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いざ、討伐

その日の朝はいつもより早く起きることができた。

正直なぜなのか自分でもよく分からない。

ただひとつ言えるのは初めての魔物討伐には

もってこいの天気で、モチベーションも

最高というくらいだ。


そんな天気のなか、ひとりおれは

サビ森まできた。


「とうとうきたな。」


目の前にいるレッドリザードは六匹。


(この前は七匹だったはずだが?)


そう、一匹足りないのだ。だが、だからといって

引き下がれるほど俺という人間は

うまくできていない。


俺は主人公素質がてんでない。昔も今もそして

これからも...。だから、作戦という名の

悪巧みや不意討ち、ずるもするつもりだ。


お前はそれでもち〇ぽついているのかと

言われるかもしれないが命には変えられない。


まず、不意討ちで一番強いやつを殺す。

そのあと、一番弱いやつを拘束し、

他のやつらも殺し、仲間との絆が発動した

レッドリザードを殺す。


おおざっぱに言うならこんなものだ。

話は少し変わるが、武器生成では

落ちているものでも大丈夫だった。つまり

砂でも好きにいじれるっぽい。


そこで前もって準備はしてきた。

あとは、やるだけだ。


今、レッドリザードはウサギやリスなどの小動物

を捕まえて、補食している。食べている間は

無防備になる、これはじいさんから聞いている。

やるなら今しかない。


俺は亜空間から鉄を取りだし、あるものを精製した。

切れ味がよく、ただ長いだけのパッとみ、物干し竿

のようなものが三つにわれたものだそのあと、同じく亜空間からとりだしたバケツの中に砂をいれ、

準備は完了。


言うのを忘れていたが、適性のほとんどない俺だが

投合補正をかける技があると、じいさんが

見抜いていたのだ。まぁもっとも回数制限は三回と

レッドリザードの全滅までは持っていけない。

短剣は腰に三本吊り下げてある。


「さて、やるか」


まず手始めに一番強いやつに短剣を投げた。

そのあと、亜空間から取りだしておいた鉄の網を一番弱いやつに投げると、流石に異変に気づいた

レッドリザードが四匹かかってきた。ここまでは

予定通り。


次に来る奴らに向かって、砂の入ったバケツを

空中に放り投げてやった。近かった二匹は砂の

餌食となり、目がみえなくなり、じたばたしていた。

その二匹は物干し竿で一閃し、次に近いやつに

向かって投合する。


すると、残りの一匹はびっくりして止まるわけだ。

そこを瞬間移動で後ろに回り込み、もう一本の

短剣で殺すわけだ。あとは、仲間との絆で

強くなっているレッドリザードを殺すだけだったが...


「なぜ、発動していない?まさか!」


その一匹の喉を掻ききった瞬間、何もないところ

から、仲間との絆が発動済みのレッドリザードが

襲ってきた。


「グギャギャ。」


間一髪だった。咄嗟に出した物干し竿で防御が

できていなかったら、体がスパッといって

いただろう。だが、運が良かった。防御したところが

三又のところで、レッドリザードは逆にスパッと

いき、討伐完了?


レッドリザードの証明部位は特徴的な牙だ。七匹から

牙を回収をしたところまでは順調だった。


「さて、帰ろ帰ろ。」


「ちょっと待て。」


そう、順調だったのは終わってしまった。

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