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セニョリータの作り方

音が聞こえる

何の音だろう

聞いたことのない音だ

どこから聞こえるんだろう

あっちかな?

こっちかな?

どこか懐かしくて

悲しくて

暖かい音だ

この音どこかで聞いたことあったけ

わからない

というか

私ってなんだっけ

アレ?

俺だったような気が

いいや僕

アタシ

なんだっていいや

私にしとこう

にしてもこの音は一体なんなのだろう

聞いたことのあるような

ないような音だ

よくわからない

ここはどこなのだろうか

道がいっぱいある

扉もいっぱいある

ここは

わたしは

なんなのだろうか

私は

何処から来たのだろうか


嗚呼

わからない

知りたい

そう思えた


とりあえずどこかの扉に入ろう

なんとなくそう思った

一番近い扉に入った

玩具がいっぱいおいてある

あれ?

何で私はこれが玩具だとわかった?

何でわかったのだろう

わからない

知りたい


一度部屋から出て

別の部屋に入った

そこには机がいっぱいあった

まるで学校みたいに

がっこう?

がっこうってなんだっけ

私に関係あるのかな?

わからない

知りたい


その部屋から出て

また別の部屋に入った

今度の部屋には

服がたくさんおいてある

あと人形

どれもこれもフリフリの服を着ている

嗚呼

愛おしい

なぜかそう思った


何故?


何故愛おしいと思ったのだろう?


一度部屋から出てみた


周りを見渡した


扉がたくさんある


その中で


真っ黒の扉を見つけた


私はそれが気になった


私はその扉に駆け寄り


扉を開けた



「嗚呼、今度は君がセニョリータか」



そう呟いた人の傍には

たくさんの人形と

赤い物があった

アレは一体なんなのだろう



「こっちにおいで、新しいセニョリータ」



私が駆け寄ると

その人は微笑んだ


赤い物が見える

何処からながれている

いったいどこから

いたい

イタイ

イタイ

















「嗚呼、今回のセニョリータはいい子だね」




刃物を持ち

そう告げた人は微笑んだ


















【セニョリータの作り方】


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