努力が実らない本当の理由
スポーツをしていて今までの努力が報われなかった。
ゲームをしていて相手に勝てない。
物作りをしていて上手く作れない。
1日、2日じゃない1か月、2か月…いや1年や2年やっている人が大半ではないだろうか。
そんな努力が実らない理由がある。
説明する前に、努力する為の目指す目的(スポーツ、ゲーム、物作り)には何個もの要素が必要なのは知っているだろうか。
1.目的(スポーツをする、ゲームをする、物作りをする)
2.目標(スポーツで大会で勝つ、ゲームでクリアする、物を完成させる)
3.覚悟(負けても挫けない、分からなくても戦う、やってみる)
4.努力(負けたのは何故か、相手は何をするのか、調べてみる)
5.運(風邪を引く、クリティカルが入る、悪天候)
大きく分ければ5つある。
「それじゃあ、この中の何が努力の実らない理由なんだ?」
答えは全部、どれか一つが欠けた場合に起こる。
目的が無いのに
目標を立てて、努力をしても、運が良かったとしても本当のしたかった目的に辿り着く事は無い。
目標が無いのに
目的があって、努力しても、運が良かったとしても
本当の意味で達成する事は無い。
努力して無いのに
目的があって、目標を立てても、運が良かったとしても
本当に望んだ結果になる事は無い。
運が悪かったら
目的があって、目標を立てて、努力をしても
成し得る事は出来無い。
言い切った言葉になったが、結局。したい事を本気で、本当に望む結果にするにはこの5つを持つべきだ。
「運なんて持とうとして、持てるものじゃないだろ」
逆だ。100%の残り4つを持っていてもどうしようも無い物だから、割り切る事をすべきだと言いたい。
頑張って頑張り抜いて大会の日に風邪を引いた、足を挫いた、ならそれは運が悪かった。その日雨が降って試合中止になった、強豪校に当たって初戦敗退した。しょうがない……じゃあどうしよう。
それが大事と言いたいんだ。
この5つの要素、それだけでは分かりにくいのではないか? と思って別な表現を考えた。
目的=完成図
想い描いた構図を形として掲げる。あるいは未来図、プロ野球選手になるなど。
目標=設計図
完成図に対して、まず何から手を付けるのか。あるいは持つべき知識、見取り図とも。
覚悟=実行
設計図を元に、やってみる。あるいは製作。
努力=改善
実行して出た失敗に対して、直しを加える。あるいは見直す、バグを取り除く。
運=不良
なんらかのトラブル、機械などの不具合。あるいは予期しない破損。
こんなところではないだろうか。
「んん? 分かる様な分からない様な、要は努力はするだけ無駄ってこと?」
努力はちゃんとした目的と目標、やり切る覚悟さえあれば無駄じゃない。
例えば、ゲームをする時にドラ◯エではボスを倒すのにまず何をする?
ストーリーが見たい(目的)、ボスを倒したい(目標)、倒そうとしたけど負けた、けど倒したい(覚悟)、レベル上げをしよう(努力)
というサイクルにならないか?
最初から勝てるなら、別にそこに至る努力は必要は無いし、負けないのに覚悟する必要はない。
人それぞれ意見は違うだろうが、10通りあっても大まかにこういうサイクルになってるんだ。
努力は知らない内にしてるし、気づかない事もある。だけど最初から勝てるなら、成功するなら別にそこに至る過程なんてどうでも良くなる。
バットを振って、ボールに当たる。ホームランになる。そんな野球が当たり前ならそもそもそんなゲーム自体どうでも良いのではないか?
天才は努力をしてない、なんて言う人が居るかも知れないがあれも典型的な努力もあった結果だと思ってる。
色々なゲームをやって、新しく発売したゲームを初めてで上手く行く事無いか? 実は天才はそれと同じ事をしてるんだ。
元々持っている知識、その結果を覚えてる。それを応用して別な物へ少し変えてもいいから使う。設計図を持ち歩いてると言った方が早いな。
「その結果って?」
楽しいとか、興味深いとか言うそれだ。ゲームだってそうだろ? 楽しいから覚えてる、なら似た様なゲームでも必然となんとなく出来た。ほら、変わらないじゃないか。
実はここでぶっちゃけてしまうのだが……。親や先生などがよく言う
『勉強しなさい』『勉強する努力をしろ』
これが一番大嫌いだ。
確かに勉強嫌いでゲームばっかりやってた時期はある。だけど赤点取っていなかったし、授業も出席した。なのに何故言われねばならん。
当時はそればっかり考えていたが、納得いかない理由がはっきりした。
『なんの為に勉強するの?』
これだ。
「は? ふざけんなよ。勉強が必要だから勉強するんだろ。みんなそう言っていただろ!」
まぁそうだな。
でもさ……さっきまでの読んでくれた人は分かるかも知れないけど。目的と目標無くね?
ゲームの方がよっぽど5つ揃ってる。
ストーリー面白い、終わらせよう、今日中に、時間が足りない、それじゃあ勉強時間減らそう。
そうなると思うんだ。
追試とか、夏休みの宿題とか最後に終わらせる人多いと思う。じゃあ当てはめてみよう。
夏休みがなくなる(目的)、追試を受からせよう(目標)、その科目の勉強しよう(覚悟)、今までのやり方じゃダメだ(努力)
ほら、やる気が出る訳だ。
娯楽が増えたから〜、最近の若い子は弛んでる〜とか言うなら勉強の楽しさでも、教え込んだ方がみんなやる気出すと思うなー。
まとめ
ああだ、こうだと言うつもりは無い。努力は知らない内にも意識してもしてる。頑張れとは言わない、何故ならもう既に頑張ってるだろうからな。
ダメなら、一度初心に返って見ろという人が居るだろ?
それは目的や目標、正すから成功出来るって意味だと思うんだ。
努力は結果は生まないが精度は上げる。
覚悟は結果を生むが精度は出ない。
それを繰り返せば、成功しなくても望む形にはどうやってもなる。でなければそれだけ運が無かっただけさ。