出会い
普通に小学校を通っていた。そうして普通に中学校に行こうとしてた。
なんにも悪いことはしてないはず?(多分)
頭の方も、クラスで5,6番めにいいはず。
運動のほうも、悪くはない。(良くもない。)
なので、なにも恨まれるようなことはないはず。
なのに、なぜ目の前に幽霊がいるの?
はぁ意味が解らない。
観察したところ、小学6年生くらい?
てかうちと同じくらい。
「なにじろじろ見てんの?」
ぎゃっ!えっしゃべったんだけど。は?意味不なんだけど。
「意味不?それはこっちのセリフなんだけど」
えっなんで分かるわけ?小説風にいうと「心の声」ってやつ?
「分かんないの?うちはあんたなの。てことは、あんたはうち。」
へっ??
頭の中に?マークがたくさん浮かんだ。
「あんたバカ?てことは あんた=うち なわけさ。」
そこじゃなくてさぁ。じゃあ名前は?うちがあんたなら名前一緒でしょ!
「分かるに決まってんじゃん。佐野 美智子 ちがう?」
フッ(笑)うち高木 加耶だけど?
「えっ?違うの?佐野美智子じゃないの?高木って....」
ざまぁみろっ!へっ!
「ホントに高木?」
はいっ!佐野なんて名前ではなく!
「....あっそう。じゃあココに住むから」
えっ?今なんと?
「ココに住むって言ってんの!」
そんなのム
「じゃないと、どうなるのかわかってんの?うち幽霊だよ?祟ることだって恨むことだって...」
ひどっ!
「いいの?いいんだね?」
無理無理!もういいです。ぜひ住んでください。
「やっぱ高木はこうでないとね!」
はひ?なんのこと?
「あっ聞かなかったことにして!ね!じゃないと...」
聞かなかったことにさせていただきます。
「じゃあこれからいろいろとよろしくね」
はぁ。
そして私と幽霊の生活が始まった。
少し後悔したけれど、前向きに考えることにした。
だって人生前向きにいかないとね!
続く