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異世界にもリア充は割と身近にいたようだ。

前回のあらすじ ジョンとジェームズと私

ジョンとジェームズが縁の名前を聞いてないことに

気付いた時、二人と別れた縁は建物の外へいた。



「ここがウォーレンか………すごいな」



これはテンションがあがるとかじゃなくて

ただただすごい。日本とは全然違う………



建物はまるでテレビで見た中世のヨーロッパのような街並みだし

目に入る人はすべて髪の色がカラフルだし犬耳や猫耳の獣人だっている

本当に異世界って感じするなぁ



あ、あんなところに猫耳のマッチョな男の獣人もいる………絶対、面と

むかって話すと笑っちゃうよな………ぶふっ!



ちなみに異世界にも猫のような魔物もいて猫耳でマッチョな獣人の

猫耳について言うとぶっ飛ばされるので気をつけた方がいい。



あと縁は気づいていないが彼は気絶したおかげで

いわゆる異世界テンプレで街に入る前の



「お前身分の証明できる物はもっているか?」



「へぇ、あっし道中に魔物に襲われて荷物を落としてしまい

身分を証明できないんですよ………ぐへへっ」



「………おい、誰かこいつを牢屋に案内しろ。」



「え、待ってくだせぇ。ちょっ、ちょっとおい放せ!あっしが

何したっていうんだぁ!!!」



みたいな会話をしなくて済んだのだ。まぁこれは

ジョンとジェームズがお人好しだったからなのだが………



「よし!とりあえず歩くか」



そんなことに気づくはずもなく縁はウォーレンを歩いて行った……







ーーー






しばらく縁は歩いたのだが気づいたことがあった。



「ギルドの場所が分からん………」



そもそも初めて来た街で場所も聞かずに目的地に行くって

難易度たかすぎんだろうがぁぁぁ!!!



そう縁は逆ギレしていた。ジョンとジェームズに聞けば良かった

と言うことにはもちろん気づかないが。



「あぁ…どうすればいいんだよ。とりあえず誰かに聞いてみるか……」



縁はそういって周りを見渡すと人の良さそうな犬耳のおばさんに

優しそうな顔の老人に露出の激しい服を着た戦士風目つきの鋭いの美女がいた。



「………あ、あの〜すみませ〜ん!聞きたいことがあるんですけど!」



縁は速攻で目つきの鋭い美女のところへ走って行った。



「……………なんだガキ、私になんかようか。」



こ、こわいなこの人………でも綺麗だなぁ〜



「おいガキ、何の用だと聞いているのだが」



「はっ!すいません。あのギルドの場所を教えて欲しいんですけど………」



「ギルドと言うのは青鳥の幸羽でいいのか?」



「は、はいそうです。」



「………ついて来い。」



「え!ちょっ、ちょっと待ってください」



よっしゃあ!よく分からないけど綺麗な人に

ギルドに連れてってもらえるぞ!



そんなことを思いながら綺麗な人と一緒に歩いて行った。

縁は異世界に来て性格が残念になってしまったようだ………







ーーー







縁は声をかけた綺麗な人と歩いていたら突然

話しかけられていた。



「………おいガキ」



「は、はい、なんでしょうか」



やばい、ちょっとどもってしまった………うん仕方ないな

綺麗な人に話しかけられたらこれが普通の反応だ。



「………お前なんで青鳥の幸羽へ行くんだ?」



唐突にそんなことを聞かれたものだから縁は

ちょっとテンパっていた。



なんでって………そう言われたらテンプレだからとしか

言いようがないんだけど、う〜んここはとりあえず



「知り合いが青鳥の幸羽にいるからです。」



俺がそう答えると綺麗な人は



「知り合いがか………そいつはなんていうんだ?」



と聞いてきた。あれ?兄貴って言ってたから名前わからないぞ!?

確か爆鬼って言われているって言ってたけど………



「え、えっと〜確か爆鬼って言われてるみたいですけど………」



「………っつ!!!アビスさんと知り合いなのか!?」



そういって綺麗な人は俺の肩をブルンブルン揺すって来た

俺の肩を揺するせいで胸もブルンブルンに揺れている。



「ほ、本当ですよ!とりあえず落ち着いてください!」



「………はっ!すまない、つい興奮してしまった。」



いえ、それは僕の方です。



「………そう言えば紹介がまだだったな私はサラ・ロックベルだ。」



「僕はエニシ・キラと言います。よろしくお願いしますサラさん。」



兄貴本当にありがとうございます。兄貴のおかげでサラさんと

知り合えました。



命の恩人の名前も忘れていたのに縁は現金な奴だった………

だが縁は疑問も感じていた。



あれ?兄貴ってそんなにすごい人なのか?



「サラさん、兄貴………じゃなくてアビスさんはそんなに

すごい人なんですか?」



俺がそう言うとサラさんは驚いたようで俺に喋りかけてきた。



「………エニシは知らないのか!?アビスさんは青鳥の幸羽の

正規メンバーでかっこ良くて私の憧れなんだ………」



そう言うサラさんの目はキラキラしていた。



かっこいい…憧れ…ナニソレ兄貴強いうえにモテるの……なんだよ

なんだよそれ………理不尽だろおがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!



さっきまでの感謝を忘れ縁は元の世界のリア充のことを思い出しながら

心の中で叫んでいた。それはもう大声大会で優勝出来るくらいに………


久しぶりの投稿です。

夏休みなのでこれから毎日投稿じゃぁ!!!

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