最終話『結婚式』
【王都ハラミサガリ ユッケジャンクッパ城 王の間】
シャトーブリアン王「それではこれより再び魔王の脅威から世界を救った『ロイヤルフィアンセーズ』の『結婚式』並びに女神フレイヤ様から授かった『賞状』の授与式を始める!」
群衆『うおおおおーー!!!!』
歓声が上がる!今回の授与式は大型配信モニターで、王都はもちろん隣国『サカナトイッタラマグロ共和国』でも無料同時ライブ配信がされていた。
『王の間』には懐かしい面々が招待されていた!
村長「マーサにレキ……ワシの誇りじゃ……」
マーサとレキの生まれ故郷『辺境の村ナカオチタン村』村長!マーサに家を二回焼かれ、今は地下生活を送っている!なんと今回が初登場だ!
シスターシホン「今さらですが、『スキルAV男優』とはいったい?」
ナカオチタン村、唯一の聖堂『ノウコウホルモン聖堂シスターシホン』マーサに祝福を告げ、スキルを目覚めさせた重要人物だが、今回で登場二回目だ!
奴隷商「トモミン……ラブ!」
トモミンをマーサに売った奴隷商だ!通常、奴隷とは身寄りのない子を引き取る職業なのだが、エルフの里で違法に誘拐して販売していたことがバレて、現在絶賛服役中だ!
武器屋『聖剣伝説』店主パラッパ「みんな……」
元勇者パーティー『踊り子パラッパ』も駆けつけていた!
母「マーサ……立派よ」
マーサの母親、元剣聖『疾風迅雷の剣姫シルフィード』ちなみに『ニートマスター』の称号を持つ父は家で引きこもっているぞ!
女将「魔王家業も引退だねぇ」
アマルル「私は旅館も気に入ってますよ!」
コスプレイーヤ「わ、私も!」
女将「お前達……」
コンヨーク温泉郷で人気の宿『コウノトリ』女将で初代魔王育ての親、元魔王軍監査役破滅のドラゴン『マカ』は従業員の元魔王軍四天王『秘穴の魔女アマルル』『七変化コスプレイーヤ』の言葉に涙する。
そして隣国からも大統領、大統領補佐官、愛魚女魔法女学園の生徒も招待されていた。
Aカップシラウオ「サーフォン先輩!素敵です!」
ライトツナ大統領「大統領なのにセリフが一言!」
シー・チキン大統領補佐官「ギョホホ……大統領に……ワシはなる!」
ゲーテ「体調悪いのかノート?帰ろうか?」
初代魔王ゲーテも来ていた!妻ノートには『人気の画家』と偽って生活している。
ノート「いえ……大丈夫」
ゲーテと手を繋いでいる妻ノート、二代目魔王ノート・ノーエッチだ!ゲーテには礼拝堂のシスターと偽っている!実はこの時、のちに厄災をもたらす『三代目魔王ジェイソンブラザー・ノーエッチ』を身籠っていた!!
シャトーブリアン王「それでは『ロイヤルフィアンセーズ』前へ!」
群衆『うおおおお――!!!!!!』
より一層の歓声が沸き上がる!
マーサ「は~い!!」
タキシード姿のマーサが現れる!
群衆「ブゥ~!!ブゥ~!!」
群衆の男性陣からすごいブーイングだ!
マーサ「あ、あれ?」
レキ「なにしてるのよ、あんた……」
ウェディングドレスのレキがマーサの頭をコツンと叩く。
マーサ「レキ……キレイだ……」
レキ「ば、バカ!……テレるじゃない」
顔を真っ赤にするレキ。
ユキノ「ほらっ、花嫁はここにもいるぞ」
ミニのウェディングドレスを着たユキノがマーサの肩をつつく。
王都ハラミサガリの第一王子であるマーサは『五人まで結婚できるぜ!ヤッ法ー』を無理やり成立させていた!
マーサ「ユキノ!すごくキレイだ!胸元の蝶の形に空いた穴がとても色っぽくて、勇者の紋を全体にあしらったドレスにネコミミのティアラ、ミニスカートから生えてるモフモフしっぽがユキノらしい!」
レキ「……あんた、明らかに私より誉めてない?」
ユキノ「えへへ……。イクも誉めてもらいなよ!」
イク「ははは……恥ずかしい……」
シースルーの騎士団のマークを全身にあしらった大人っぽいウェディングドレスを着たイクが聖剣ゼックスカリパを滞納して登場した!
マーサ「イク!大人っぽい!素敵だ!」
レキ「イク先輩!素敵です!」
聖剣ゼクス『私も誉めなさいよ!』
聖剣ゼックスカリパも花柄の鞘に変わってるぞ!
マーサ「おお!ゼクス!白いスミレの花言葉は『乙女の死』らしいぞ!」
聖剣ゼクス『あんたブッタ切るわよ!』
群衆『うおぉぉ――!!トモミ~ン!!』
トモミン「あわあわ!びっくりしたでっす!」
音符の柄の可愛らしいウェディングドレスを着たトモミンがつまずきながら歩いてくる!
マーサ「トモミン!かわいいよ!似合ってる!」
トモミン「ご主人様!ありがとうございまっす!」
群衆『どよどよどよ……』
群衆が『どよどよ』した!
ウェディングドレスに鉄仮面をつけたサーフォンが現れたからだ!
サーフォン「恥ずかしい!恥ずかしい!」
マーサ「絶対、そっちのが恥ずかしいぞ……」
レキ「ほらっ、鉄仮面外して……」
レキはサーフォンの鉄仮面を外す。
マーサ「うん!キレイだよ!サーフォン!」
サーフォン「マーサ様……ぽっ」
群衆『うぉ――!!ロイヤルフィアンセーズ――!!』
全員が揃い、会場のボルテージは最高潮だ!!
ユキノ「すごい歓声だ!よし!やるぞ!」
イク「ほ、本当にこの格好でアレをまたやるんですか……!?すごい大勢見てますよ!!?」
拳聖レキ「もう!ユキノ様は言い出したら聞かないわ!やるわよ!『悪は私が打ち砕く!ファースト!』」
また何やらはじまった!
剣聖イク『き、切り裂く聖剣ゼックスカリパ!セカンド!』
聖女トモミン『癒しの歌声をあなたに!サード!』
勇者ユキノ『世のため人のためマーサのために!フォース!!』
鉄仮面サーフォン『あなたの盾に私はなる!!フィフス!』
マーサ『いくぞ!!せ~の!!』
ユキノ&イク&トモミン&レキ&サーフォン『我ら『ロイヤルフィアンセーズ』!!』
仁王立ちしたマーサの前で五人の花嫁がポーズをとる!
ドォ――ン!!
後方で六色の爆発が起こる!
決まった!!
マーサ「完璧に決まった!!じ~ん……」
感動で涙が出る!
群衆『シ~ン!!!!』
今までの歓声が嘘のように静まり返った!!
勇者ユキノ「うん!恥ずかしい!」
思った以上にスベったようだ!
剣聖イク「ユキノ様~」
イクは恥ずかしさに耐えきれず、ユキノの影に隠れる。
拳聖レキ「穴があったら入りたい……」
両手で顔を隠す。
鉄仮面サーフォン「あわわわ!!あわわわ!!」
サーフォンは再び鉄仮面を被った!
聖女トモミン「会場がシ――ンとしてるでっす!!」
くノ一ノーク「控えのくノ一でよかった……。私には出来ないわ」
ゲスト席のくノ一ノークが冷や汗をかいた!
マーサ「王都ハラミサガリ第一王子、勇者パーティー『ロイヤルフィアンセーズ』ロイヤル……マーサ、ここに参上!」
五人を前に従え、マントをなびかせながら堂々と名乗りあげた!
さすが空気の読めないAB型!どや顔も完璧だ!
女神フレイヤ「……よく、あれだけスベっておいて、そんなビシッと挨拶できるね……感心通り越して恐怖しかないよ……怖いよ……」
突然、マーサの後ろに女神フレイヤが現れた!
マーサ「どわ――!!ビックリした!!」
シャトーブリアン王「め、女神フレイヤ様!?」
王もビックリして王座から転げ落ちる。
女神フレイヤ「今回は私が六人の結婚の『証人』になるわ!感謝しなさい!では、いろいろ省略して……誓いのキスをさっさとしなさい!」
マーサ「そこ省略する人、はじめて見たよ……」
レキ「ま、マーサ……」
レキは最初にマーサにキスをした!
ユキノ「私も一緒に……ちゅ」
レキと一緒にキスをする。
トモミン「ご主人様……パクっ」
トモミンはマーサのパンツを下ろすといつも通りマーサのバナンポにキス(?)をした……。
サーフォン「……マーサ様……はむ」
サーフォンはトモミンの下からマーサの『元気玉』をハムハムした!実は鉄仮面サーフォンは常にバナンポジュースを作り続ける『元気玉』が大好きだった!!新事実だ!
イク「あ……あ……」
イクが遅れた!
ゼクス『ほら、イク!あんたそこしか空いてないわよ!』
マーサのお尻のとこだ!
イク「……ちゅ」
全員がマーサにキスをした!
女神フレイヤ「うん……みんな……おめでとう……。ってなるかぁ~い!!モニター見て見なさいよ!『修正』効かなくて『しばらくお待ちください』ってなってるでしょ!あんたらバカなの!?順番にキスしなさいよ!!」
マーサ「……すいません」
ぶちギレる女神フレイヤ!さすがに反省するマーサ!
女神フレイヤ「最後にプレゼントあげようと思ったけどやめるわよ!?」
ユキノ「女神様からプレゼント!?」
イク「なんでしょう?」
女神フレイヤ「今回は私の大事な同僚を大人しくしてくれたお礼も兼ねてね……。びっくりするわよ!」
二代目魔王ノート・ノーエッチの方を見る。
ノート・ノーエッチはフレイヤと同じ元天使だ。
ノート「フレイヤ……あなた」
女神フレイヤ「では、『賞状』を読むわ!驚かないでね!」
女神フレイヤは長方形の筒から『ポン』と蓋を開け紙を取り出すと、衝撃の内容が書かれた一文を読み上げた!
『賞状』
『ロイヤルフィアンセーズ、あなたは達は再び魔王の脅威から民を守ったことをここに表彰します。
ぶっちゃけ、数多の素晴らしい小説の中で、この小説は大した状況説明もないし!人物説明もないし!稚拙な描写でよく誤魔化すし!さらに謎に多いビックリマーク!!ビックリしすぎよ!!よくこれで二十万字も書けたなぁ~ってのが本音です!』
マーサ「あれ?この小説がディスられてる?」
『しかしながら!今までにない『セクシーシチュエーション小説(略してセクシチュ)の分野を初めて確立した作品としてこれを高くを評価し、ここに……
小説コンテスト『大賞』!!賞金100万ノーエッチ+書籍化を表彰する!!』
群衆『………………!?』
女神フレイヤ「なにみんな『ほけ~』としてるの!?大賞よ!大賞!」
群衆『う、うおおおお――!!!!!!!!』
勇者ユキノ「……マジか!?どうりで稚拙な描写が多いと思っていたが!そうか!わざとだったのか!」
……違います。作者の実力です。
剣聖イク「や、やりました!セクシチュ?とにかく、すごいです!!」
拳聖レキ「大賞!?え!?いいの!?最初から思ってたけど、『おっぱい』を『おっぷに』に言い換えれば大抵のことは大丈夫になるもんなの!?」
聖女トモミン「……たぶん、ダメだと思いまっす!」
マーサ「え!?ダメなの!?すごい発明だと思ったのに!」
女神フレイヤ「本気で言ってるの?ちなみにバナンポも完全にアウトよ……」
バナンポがアウトなのは、うすうす気づいていた!
女神フレイヤ「ちなみに『彼女達の秘密の花園を開ける鍵『マロンバード』』って言葉もあったけど、これはさすがに本編では完全にカットされたわ」
マーサ「なに!?俺の大好きなマロンバードが!?」
マーサの『おっぷに』の次に大好きな『マロンバード』は編集で全てカットされていた!
鉄仮面サーフォン「あわわわ!!あわわわ!!」
サーフォンはずっと慌てている!
女神フレイヤ「でもほら、独自で調査したアンケート結果よ。『実際に転生してみたい小説ランキング第1位』『欲しいスキルランキング『スキルAV男優』第21位』『パチンコの台にしたい小説ランキング第5位』『ためになる小説ランキング 圏外』総合的に判断した結果、今回見事に『大賞』よ!」
レキ「……パチンコってなに?」
なぞの中毒性のある言葉が出てきた!
女神フレイヤ「まぁ、審査員の目が……確かだったのね。感謝しなさいよ!あんた達!!」
審査員を誉めるいやらしい手口を使う女神フレイヤ!
マーサ「次は……アニメ化だな!!」
ひとり疑いもなく受け入れる『ザAB型』の気楽なマーサ!
勇者ユキノ「よし!最後にマーサを胴上げだ!!」
剣聖イク「いいですね!」
拳聖レキ「仕方ないわね!」
聖女トモミン「やるでっす!」
鉄仮面サーフォン「やりましょう!」
マーサ王子「待って!待って!待って!実は俺、高いとこ苦手で……わぁ!!」
みんなに抱えられるマーサ!マーサの周りを360度のウェディングおっぷにが囲む!これはこれで、幸せだ!
ロイヤルフィアンセーズ『せ~の!!』
マーサ「…あ!これ、ダメなやつだ……」
マーサは一瞬で『死』を覚悟した!
ブゥン……!!!!
勇者と聖シリーズのスキルを持つロイヤルフィアンセーズに胴上げされ、とんでもなく高く飛び上がる!
ビュ――――ン!!
マーサ「みんな――!!今までありがとぉ――!!」
キラ――――ン!!
星になるマーサであった!
勇者ユキノ「ああっ!!マーサ!!?」
剣聖イク「マーサ殿――!!」
聖女トモミン「ご主人様が……お星様に!!?」
鉄仮面サーフォン「あわわわ!!あわわわ!!」
レキ「……力、入れすぎちゃった…………テヘ」
夢と希望が詰まったお話は最後まで夢と希望が詰まっていた!
誰にでも夢は叶えられる!
だが、現実は厳しく挫折の毎日。
そんな時、このお話が少しでも誰かの希望の光になればいいなと主人公マーサは心に強く思った。
次に夢を叶えるのは、自分の夢を信じて走っている、この話を読んでくれたあなた自信だ!!
最後にロイヤルフィアンセーズを遠くから見つめる影の立役者がタバコに火をつけながらポツリと呟いた。
審判の格好したバナンポ「……アニメは無理だろ」
スキル『年齢制限』だった!
【♀♂♂異世界ハーレム生配信
転生したけど、スキル『AV男優』ってなに?】
第二部
ここに、完結!
※ご視聴ありがとうございました。
【完】
【エピローグ 初夜】
ユキノ「では、レキ~ごゆっくり~」
勇者ユキノはニヤニヤしながらそう言うと、部屋を出て、ソッとドアを閉めた。
結婚式後、五人の花嫁達は順番に『初夜』を向かえようと提案し、初日はロイヤルフィアンセーズ、ファーストのレキが選ばれた。
マーサ「ふ、ふたりっきりだね」
珍しく緊張気味のマーサは、さっきから黙っているレキに声をかけてた。
レキ「……もう、わかってるわよ!バカ!」
大きな枕を抱き抱えながら、動かない。
マーサ「結婚しちゃったね……」
レキ「な、なによ……。五人も花嫁いるくせに……」
枕をギューと締め付けるが、顔は枕に埋もれていて見えない。
マーサ「レキ……好きだよ」
レキ「ば、バカ!!……私もよ!」
レキは枕から顔を上げ、赤らめた顔から涙が溢れる。
マーサは、無言でレキの頭を撫でた。
レキ「え~ん!え~ん!嬉しいよ~!」
レキは大声で泣いた。
マーサは、ソッとレキを抱きしめたまま、夜は更けていった……。
……んなわけなかった。
レキ「あん!だめ!マーサ!「今日は好きにしていいよ」とは言ったけど、ちょっと休憩させて!」
体を痙攣させながら、レキ四つん這いの格好でグッタリしていた。
マーサ「ごめん!ムリだ!」
マーサは『ズン!』という音を立てながらバナンポをレキの奥深くまで押し込む。
レキ「かはっ!奥まで入ってきた……。今、イッたばかりで!あっ!あぁ――!!」
チョロロ……。
あまりの快感にいろいろ放出される!
レキ「いや!見ないで!や~ん!」
真っ赤になった顔を両手で隠す。
マーサ「レキ~」
そんな、かわいいレキの姿を見せられて、我慢できるはずもなかった!
レキ「ね?本当に、ちょっと待って!休憩させて!お願い!」
マーサ「……ごめん!」
ズン!
レキ「んあぁ――!!」
もう何度も繰り返した、同じやり取りである。
レキ「しくしく……。マーサのバカ~。待ってって言ったのに~。マーサなんて大嫌い――!!」
ついに、泣いてしまった!
マーサ「え!?嫌い!?ごめん!調子に乗りました!ごめんなさい!……嫌いになった?」
さすがにやり過ぎたことに気付き、ベットの上で正座をして謝る。
レキ「バカ~、そんなの好きに決まってるじゃない~」
泣きながらマーサを見つめる。
マーサ「……ごめん!」
レキ「え?ちょっと!……本当に……待って!バカ!んぁ――!ああ!んぅ!あぁ――ん!!」
興奮したマーサはまたレキに突入した!
幸せな夜は更けていった。
おしまい。




