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ちゅ、注射器!?

Find me in them!!!から独立させました!病魔撃退魔法少女☆

今回は一瞬ユリユリ??してるかもです……笑

そんなわけで、私とみゆうは病魔撃退魔法少女☆になる決意を固めましたのです。

翌日、早速私たちは病魔撃退魔法少女☆東京基地へ行きました。

「こんにちはです!」

「こんにちは」

あんりさんが出迎えてくれました。

「ひかりさん、みゆうさん。よく来てくれたわね、待っていたわ」

基地の中は、見た目より広く、私達は研究室のような部屋へ通されました。

「その様子だと聞くまでもないようね。けど一応確認しておくわ。二人は、病魔撃退魔法少女☆になってくれるかしら?」

「はい!」

「はい」

「ありがとう。それじゃあ、早速なんだけど、変身を試してもらうわ」

「変身きましたぁぁぁ!!!」

「ひかり、うるさい」

「まずは私の変身を見せるわね」

あんりさんはそう言い、おもむろに冷蔵庫を開けました。

「ん???」

私とみゆうが、興味津々にあんりさんの取り出したものを見ると……

「ちゅ、注射器!?」

液体を滴らせながら、キラーンと怪しく光る針先。

みんな大嫌い、注射器です!

「そう、この注射器の中には、免疫活性物質が入っていて、これを打つことで私の中の特殊細胞を活性化させるの」

「えっと……」

「つまり、注射すると変身できるの」

「えええええええ!!!」

ぷすっ。

あんりさんは、なんの迷いも無く、腕にお注射してしまいました!

見ているこっちだけが、痛々しいです。

そして、あんりさんがピストンを押し、液体を注入し終わると、あんりさんは、紫色とピンク色のキラキラした衣装に早変わり!

「あんりさん、きれいー!!!」

「きっ、きれい!?……あ、ありかとう……」

「とっても綺麗ですです! 大人の魅力が溢れ出ています!」

「お、大人って……私、そんな、私なんて、まだまだ十五のガキよ……」

「へ?」

私とみゆうは、同時に固まってしまいました。

「ん?」

あんりさんは、そんな私たちを見て、首を傾げています。

「あんりさん、十五歳……?」

「そ、そうよ?」

「次、高校生……?」

「え、ええ……」

私とみゆうは、あんりさんを上から下まで、まじまじと観察しました。

スラっと美しい脚、キュッとくびれたウエスト、そしてボンッ……。

「ど、どうしたの?」

「どうしたもこうしたもありません!」

「えぇ!?」

「なんで同じ歳でこんなに違うんですか!」

「ちょ、ひかりさん落ち着いて……きゃっ! み、みゆうさん!?」

「大人の色気……」

「貧富の差が十五にして!!! わぁぁぁぁぁ!!!」

「ももももも」

「きゃ〜〜〜〜〜!!!」

…………………ぷすっ! ぷすっ!


私とみゆうは、あんりさんに、空っぽのお注射をされました。

「こ、コホン! それで、私と二人は同じ歳だったのね」

「そ、そうです」

「それはよーく分かったわ。で、さっきの話の続きなんだけど、」

「貧富の差についてですか!?」

「ひかりさんは、もう一回お注射されたいのかしら?」

「ごめんなさいです……」

あんりさんの笑顔が怖いですぅー!

「変身をしたら、十から十五分間、特殊細胞にが活性化され、病魔に対抗することができる」

「短!」

「確かに持続時間は短いけれども、活性化されている間、スピードは十倍、基礎パワーは二十倍、それに加えてそれぞれの能力を使えるようになるわ」

「能力?」

「これは副作用に由来するわ。私、リーファの副作用能力は八つ。フランメ、ヴァッサー、ドンナー、ヴィント、フリーゲン、シャオム、ドゥンケルハイト、そしてブルートね」

「そ、それはまるで魔法!」

「まぁ、そう思ってもらって大丈夫よ」

「で、でもチンプンカンプン……」

「タミフルの副作用能力は、私のと違うところは、シャオムが使えない代わりに、ハルシネイションが使えるところ。クラリスの副作用能力と私のと違うところは、ベーベンが加わるところ。だけど、全体的にパワーが落ちてしまうわ」

「わわ! あんりさん、ストップ! ひかりがパンクしてます」

「あぁ、ごめんなさい。これについては後でしっかり教えてあげるわ」

「ひ、ひぇ〜〜〜……」

「難しい話はあとにして、二人にも変身してもらいましょうか」

「おぉ、変身!」

「わくわくですー!」

「それじゃあ……」

あんりさんは、両手にあの注射器を、怪しく光る針先と同じくらい怪しい微笑みを浮かべながら取り出しました。

「あっ……」

「あっ……」

「はい、腕を出して」

「いっ、痛く、しないで……」

「大丈夫よ、優しくしてあげるから」

太い注射針が、私たちの腕に……

「いっ……」

「いっ…」

いやぁ〜〜〜〜〜!!!!!

……………ぷすっ! ぷすっ!


そして、私たちは変身しました!

「み、みゆう! 可愛い〜!」

「ひかりも……似合ってる」

みゆうは、青色と水色のキラキラした衣装に!

私は、赤と白のキラキラした衣装に!

「うん。二人ともよく似あってるわ」

「これで私たちも、病魔撃退魔法少女☆の仲間入りですですね!」

「ええ。ひかりさん、みゆうさん、本当に決心してくれてありがとう。これから一緒に頑張りましょう」

「うーん……」

「ん? ひかり、どうしたの?」

「いやぁ、せっかくこうしてお友達にもなったし、病魔撃退魔法少女☆の仲間にもなったし、同じ歳だと分かったし……」

「確に」

「ん?……あ、そうよね、こちらのお願いばかり聞いてもらっちゃってたものね、少しはこちらからも何かしなくては……」

「いや、そんなことは……」

「大丈夫よ、何でも言って。出来る限り全力で叶えるわ」

「じゃ、じゃあ」

私は、みゆうと顔を合わせ、

「あんり、私を、」

「あたしを、」

「ひかりって、」

「みゆうって、」

そして、せーので、

「呼んでください!」

3話までは、Find me in them!!!の方にあるので編集だけ〜♪らーくちん!ですが、4話目をそろそろ考えなければ……

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