○神と時の部屋
短めですが本日、二つ目の投稿だぜ。
「あぁーもう。あいつら、絶対に殺してやる。」
ラミルが頭をボリボリかきむしりながらめちゃくちゃ
怒っている。ここまで怒っているのは、
たぶん初めてだろう。
「こうなったら、全ての国に伝えるのはあいつに任せようかしら?でも、あいつ相当の面倒くさがり
なのよね。でもこいつらも育てなきゃ行けないし
あれを使おうかしら?むしろ使わなきゃ勝てない
可能性の方が高いわよね。」
なにやら、ぶつぶつ言ってはいるがここで反応
したら、なにされるか分かんないしな。
「あなたたち、強くなりなさい。そして、
あのバカ共にきついお灸をそえてあげなさい。」
おいおい、それは無茶ぶり過ぎるだろ。流石に
一ヶ月やそこらで対向する手段を探すのは
辛いって。ドラ○ンボールの精神と○の部屋でも
ない限り。
「あなたたちの言いたいことはわかるわよ。
だから、今は付いてきて。」
気付くとラミルの目の前には大きな扉がて出来ていた。すると、ラミルはその中に直ぐに
入っていった。突然すぎて誰も反応できず
突っ立っていると
「ついてこいって言っているでしょ。いつまで
そこに突っ立ってんの?早く。」
しぶしぶついていく、扉をくぐるとそこには
ひたすらに白い空間。もやがかかっているような
雲の中にいるような?感じだ。
「ここは、私たち、堕神のすむ世界。
信じられないかもしれないけどね。事実よ。」
確かににわかに信じることはできない。
が、よくよく見ると他にも人がいるようだ。
もっとも、ラミルの言っていることが本当だと
するとあれは堕神ということだが。
「それでここになんで連れてきたんだ?」
当然の疑問である。
「強くなってもらうのよ。スミルがいなければ
なんとかなるかもしれないけどね。いる状態では
なんともいえない。勝率は三分も行けばいいぐらい
かしら。」
う~ん。事実であるだけに余計に悔しい。俺なんか
戦力にならないからな。
「皆には合わせた練習相手を用意してあるわ。
これから一ヶ月しっかりとしごいてあげるから
覚悟しておきなさいね。」
前回天界に戻ったのはこれの準備
だったのだろうか?
「あぁ。それともう一つ言うことがあったわ。
一ヶ月っていったけど、ある部屋に入ってもらう
から実際には一年ってところかしら。」
精○と時の部屋来たぁぁぁぁ。狙ってただろ。
絶対狙ったべ。おっと、俺らしくもない。
「健治は、堕神一の剣の使い手、アレスに。」
「アレスだ。昔は自分でいうのもなんだが
強かったぞ。一応今も特訓はしているけど
腕は大分堕ちたがな。堕神だけに。ガハハハハ。」
第一印象は、気のいいおっさん。ふざけていて
強そうには見えないがその闘気から相当の
強さが分かる。筋肉もしっかりとついている。
「舞は、元々守護神だった、レイに。」
「レイよ。貴女が私の恩恵を受けたのね。
私の恩恵を受けたからには、その力をマスター
してもらうためにバシバシしていくわよ。」
綺麗な長髪の似合う伸長の高い女性。
口ではきついことを言ってはいるが恐らく、
半分本気で半分冗談なのだろう。
「それでカズはわたしね。」
は?ラミル、マジで言ってんの?俺死んじゃう。
「大丈夫大丈夫。あんたの才能の無さは
分かってんだから、違う才能。あんたは危険察知能力
が一番高いんだからそこを伸ばすために...。
私の技の餌食になりなさい。手加減はするから。
死ぬか死なないかのギリギリぐらいまで、だから死ぬなんてないない。」
恐い恐い恐い。特に顔、顔。絶対ストレス発散に
使おうとしてるって。今すぐ逃げ出したいです。
「よし、早速やっていくわよ。」
ちょっといまからか。もう疲れた。休みたい。
「待て。話せばわかるって、な。な。」
必死に懇願してみるがどうやら無駄のようだ。
俺が一ヶ月後生きていますように。