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「誰か」の理想郷  作者: ナキタカ
番外編
42/46

【番外編】活動日誌 当番:海部(一回目)


活動日誌 ○月△日×曜日 担当:海部 天気:晴れ


活動内容及びその反省点


――――――――――――――――――――――――――


ここまで書いて結城と一ノ瀬に見つかって書き直しって言われた

いや、こういうことはしっかり書こうよ皆…だから私だって良いって言ったんだし


まぁ、予想はしてたさ、予想は!


まぁ、ここで一人で嘆いたところでいまさらどうしようもならないので

と思ったけど、逆に難しいな、今日何かあったっけ?





そうだ、高校生だから仕方ないとして虫に弱すぎる女子多いね?私が変なだけ?


今日、部室にちっさい5ミリくらいだっけ?まぁそんくらいの黒いクモ出たよね?

しかも京くんと悠斗、塾だからって早く帰ったからつかめる人が…ね

いっつも京くんが何とかしてくれてたし、私もさすがに触るのちょっと苦手だしね


最初に見つけたのはわたしと結城、塚本と宮内が気づく前に外に出さないとな~って思ってたんだけど

結城も直つかみはアレらしくて、私がとりあえず手に閉じ込めた


のはいいんだけど、両手で閉じ込めたから私手がふさがって窓開けられなくなって…


「ねぇ、開けて?両手がふさがってて…」

「…いいか、絶対出すなよ?絶対手から出すなよ!?」


って結城が念押すから、私も手に力入れて飛び出させないようにしてたんだけど

…隙間から出てきた


「出すなって言っただろ!!」


って言いながら結城は逃げた、結構本気トーンでびっくりした


「ゴメン、私も抑えてたんだけどさ、まぁちょっと待って、すぐ捕まえるから」


笑いながら返したんだけど、クモ、ピョンピョン跳ねてなかなか捕まらなくて

…運悪く、宮内のとこ、行って、腕に


「@%#$×※л●ΦΨ!?」

「ちょ、舞ちゃんどうしたの!?ってクモ!」


うん、事故だったんだ、塚本その声で気づいたみたいで逃げてたし

とりあえずなんか面白かった(お化け屋敷のこともあったからちょっとざまぁみろとも思った)

でも泣かれたらどうすればいいかわかんないから助けに行く


「うで!うで!早く!早く!」

「わかったから落ち着け…ほら…怖くないから…」


宮内に涙声でせかされて余計に掴めなくなって相手をなだめて言う

で、今度はしっかり右手に包み込んで窓際に行く

けどちょっと隙間から抜けて自分の服にクモ飛び込む


「どこ行った?」

「海部さん!服!服!ちょっと模様みたいになってるから!」


塚本が声を上げるからそっちのほうみたら宮内避難してた

で、自分は服見たらそこにいたからまた右手で捕まえて窓から外に放り投げた



「…信じられない信じられないなにやってるのわけわかんない」

「もういなくなったから、あとその変な人見る目で私を見るな」


宮内に早口で顔を横に振りながら言うのにちょっとショックだった

だってクモじゃん、かわいいじゃん、たかだか5ミリだし

って言ってみたら


「「「かわ…いい…?」」」


ってなんか三人からすごい引かれた、う~ん…わかってくれないな…

いいけど、女子だし


でも皆、もうちょっと耐性つけよう!

運動場の倉庫にクモ住み着いてるから!…あ、これ言ったらまずかったな…


―――――――――――――――――――――


こんくらいでいい?がんばってふざけた話書いたよ

もう許してください

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