表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
主人公素質がない人の異世界暮らし  作者: あめみや
第六章 第八次世界大戦
79/92

一騎討ち ガレン

遅くなってごめんなさいです。

健治と博士との決闘が始まるのと同じ時刻。


ガレンと沖は森の中にいた。それも森の中であれば

広いであろう、拓けた所ではあるが。


「さてさて、お前とまた戦えるなんてな~。

楽しみだよ。今度は負けないけどな。」


「はぁー。この前、俺に負けたろう。

ガレン、お前馬鹿なのか?今回は

前回ほどは時間はかけないからな。」


つい最近、戦ったというよりついさっき。

前回の場所とおなじなうえで。


「無駄話はこの辺にして、やりあおうか?」


「さっさと終わらせるけどな。」


その瞬間、ガレンと沖はほぼ同時に

飛び出す。


そして、手始めというべきかどちらも拳を

つきだす。その拳は若干ではあるが、ガレンの方が

僅かに早く届く。


「くっ」


その拳は、沖の顔面の頬をとらえた。が、

沖も並大抵の反応速度ではない。瞬座に判断し、

全ての力、全身神経を回避に回す。


そのまま、やや強引に回避した拳ではあったが

沖もガレンに一発かましてやろうときつく

握りしめた拳を前に突きだす。


そのカウンターとも言える拳はガレンの体

に吸い込まれていくように見えた。


ガキンッ。


そんな音と共に沖のパンチは弾かれ、

二人してその場を離れる。


「あ?どうなってやがる。」


「惜しかったな。まぁ、この前のは全然本気じゃ

なかったってことだ。覚悟はいいか?」


その言葉を聞いた時に沖は若干身震いを

したが


「へっ。楽しくなってきたじゃねぇかよ。

やっぱ人生はこうでなくちゃな。」


そのまま口に笑みを浮かべると、

岩の固まりを作りだし、

ガレンに放り投げる。


ガレンは、というと全く同じ岩の固まりを

投げつけ相殺をし、そのまま歩みを進み始める。


「全くつまらん技を使いやがって。

俺は本気でやるったよな?

んで?もういいか?」


「やるんだったら早くやれよ。え?

それともできないのか?油断していると

相手にやられるっつうのは定番だぜ。」


その言葉と共に沖の周りには岩の固まりが

たくさん集まってくる。その岩を躊躇なく

ガレンに次々と投げつける。


しかし、ガレンは歩みを止めることなく

手で弾き一歩一歩近づいてくる。


「おいおい、まるで正義と悪が逆転している

ようじゃねぇか?まぁ、いいけどよ。」


「そんなことあるかよ。って!?」


そんなときガレンの足元が急に泥沼に

変わった。


「だから、言ったろ。さらに...。

重力グラビトン五倍》でどうよ。」


さらに、ガレンの身体に五倍の重力がかかり、

ガレンの身体はどんどん沼の中に沈んでいく。


「また、この前のか?相変わらず意味の

分からない技を使いや...。」


最後まで言うことはなく、ガレンは

泥沼の中に沈んで見えなくなった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ