表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
主人公素質がない人の異世界暮らし  作者: あめみや
第六章 第八次世界大戦
82/92

「おい、今、思ったんだけどよ。」


そう、思ったのだ。


「対戦相手がまだ決まってなくね?」


この場にいるのは、俺、柊、クロノとそして、

レナさん、中井だったかな。


「そうだ、柊。お前、絶対分かってただろ。」


「そうよ、カズ、クロノ。」


忘れられていた二名が文句を言う。


「そんなことはない(ぞ)。」


ついつい、柊と被ってしまった。


「まぁ、いい。この場の全員で

いいだろ。」


柊はそう言う。そして、それに対して

俺はこう返事する。


「それはいいんだが...。ーーーーいいか?」


「「は?」」


は?それはこっちのセリフだ。聞こえないとか。

仕方がない、もう一度だけな。


「だから、トイレ行ってきていいか?」


トイレに行きたかったんだもん。思わんか、

物語でトイレ行く奴、全然いないよ。


「お、おう、行ってこい。少しぐらいなら

時間は稼げる。」


クロノがフォローしてくれるっぽいです。


「いや、別に止めないから行ってこい。」


柊もどうやら、襲う気はないようだ。


んじゃ、遠慮して...。


と、まあ、汚い話はこれぐらいにして、


「じゃあ、やりあいますか?」


ってことで、やりあわないといけないのか...。


こんなときは、先手必勝!?

と言わんばかりにクロノが武器を放つ。


「はぁー。」


柊に放たれた武器は柊のため息と共に

軽く払われる。


「終わり?」


「まさか。まだまだあるが?」


クロノも想定内だったらしく、武器を

作り出しては放ちを繰り返す。


だが、それも柊は払い地面に落としていく。


「困ったな、これは一発打っとくか。」


どうやら、クロノもここまでは想定外ように

みえる。そして、術の発動し時間をかける。


「さて、どんなのが飛んでくるかな?」


「おい、柊、今ならやれるぞ。」


「いいんだよ、相手の全力を真正面から

受けとめ、拒絶する。最高じゃないか。」


「チッ。」


柊は次の技を楽しみにしているようで

中井の発言に耳を傾ける気はないようだ。


「あの世でその決断を後悔しやがれ。

《神槍 グングニル》」


まるで、時空の切れ間とも言えるだろう

ところから槍が出てくる。


それは、薄い緑色に光輝き、そのまま

柊の方へと飛んでいく。


「《神槍 グングニル》は俺も出来るんだよね。」


すると、柊の方にも時空の切れ間ができ

中からまたも薄い緑色に光輝く槍が出てくる。


その槍は飛んでくる槍に向かって飛んでいき、

やがて、その二つは衝突した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ