二日目午前
サブタイトルが思いつかなくて、
適当になってる。
「いつまで寝てんのよ。」バコッ。
殴られた。
「いって~。なんで殴るんすか?てか、
なんで、居るんですか。」
「なんでって、今何時だと思っているの。
もう十時になるのよ。早く依頼を受けてお金
を返しなさいよ。で、あんたは戦えるの?」
「無理です。」
「じゃあ、今日は薬草回収かしら。」
「はい。ご指導のほどお願いします。」
「じゃあ、まずは適性特技を
探すことかしら。」
「というと?」
「その名の通り、その人の特技を探すことよ。」
「どうやって探すんですか?」
「適性特技を探す専門の人がいるのよ。まぁ、
なかなかいないから一つの町にいるかいないかね。」
「この町には居るんですか?」
「丁度昨日一人移住してきたらしいわよ。」
「じゃあ、すぐにいきましょう。」
「お金はあるの?」
「ありません。(にこっ)」
「借金ね。」
冒険ギルドまでやって来て、薬草回収の
高めのものを探したが、よくよく考えてみれば、
お金の単位も分からないし、相場も
わからない。
「そういえば、お金の単位ってどうなって
いるんですか。」
「あんた、今までお金使ったことないの。」
「いや、そういう訳じゃないけど...。」
「まぁ、貴方だものね。いいわ、教えてあげる。
銅貨<大銅貨<銀貨<大銀貨<金貨<白金貨の
順で大きくなるわ。銅貨から銀貨が百枚、
銀貨から金貨が百枚。金貨から白金貨が百枚。
大銅貨は銅貨の五十枚分で、大銀貨は
銀貨の五十枚分よ。」
「じゃあ、どの依頼がいいんですか。」
「これね。」
といい、彼女は
薬草回収
サビ森の手前にあるサビ草を十束
銅貨二十枚
余分にとった束、一つにつき銅貨二枚
期限は依頼を受けてから三日以内
と書かれている。
「え、安くないですか?」
「あんたねぇ。戦えないんだから、危険な所に
行く必要はないし、この依頼は追加報酬も
もらえるから実際の利益はあまり変わらない。」
「あぁ、なるほど。じゃあ早速いきましょう。」
「まだ行かないわよ。」
「え、何で?」
「あなたの装備を買っていないし、
適性特技も教えてもらっていないわ。
だから、今日はそういうことをするわ。
あぁ、安心して、お金は全額貸してあげるから。」