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ドク博士のオールジャンルな日常  作者: ネオ・ブリザード
第一章 ドク博士、何か発明す
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第12話 『操作パネル』

「操作パネルの内側は、コウなってイルンですネ」



 助手くんは、その口調とは裏腹に、ちょっとうきうきしながら操作パネルの内部をぐるりと見渡します。


 最初に目に止まったのは、操作パネルが倒れて来た事により、顕になったタイムマシンの内側、ドク博士の胸元よりも若干低い位置にある液晶画面でした。


 それは、デジタル時計や電卓で良く使用される液晶画面で、今現在も黒い色で数字を一定の感覚で刻んでいました。


 助手くんは、一目見て「これは、時計だな」と理解しました。しかし、気になったのは全く同じ液晶画面でありながら、全く違う時間を刻んでいる右隣の数字でした。



「博士、コレは?」



 助手くんは、まず、今現在の数字を刻んでいる液晶画面を右手でふりふりし、ドク博士に質問します。



「ああ、これは時計じゃな。今、儂らが住んでいる現在の時間を、24時間表示で表しとる」



 想像通りの答えが返ってきました。次に、助手くんは、ふりふりしていた右手を全く違う時間を刻んでいる右隣の液晶画面へと移し、同じ質問をします。



「博士、デは、コチラは?」


「そっちは、タイムワープ先の時間……つまり、設定した過去や未来の時間じゃな」



 ドク博士はそう説明すると、現在の時間とタイムワープ先の時間の間に向かって指を差し、こう言葉を続けました。



「ほれ。ここに『〜』という、記号が入っとるじゃろ」


「ナルほど。これで、現在の時間から、わタし達がどれだけタイムワープしたかが解る訳デスね」


「そう言う事じゃ」



 顔を縦に『うんうん』とふる助手くんに、ドク博士は胸元で腕組をし、『どやぁ』と言いたそうな顔で答えます。


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ドク「お主たちよ。このお話とは全く無関係な世界の短編版が、このランキングタグというところから読めるらしいぞい」
助手くん「博士、誰と話してイルンデすか?」


「助手くん! 遂に完成したぞ!!」

「リア充殺戮兵器『助手くん』」

「うー……む? 何がいけなかったのかのぉ……?」

「リア充殺戮兵器『助手くん』 続報」
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