大会二日目 午前
もう私は決めたんだ、せめて、せめて二日以内には
一話を書き上げると。
大会二日目。
闘技場には、八人の決勝トーナメント進出者が
集まっていた。どうやら、くじ引きで順番を
きめるらしい。
決勝トーナメント進出者は
・健治
・舞
・和男
・ジェイサー
・ガレン
・サリー
・トナー
・アラン
の八人でくじ引きを引いた。その結果が
まえにある電光板に表示された。
第一試合
ケンジvsジェイサー
第二試合
マイvsガレン
第三試合
サリーvsトナー
第四試合
ケンジvsアラン
といった感じだ。
そして、早速第一試合が行われた。
「ダークホースのケンジと今大会で三回目の
挑戦、筋肉が取り柄のジェイサー。(筋肉いうな)
まぁ、ジェイサーの戯れ言はおいといて、
始め。」
始めの合図とともにジェイサーが突進を
健治めがけてやってきた。
それを、ヒョイと避けると...
「第二剣技《乱舞》」
と無数の斬撃がジェイサーを襲い、
ジェイサーは倒れた。
「またもや、美しい剣技で対戦相手を下した
ケンジ選手準決勝に進出です。それでは
どんどん行きましょう。第二試合、
かたい守りで相手をよせつけなかったマイ選手
と何とも不思議な技で一瞬にして予選を突破した
ガレン選手の対決だ~。」
といわれ、舞とガレンが闘技場のほうへ
やってきた。舞はガレンを警戒し注意深く
なっているが、ガレンのほうはというと
興味がなく、こんなものくだらないといった
顔をしている。
「それでは、始め。」
ガレンは予選と同じようにパチンッ、と
同じように鳴らした。それと同時に
舞も技を使っている。
「大結界」
ガレンの攻撃は予選とは違い、舞の守りに
よって弾かれている。
ガキン、バキン、ドカン。
舞の作り出した結界に当たって爆発
している感じだ。
「こんな大会にも歯ごたえのあるやつが
いたようだな。この技だけで優勝するつもり
だったのだかな。」
と、ガレンは言うと
「瞬間移動」
ガレンがその場所から消え、舞の張っている
結界の外側に出てきた。
「あなた、お兄ちゃんと同じ技をつかうのね。
でも、私の結界には私の許可を持っている
人しか入れないよ。」
チッ。ガレンが舌打ちをし、不機嫌そうな
顔になった。
「面倒臭くなってきたな。さっさと
片付けるか。」
ガレンはしてな何もないところから
長めの剣を取りだし、
「空間斬り」
何もないところを斬る行為をすると、
まさに空間が切れた感じだ。
「な、なにが起こったんだ~。ガレン選手、
謎の技で空間を切ったのか~?」
そして中に入っていったと思えば、
舞の目の前に出てきた。舞の結界は張り続けて
いるはずなのに...。
「な、なんで?」
「自分の守りを過剰
評価し過ぎだ。《ザンテツケン》」
「くっ、まだ負ける訳にはいかないの。
《武器断絶空間》」
バチッ、電流が走りガレンの持っていた剣が
手から離れた。
「なかなかしぶといが...。その判断は悪手だな。
あまり使いたくはなかったんだかな。
《マインドコントロール》」
といって舞に触れると、舞の目の生気が消え
舞は手を挙げてこう言った。
「参りました。」
そして、その場に倒れ込んでしまった。
「決、決勝トーナメント二試合目は、
不思議な技で鉄壁の守りを抜いたガレン選手の
勝利です。三試合目以降は午後からと
なります。」




