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主人公素質がない人の異世界暮らし  作者: あめみや
第六章 第八次世界大戦
54/92

被害

本当に自分の文章力に絶望してきました。

ラミルが準備のために消えてから三日間は、

特になにもなかった。動きがあったのは、

四日後のことだった。


獣人族のテリトリーであった獣人の村が二つ。

人族のテリトリーであった人の村が三つ。

そして、魔族のテリトリーである村が一つが

壊滅したことが分かった。幸いなことに死人は

でなかった。そもそも四日後の昼前に同じような画面が上空に現れ、奴等が報告してきたのだ。


「よう、調子はどうかな?さて、率直に話そう。

もう六つほどの村を破壊した。諸君らは、これから

どうするのかな?」


世界大戦が大きく世界を変えた。今までにも

世界大戦はあった。が、ここまで早く動き、被害が

大きいのは初めてだった。


それに便乗して村を破壊して回る者など世界の

終わりを悲観して、暴動などの事件も起こった。

勿論国では、対策を立てようと躍起になっていたが

その数はすでに国一つが頑張ってもどうにも

ならない状況になっていた。


カズたちがまだ何も起こっていないと思っていた

のは、あくまで思い込み。

すでに戦争は始まっている。悪の野望アビスアンビシャスの全貌はまだ誰もわかっていない。


それで諦める人類ではない。共通の敵のいるとき、

その時にはどんな種族も手を組み、その困難に

立ち向かうのはすでに歴史が証明している。


この頃にはすでに人族、獣人族、魔族が

集まって会合を開いて、対策法を練っていた。


結論はでた。が、それはとても曖昧な物であり、

王が下したとは思えない。


それは...各自でいんじゃね。


ふざけているわけではない。実際問題、

その島ごとに均等に被害が出るような魔物の配置が

されている以上、どこかの島に応援をおくるなんて

ことは出来ない。只でさえ、自分の住んでいる

島すら解決出来ていない。


だから、こうなった。いや、こうなって

しまった。少し、あとほんの少しでもましな考え

があればこれほどまでの被害を出すことは

なかった。だからといってこの選択はいいほうで

はある。まぁ、もっとも誰もこの時点では

予測出来なかったのだが。

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