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主人公素質がない人の異世界暮らし  作者: あめみや
第六章 第八次世界大戦
59/92

決闘

よし、書いた。あ、当たり前か。

さすがは王都と言うべきか、宿屋の設備は

とても良かった。最初は王城に泊まれるかな?

なんて考えていたけど、まぁあり得ないよね。


それで、王城に比較的近かった宿屋に泊まることに

したのだがなかなかいい設備でびっくりした。


何がいいか?まず、飯がうまい。次に

寝こごちがいい。ん?簡潔すぎたか?


到着して最初に夕飯を食べることにしたんだが

まあ、異世界だから仕方ないかもしれないが

酒場のようなところが食べるところだ。


少し残念だったがそんなこと無視して

飯が旨かった。グランブベアを食べたことが記憶に

新しいがそれなりに旨かった。舞も健治も

とても旨そうにしていて安心したしな。


腹一杯になるまで食べて、部屋に案内されたわけ

だったがベットはフカフカ。ん?違うか。

布団がフカフカだ。しかも......。枕が

自動調節機能がついてるだかなんだかで

頭をのせるとその人のベストなところで

ベストな柔らかさになるというとても画期的な

ものだった。


なにがすごいって、ここは異世界だぞ。

地球に勝ったんだぞ。もうこれは学会に報告もん

だぞ。まぁ、報告できないけど。


勿論、宿の代金は高かったぞ。詐欺か、っていう

くらいに。聞くところによると、

貴族なんかが常連さんらしいから

当たり前の値段ではあるかもしれないが。


と、そんなことよりだ。用意が出来たと言うから

王城に行ったんだけど


「用意は終わりました。ですが一つだけ問題が。

あなた方が嘘をついていないかということ。

それと、実力があるのかとということです。

ギルド長から話を聞いていますので、疑っている

訳ではないのですが...。やはり、納得しない者も

居てですね......。」


と、昨日の女性のほうが申し訳なさそうにそう

言ってくる。どうやら、男性のほうは疑っている

ほうのようだ。


まぁ、そりゃ、そうだわな。得体の知れないひとが

急に変なことを言ってくるんだもん。俺だって

警戒はするよ。でも、意外と遅かったな。


「それで、あなたたちが信用に値するか

手合わせをお願いしたい。」


今度は男性のほうが話す。こっちはヤル気が

満々のようだ。


あぁ、いいぞ。受けてたってやるぞ。


.......健治が。


当たり前当たり前。俺がやるなんてそんなこと

遠慮しときますよ。そうだ、これを機に

健治、俺と主人公代わんね。


健治とアイコンタクトを取ると、ため息をついた

あとで、


「わかりました。それで、納得して

いただけるなら。」



さーて、始まります。

健治VS...名も知らない兵士A


「それは失礼だよ。」


あれ?声に出てた?


「手加減はしないからな。実力を知るために。」


兵士Aがそう言っている。俺らの側には

あの女性が。回りには野次馬と兵士たち。あと

お偉いさん?そんな中、女性が聞いてくる。


「本当に大丈夫何ですか?あの人はあぁ見えても

上から数えて片方の手には入る実力者ですよ。」


「まぁ、多分大丈夫ですよ。」


心配はどっちかと言うと兵士Aに言ってあげて

もらいたい。健治はあれでも強いからな。


「は、始め。」


んー。なんか締まらんがいいか。


兵士A、もうAでいいよな。それで、Aは

様子をみるように盾と剣を構えて冷静に

分析をしている。あと、この模擬戦は木の装備での

戦いになっている。


そろそろ、健治が動きを見せないからAのほうが

動いた。予想よりは速い。素早く健治の後ろにまわり


「もらったー。」


当然、健治も反応しているわけであっさりと

剣で受け止める。そのあと、小さめの剣を

取りだしAに向かって投げた。


勿論、盾で防ぐがその時には健治が既に後ろにまわり

首の所に剣をたてている。


「参った。」


Aは素直に敗けを認めた。


「君たちの実力は分かった。認めざるをえない。

それで、派遣の話なんだが。」


「はい、その話なんですが。廃屋のほうには

俺が行きます。王都のほうは被害がでるといけない

ので舞ちゃんとカズを。あとは、そちらで

人員の配置をお願いします。早速ですが

もう少ししたら行動に移りたいと思っているのですが

大丈夫ですか?」


え?聞いてないけど。


「大丈夫です。直ぐに人員配置を完了させます。」


健治がこっちに振り向いて、これでいいんだろ。といった顔でみてくる。べつにいいんだけどさ。

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