悪の野望
遅れてしまいました。(てへぺろ)
カズたちがそんな会話をしている時、
また男たちは会議を開いていた。
「それで、次はイレギュラーの経過報告か、快。」
「報告します。イレギュラーたちは、魔の山に入って
行った模様です。ただ、不自然なのは町中で
帰ってこなかったら死んだものとしてくれ。と
言って回っていたことです。今のところ目的や
動機は不明です。」
「そうか。確かに不自然だな。なにか用が
あるのか、それとも...。まぁ、いいとしよう。
それよりもあの計画の方が重要だ。」
「では、イレギュラーはどうするのですか?」
「魔の山の監視をあと一週間し出てこない場合、
監視を止める。頼めるか?快。」
「仰せのままに。」
「では、次だ。計画の進行具合はどうだ、博士?」
「順調以外のなにものでもありませんよ。サンプル
がもっと多ければなぁ。」
「今いる人で我慢しろ。それよりも、順調と
言ってもどれくらいなんだ?」
「第一段階、魔物化は成功したんですがね、
しかし、第二段階は
意識を飛ぶものが多く、ほとんど処分ですよ。」
「そうか。その調子で進めてくれ。」
「もちろんですよ。」
「では、次の議題に...。」
男が次の議題に移ろうとした時だった。
バンッ。扉が大きな音と共に爆ぜた。
「おい、いい加減扉を壊すのは、止めろ。沖。」
「まあまあ、圭さん。沖さん、お茶とコーヒー
どっちにします。」
「悪いね、高沢さん。コーヒーを頼むわ、
いつも通りので。」
「まぁ、いい。丁度いい、沖が次の議題の中心
だったからな。」
「ん、俺か?」
「新たなる隠れ家と物資の調達を頼む。
場所は、 サバン島とバロール島に。
得意だろ。」
「良いけどよ。俺も高橋みたいに遊びてぇな。」
「ならば、次からは遅れてこないように
するんだな。」
「へえへえ。」
そして、一息ついたあとこう言った。
「我々、悪の野望の
目的は、このつまらない世界でも楽しむことだ。
それを実現するために何でもするし、邪魔を
するものは片っ端から殺す。それが神で
あってでもだ。では、この辺で今日は終わり
するか。」
なめた真似してすいません。
許してつかぁさい。




