次の手
一回書いたのがぶっ飛びました。
「少しやり過ぎなんじゃないか?博士?」
柊が博士に向かって、少しきつく
話している。場所は以前、会議を行っていた
場所である。
「そんなことあるかもですね。仕方じゃない
ですか。おもちゃを使って実験をするのが
科学者ってもんでしょ?見ました?あの傑作。
魔物を殺しているようで実は同胞を殺して
いるって、最高ですよ。」
そんな中、いかにも家事が出来、いい嫁に
なりそうな女の人、高沢が紅茶が運んできた。
「まぁまぁ、そんなことより、紅茶飲みません?
新しい配合を見つけたんですよ。」
置かれた紅茶を飲み干した博士は、懐から
書類を取りだし、とはいっても一枚の紙なので
書類というよりかは、書といった感じだが...。
「まぁ、それについてはこれにまとめてあるんで
目を通しておいて下さい。でも、まだ実験体の
処分はまだ終わってないですし。」
「良いよな。暴れることができて...。俺なんて
アジト探しだぜ。俺なんて...。俺もダメか?
おい、柊、どうなんだよ?」
椅子に座って、コーヒーを飲んでいた陵介が
柊に問う。
「そうだな...。仕事はもう終わったんだろ?
博士と一緒なら許す。博士のお目付け役も
かねてな。」
「いいのか?おい、博士。どうすんだ?」
「えぇ。どうしましょうね。そのまま送っても
すぐにイレギュラーが片付けてしまうんですよね。
まぁ、片付けて貰えるのはうれしいん
ですけどねぇー。」
そう言ったあと、紙にメモをし始めた。
「じゃあ、手間は掛かりますけどこれで
行きましょうかね。」
博士が陵介にメモを向け、そう言った。
「へえー、面白いな。うん、これで行こうぜ。」
「そうと決まれば準備を始めましょう。」
博士と陵介が出ていき、その後も柊らが
出ていき部屋の中には誰もいなくなった。