(ハレルヤ)を謡う魔物の少女

「アレルヤ(ハレルヤ)アレルヤ(ハレルヤ)・・」「オフイリア・・」


「・・イセレ」それは綺麗な声で 呟くように謡っている 


謡うは魔物の少女 



裸足で 海賊船の甲板の床をゆっくりと踏み歩きながら 

彼女は青い その青、海のような瞳を輝かせていた。 

貴族の娘らしき服装 黒髪とドレスが海風になびいていた。




彼女が歩いた後、まるで印のように痕を残すか如く

一歩ごとに甲板は軋む音と共にゆっくりと砕けてゆく・・


ギュキリリ、キイイイン


バキンイイインン!




そうして船の甲板の床に大きな穴が見えている





「あ、青い目の魔物ジンだ!」海賊の一人が蒼白になって叫ぶ


「ひいい・・」「撃てえええ 何をしている!」そうして海賊達が大騒ぎしている


魔物の少女、彼女に鋭い爆音と共に次々と撃ち込まれてゆく 

マスケット銃(火縄銃)


だが、彼女には サラには弾丸は届かずにいる。


キイイーンンと甲高い音を立て弾かれる火縄銃の弾丸


獲物を前にした 肉食獣の笑みを浮かべるサラ 魔物の少女


パラリと海賊達に縛られていた縄が解ける 囚われのリヒター修道僧たち

「あ・・あれは そうだ思い出した 前に見た時は少年だったが? 

いや、別人か」


「あの海戦の時に見た姿のまま」リヒター修道僧 

しばしの沈黙の後で 無意識に胸元で十字を指先で描く



「リヒター修道僧さま あの子は10歳の幼い少女だったのに


あっと言う間に 今は15,16歳前後になって」

ガタガタと震えながら言う 


看護婦見習いマーニャ








※曲のイメージはO Filii et filiae

※曲のイメージはO Filii et filiaeとなります ドキドキ^^;


※サラ・・シャラですが 何処ぞのダンジョンで遊んでます 多分(?)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ