第一話 私が追放!?
「イオリ!其方は国外追放じゃ」
私イオリ・スズキはたった今いきなりこの国の王であるジョエル・バルタリから国外追放を言い渡された。
国外追放されるようなことをした覚えがないのにである。
「ジョエル王!私は追放されるようなことをした覚えが・・・」
と言いかけると
「ええい!黙れ!誰が発言を許した!」
そこに王太子であり婚約者でもあるエイル・バルタリが現れ
「イオリよ貴様はこの私を騙しておったのにまだしらばっくれるつもりか!」
益々意味が分からない顔をしていると
「其方は異世界からの異端児ある上に聖女を名乗っておったな」
この世界では聖女という存在がかなり重要な立ち位置となっておりこの国では第一王子と結婚するのが伝統なのである
「はい!私は聖女です。」
「貴様は偽聖女だというのにまだ聖女だと言うのか!この異端児が!」
さっきから異端児と呼ばれているが私は元々この世界の住人ではない
日本という世界でJKだった私は家に帰る途中に突如地面が消失し気づくとこの世界にいたのだ
その際にどういう経緯なのかこの世界では重要な立ち位置の聖女という力を持っていたのだ
「ジョエル王!真の聖女であるマリアーノ殿をお連れしました。」
「ご苦労であった。下がりなさい」
真の聖女だというマリアーノを見ると明らかに聖女と名乗る者は邪悪なオーラを纏っている
それはまるで魔族と呼ばれる種族のオーラのようだった。
私は聖女という力の能力なのか民のオーラを見分けることができそのオーラを見極めて治癒を行ったりしていた。
それ故に種族を見極めるのも容易だった
だがこの王国には魔族や魔物の侵入を阻む結界を張っている為魔族ではないのだろう
「ジョエル王!この者は聖女ではありません!魔族と同等の邪悪なオーラを纏っておりこのままではこの王国が滅んでしまいます」
真の聖女と名乗るマリアーノは私を指さしそう告げると
「やはりそうであったか・・・偽聖女のイオリ・スズキを国外追放とする!とっととこの者を追放するがいい」
「待ってくださいジョエル王私は・・・」
近衛騎士達によって連行されているなか必死に王に訴えるが残念ながらその訴えに耳を傾けてない
それと同時に真の聖女と名乗るマリアーノは何やら不気味な笑みを浮かべているのが見えた
「あぁ・・・この国はもう終わりですね・・・」
私は察した。
恐らくあの者は人間ではないと私の直観が告げている。
只の自己満足で書きましたw
小説家になろうは今まで読む専でしたが頑張って書いてみようと思います。