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正論_なぜ拒絶されるのか  作者: ボーロン
第二章 旅の途中_星の降る夜
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第22話 ――絶望を捨てた時、希望は甦る――

――絶望を捨てた時、希望は甦る――

夜美さん、人類は絶滅しません。事実が証明しています。多くの困難にも拘わらず戦いに勝利した人類が絶滅することなく存在しているから。滅亡することを認めない人たちが【主流派】だからです。絶滅するとすれば、それこそ大いなる意思が人間世界を滅ぼすのでしょう。


だが、OH MY LORD WE PRAY DAY AND NIGHT と祈れるような、

大いなる意思など存在しない。


私にとって、人は死すべきものであり、この世界に不滅・不変の物は何もない。存在する全ての物が変化する。変化するという事だけが変化しない。神も悪魔も天国も地獄も、皆この地上に在る。人間がこの地上に在る物を元にして想像したものなのだから。そしてその想像の根源が【愛】である事も間違いないでしょう、夜美さんを産みだしたのは、貴女のお父様の【愛】なのですから。【愛】こそが世界の本質です。


 ”その人のために死ねるか。それはわたしたちにとって ひとつの踏絵であり つきつめれば それこそが愛の定義である。そう考えると私達は絶望的にもなるが 愛は同時にすべての人を包む力をもっている。それは生命そのものであり それだけに哀しく しかもまぶしく輝いている。( 曾野綾子『誰のために愛するか』)”、この【愛の定義】は真理だと、私は思います。


――絶望を捨てた時、希望は甦る――  


BLESS THIS HOUSE OH LORD WE PRAY MAKE IT SAFE BY NIGHT AND DAY ――――BIND US FOREVERと続く。と書いて置く。

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