【番外編】活動日誌 当番:結城(一回目)
~月~日 晴れ 担当:結城
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「「活動日誌?」」
「そう、活動日誌!」
悠斗くんが一冊のノートを部室の机において部員の皆に言った
それは、突然の提案…活動日誌を書こうって提案だった
「いや、部室の整理してたら見つかったしさ、そういうのあった方がこれから活動しやすいと思ったから…」
「まぁ、私はいいと思うけど」
私はそういって辺りを見て意見を求める
「私もやるならつきあうよ?」
「いいと思う」
「う~ん…やるなら別に…」
織枝、京くん、宮内の三人はそう言っている…けど、こういうとき問題なのは…海部さん
海部さんは私や悠斗くんが嫌いなのか、それとも自分の意見と違うことを認めたがらないのか
酷く不機嫌な顔で了承したり黙り込んだりしたりする、もう慣れたけど
「いいと思う、やるなら」
海部さんは笑いながらそう言った、少し以外ながらも安心した
「よし、海部さんの許可もでたし今日から当番制で始めるからな!」
そういって、何故かノートは私の目の前に置かれた
これは、いつもの、前フリなのか…
「あのさ、なんで私の前におくわけ?」
ノートを悠斗くんの前に滑らせて私は言う、悠斗くんは私をからかう時の笑顔で
「いや、こういうの得意な人からやるべきだよな?
だったら結城さんが一番適任だと思ったし?」
と言いながらノートを私の前に置く、勘弁して欲しい
「は?私こういうの苦手だって知ってるよね!私文章考えるの…」
「いや~さすが結城さん!かなりの出来の文章書いてくれるんだろうな~」
ダメだ、ハメられた…
悠斗くんはこうやって私を陥れるのが得意であり、またこの部活の日常茶飯事であった
私は諦めてノートを受け取ることにした
「無理なら変わるぞ?結城」
そうカバンに入れに行こうとした瞬間言われて、コイツは一体何を考えてるんだ
と思いながらも「大丈夫、やるから」って言って自分のカバンにしまった
「でも、何書けばいいの?」
「ソレくらい自分で考えろ!」
…何なんだろう、急に冷たくなったり優しかったり、これももういつものことだから慣れてるけど
とにかく、よく分からないままこの活動日誌は始まった
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…って訳で今書いてるけどこんなんでいいの?
日誌っていうか日記だけど、普通どういう活動したとか書くもんだと思うけど?
…まぁ、部活が終わって家帰ってから悠斗くんに『日記っぽい方が面白い』って言ってたしこれでいいのかな…?
でも海部さん見たら怒るんじゃない?
…はぁ、わかんない…しかも悠斗くんに怒られそうだし、これからどうなるんだろ…
ま、悠斗くんは気にしないかな…?