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一日目終了(レナパート)

レナの一日にしてみました。

「すみません。ギルドってどこにありますか?」

と、私はちょっとゴツめの見るからに冒険者に

道を訪ねた。

「あぁ、嬢ちゃんギルドだったらそこの道を

左にいけば大概のギルドはあるぜぇー。」

「ありがとうございます。」

と、立ち去ろうとしたその時だった。

「おい、ちょっと待てよ。人助けをしてもらった

のにお礼の一つもないんか?」

「ありがとうございます。と、お礼をしたつもり

でしたけど。」

「そんなのはお礼なんていわねぇよ。いいか、

誠意を見せろ。ちょっとお金をくれるだけ

いいんだ。」

「何よ、ギルドの場所を聞いただけじゃない。

なんで、お金を渡さないといけないの、よ。」

と、言って目の前の男をメイスで殴ってやった。

ガンッ。いい音。すると、男は立ち上がり

逃げ出してしまった。あいつは自分よりも

弱そうな男に突っ込んでいった。

(流石に不味いわね。)

「なんで、まわりの人に突っ込んでんの、よ。」

と、今度は立て続けに男の頭を三回殴ってやった。

ガンッ。ガンッ。ガンッ。

(こいつ、いい音ならすわね。頭の中が空なの?)

「悪かったわね。一撃で落とせなくて、

突っ込ませてしまって。って、左手折れてる

じゃない。」

「あぁ、これはちがっ。」

弱そうな男はそう言うが、私は、

お構い無く、

「ヒール。ついでに私もしないと。ヒール。」

「ありがとうございます。」

(さっきの男みたいにふっかけてやろうかしら。)

「お怪我でもしたんですか?」

(やっぱ、やめた。良い奴ね。)

「あぁ、私からだあまり丈夫じゃないのよ。

さっきメイスのせいで、指の二、三本ね。

あなた、身なりがここら辺では見ないけど、

何しにここにきたの?」

と聞くと、遠い方からきたらしく、身分証を

作りにきたと言う。

(でも、ここも十分王都からは遠いのよねぇ。

まぁ、丁度いいし、一緒にギルドまで行こうかしら。

相手の名前は... そう思い出した。タニハラ

カズオとか言ってた。)



ギルドで登録が終わって、別れようと

していた矢先だった。


「もう、疲れたから依頼は受けないとして、 レナさんはどうします。できればこの世界の仕組みや

おすすめの武器などいろいろ教えて欲しい のですけど...。あと、お金を貸してもらいたいのですが?」

(この世界ってどういうことよ。しかも、初めて

あった人にお金を貸して?って...。まぁいいわ。

踏み込んでもらいたくこともあるでしょ。

それにしても、ここは男臭いわね。)



外はもう日が傾きかけていた。

「さて、どれくらいのことを知っているの? さすがにこの世界が四つの島からできている のはわかるでしょ。」

..........。沈黙。

ったく、面倒ね。



島についてあらかた説明は、し終わったので、

お金を貸して、解散することにした。

(こいつ、何も知らな過ぎるわ。よく今まで

生きてこれたわね。)

「今日もたくさんけがしたなぁ。

三十回くらいかな?ヒール。」








次の話はどうしようかな。

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