エルサレムとイスラムのエジプト
だが間違いなく 北アフリカと南イタリアの中間点
今は 北アフリカの多く チュニス、カイロなどはイスラム勢の基地でもあり
オスマン帝国だけでなく 以前からも海賊たちも暴れ回っていた
交易路が変わり、大きく広がっていた時代でもある
火縄銃はこの頃、日本へと・・戦国時代の終焉となった火縄銃と大航海時代
アフリカ、エジプト
イスラム教がもたらされた新しいエジプトの王朝、主を変えながらも
エジプトはイスラムの強国として長く君臨する
2つのエジプトの王朝に イエルサレムは奪い去られた
いや、奪い返されたのだった
少なくともサラデインは民には慈悲深く優しかったが
後の時代 入れ替わった次のエジプトの主は容赦なく過酷だった
アッコンの残された最後のエルサレム王国
沢山の血の海に死体、生き残りは無慈悲に奴隷として売られていった
盾となったテンプル騎士団も聖ヨハネ騎士団も当然、壊滅寸前
調査として入った騎士団を遠くの山の上で長めつつ 吟遊詩人、魔物のシオンは
栄えたエルサレム王国を含めた幾つかの十字軍国家に
追われていったアッコンの悲劇の有り様を 流転の様を思い出していた
シオンの射干玉の黒髪が風に揺れていた




