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ドク博士のオールジャンルな日常  作者: ネオ・ブリザード
第一章 ドク博士、何か発明す
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第29話 『最終手段』

 しかし、幾何学的に立ち回る巨大なタイムマシンに、ふたりは成すすべがありません。

 タイムマシン起動まで残り30秒を切った時、ドク博士は、駄目もとで助手くんにこう命令を下しました。



「助手くん、どんな手段を使っても構わん! このタイムマシンに飛び乗るのじゃ!!」



 選択肢がそれしか無いと悟った助手くんは、腹を括り、今もごろごろと重たい音を立てて転がるタイムマシンに狙いを定める様に右手を伸ばし、こう叫んだのです。



「助手くん、ロングハァ~〜ンドオォオ!!」



 続けざまに、こうも叫びました。



「が、アッタラ、飛び移レたのに! 多分!!」

「なんか、すまぬ!!」



 助手くんを発明したドク博士は、素直に謝りました。



 残り時間15秒……助手くんは、自身の【リア充殺戮兵器】の性能を生かすように体内に両腕を瞬時に格納、内部であり得ない速度と動作で銃器に変型させると、再び体外に放出して最終手段ともいえる作戦に打って出ようします。



「博士! コウナッタら、このタイムマシンを破壊しまショウ!!」

「やめんか! そんな事したら、この研究所が消し飛ぶじゃろ!?」

「タイムマシンが起動した方が、モットひどい結果にナルト思うんデスケド〜〜っっ!?」



 助手くんが必死に訴えるも、最終手段はドク博士の独善により、封殺されてしまいます。

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ドク「お主たちよ。このお話とは全く無関係な世界の短編版が、このランキングタグというところから読めるらしいぞい」
助手くん「博士、誰と話してイルンデすか?」


「助手くん! 遂に完成したぞ!!」

「リア充殺戮兵器『助手くん』」

「うー……む? 何がいけなかったのかのぉ……?」

「リア充殺戮兵器『助手くん』 続報」
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