第十二話 王都ウィリアム
更新さぼりすぎたねw
これからものんびり気が向いたときに更新します。
エドアルドとアラン王子の激しい戦いが繰り広げられる中イオリにはある懸念があった
そこで聖女の固有魔法である「神々との適合」をアラン王子に施した結果見事勝利する
だがエドアルドを倒す間際に行った「イオリのこともこの国の民のことも本気で愛しているから」
という言葉に赤らめいてしまう。
果たしてイオリとアラン王子の関係に進展はあるのだろうか?
ワイバーンとの戦いにエドアルドとの戦いに終止符を打ちまたいつもの日常が訪れた
聖女イオリとアラン王子との関係は少し軟化されたように見えたがやはりどこかよそよそしい
それもそのはず
「イオリ殿のこともこの国の民のことも本気で愛しているから」
イオリからすればまだ信頼しきっていない相手から突然告白されたのである
もちろんアラン王子もこの言葉を言い放った後我に返ったのか頬を赤くして立ち尽くしてしまったのだ
だがこの関係を終わらせたいと両者共に思っているらしくそれぞれれの従者に相談をしていた
そしてそれに対するアンサーは王都でいっしょにデートをすればいいとのこと
イオリ「そ・・・そんな私にはまだ早すぎます!!」
アラン「私はイオリをデートに誘う自信がありません!」
両者お似合いだと思うのだが双方の従者が説得(アラン王子は側近に脅されたに近い)の結果初めて王都でデートをすることが決まった
それも2人だけでのデートである
もちろん実態は双方の従者が遠くからこっそりと見守るだろうが表向きにはイオリとアラン王子だけである
お互いに恥ずかしながらデートのお誘いをし頬を赤くしていたのは言うまでもない
そしてデート当日
王宮内の広場で2人は待ち合わせし王都ウィリアムの街へと繰り出した
「アラン王子・・・その・・・私王都を歩くのは初めてで・・・」
「そういえばイオリが来てから色々なことがあってまだ街を案内していなかったな」
そういうとアラン王子はイオリの手を繋ぎは走り出した
「ならこの間のお礼もかねて私がこの町を案内しよう!」
イオリは突然の出来事に頬を赤くしながらもアラン王子に促されるまま走る
そしてその様子を見ていたそれぞれの従者は
「初々しいですな~」
「まったくです」
ニコラウスにアラン王子の側近は見とれつつもばれないように足を進めだした。
まず初めに昼食として2人は町で人気のある大衆レストラン「みんなのレストラン」と書かれた飲食店に入った
2人はウエイターに案内されテラス席へと座った
「ここは市民にとても人気があるレストランで私もお忍びで来るお気に入りのお店なんだ!」
「とても賑わっていますね」
そう話ながらメニューを見ていると元の世界と同じ料理名がズラッと並ぶ
「どれもおいしそうで目移りしてしまいそうです」
そういうとアラン王子は
「おすすめは3種のチーズデミグラスオムレツでとろとろのチーズとデミグラスソースにフワトロのオムレツがマッチしてとてもおいしいんだ!」
「じゃあ私もそれにします!」
ウエイターに注文してから15分後テーブルにとてもおいしそうなオムレツにシーザーサラダにバゲットが運ばれてきた
「いただきます」
イオリはそういうとアラン王子は不思議そうな顔でこちらを見つめた
「なんだい?その「いただきます」って言葉は・・・?」
「これは私がいた世界では食べる前には「いただきます」食べた後は「ごちそうさまでした」というのがマナーなんです。
私の母は食べ物は命をいただく行為だから食材ひとつひとつに感謝の気持ちを表す最高の言葉として教わりました」
するとアラン王子は
「へ~!イオリの国ではそういう文化があるんだね!とてもいいと思うよ!
では私も真似して いただきます!」
そういうと2人は会話をしながら食事を楽しんだ
「そういえば聖女様はいつも食事するときにその言葉を言っていたな・・・」
「とても良い文化ですな!我々も見習わなくてはいけないな
これを機に王宮内での食事の作法として追加してみよう」
こっそりついてきた従者も近くのテーブルで思い思いのメニューを注文し食べ始めることにした
丁度食べ終える頃王都内に緊急事態を知らせる魔導装置が鳴り響いた
「!!!!」
それぞれ急いでお会計し王城に戻ると騎士団は大慌てで編隊していた
「なにかあったのか!!」
「王子!王都上空にスカイフィッシュドラゴンが2体現れる可能性がありますのですぐ安全な場所へ!!」
「スカイフィッシュドラゴンだと!?
王都に出現するなんて一体・・・・」
2人のデートに水を差すように鳴り響いた魔導装置にヤキモキしながらもスカイフィッシュドラゴン襲来に備えてそれぞれ行動に移すのであった
次回ついにイオリが聖結界を発動します!




