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  『では、一杯もらおうかしら』「そうだ!修学旅行へ行こう!』

 【生徒会室】


ユキノ「修学旅行だな……」

 生徒会室の椅子に座ってぼ~っとしていた勇者ユキノがおもむろにつぶやいた。


トモミン「急にどうしたのですか?勇者様?」


ユキノ「そろそろ、学園ものに飽きてな。王都へ帰ろうか迷ったのだが、まだ修学旅行に行ってなかったな……と」


マーサ「学園ものって……」


イク「私もそろそろ自国の騎士団が心配になってきました……」

 イクはハラミサガリ王国騎士団長だ!


ユキノ「では、女生徒達を連れてハラミサガリ王国に修学旅行に行くか!」


トモミン「名案でっす!トモミンもメイド長の仕事を忘れてました!」

 とんだメイド長だ!


マーサ「俺も第一王子だったの忘れてた!」

 とんだ第一王子だ!


レキ「あんた、その格好で帰るの?男に戻らないの?」


 女体化してバナンポぶら下げて、親が見たら失神するであろう!


サーフォン「ま、マーサさん!おおお男の子だったのですか!?」


イク「今さら!!……サーフォン殿、そのようなモノをぶら下げた女の子はいませんよ」


マーサ「……」

 そのようなモノをブラブラさせるマーサ……。


レキ「しまいなさい!」

 パシッ!っとバナンポを叩く。


サーフォン「……ごくっ」

 サーフォンが喉を鳴らす。


ユキノ「飲みたくなったか?」

 ニヤリと一言。


イク「いや!私は別に!!」


 サーフォンの隣にいたイクが慌てた。


 騎士団長イクはマーサのバナンポに釘付けだ!



ユキノ「……サーフォンに言ったのだが」


イク「え!!!!?」

 真っ赤になるイク。


レキ「……イク様」


トモミン「では、出しやすくしますね!んぐっ!」

 すぐに咥えるさすがのメイド長!


マーサ「フリードリンク制じゃないよ……」

 いつの間にかファミリーレストランのように扱われていた!


ユキノ「では、一杯もらおうかしら」

 そういうと、口を大きく開ける。


トモミン「はいでっす!んっ!んっ!んっ!はい!どうぞ!」

 マーサのバナンポから口を離し、ユキノが口を近づける。


ユキノ「ぱくっ!……んん!ゴクゴク……ぷはっ!ばっちりだ!」


 ユキノが咥えたと同時にバナンポジュースが出る。トモミンはマーサの発射のタイミングが誤差一秒単位で把握していた。


イク「レキ殿、あの……私も飲みたいのだが……」

 イクが物欲しそうにレキを眺める。


レキ「イク様、私に許可を求めないでください……一杯だけですよ……」

 フィアンセの許可をもらった!


マーサ「俺の意志はどこいった?」

 なんにせよ、夢のコーヒータイムである。



サーフォン「……修学旅行の件ですが、お父様に頼めばなんとかなると思います!」

 

ユキノ「本当か!?」


サーフォン「はい、実は……運動会で見た究極魔法『パイパーン』の威力に屈しまして、勇者ユキノ様の暗殺を諦めて、マーサ……様をとりこにしろと命令がきまして……。まさか、マーサ様が男の子だとは知らずに断ったのですが……」


レキ「マーサを虜だなんて……ダメよ!!」

 フィアンセのレキが席を立ち、机を叩きながら制止する。


サーフォン「ええ……わかってます……。まさか、マーサ様が……王子様だったなんて……はぁ」

 遠い目をするサーフォン。


ユキノ「……レキ」


イク「……レキ殿」


トモミン「レキ様……」

 三人がレキを見つめる。


レキ「わ、わかったわよ!……五番目よ!それでいい!?」


サーフォン「え!五番目!?わ、私は構いません!嬉しい!!」

 レキの手に両手を添えて喜ぶ!


マーサ「え!え!?何曜日にしよう!!?」

 すぐさま夜の順番を決める変態マーサ!


レキ「あんた闇曜日は私だからね!わかってんだろ~なぁ~」


 マーサの後ろへまわり、頭をグリグリする!以前、月曜日がトモミンで、火曜日がイク、水曜日がユキノで闇曜日がレキ、光曜日がトモミンで土曜日がイク、最後、風曜日がユキノという謎のローテーションが発表されていた!


マーサ「イテテ……レキ、痛いって……」


ユキノ「じゃ、風曜日に一緒に行くか!?」

 両刀使いのユキノが提案する!


サーフォン「はい!ありがとうございます!」

 ローテーションが更新された!



マーサ「で、話しは変わるが、女神様から手紙をもらったのだが……」

 レキに頭をぐりぐりされながら、制服のポケットから手紙を出す。


レキ「そういうのは、早く出しなさいよ!まったく……どれどれ」

 レキはマーサから手紙を奪い取って読み上げた。


 『拝啓 変態マーサとマーサの変態達へ。あ!両方変態だ!バーカバーカ!悔しいけど負けたので、これからはギャラを払おうと思います。嫌だけど。

 出演料は考えるの面倒だからマーサの変態汁を飲むか出されるかで一回一万ノーエッチあげるね!あげたくないけど!がんばって出して貰ってね!

 マーサはギャラはいらないわよね?いい思いしてるし、お金じゃ決して手に入れられないものを手に入れたからね。そう、それはあなたの心です。って、◯パンやないかぁ~い!さぶっ!風邪引くわ!

 じゃ!がんばって出してね!あんまりマーサの変態汁を飛び散らかすと編集大変だから、なるべく口か中に出してくれると助かる!マジで!夜露死苦!

 p.sサカナトイッタラマグロ共和国でも配信モニターの販売の許可が出ました。』


ユキノ「……」


イク「……」


レキ「……」


トモミン「……」


サーフォン「……」

 言葉にならない!



マーサ「一回……一万ノーエッチ……だと!?」



 【マーサの妄想】


レキ「マーサ!ご飯できてわよぉ~」


マーサ「ありがとう、レキ。おっ!うまそう!レキも早く食べてね」


レキ「はい、いただきます」

 テーブルの下に潜り込むレキ。


マーサ「うん!うまい!レキも早く出すんだよ。今日は買い物に行くんでしょ?」


レキ「んっ!ペロペロ!うん!三万ノーエッチは欲しいんだけど、ずっと舐めていたくて……」


マーサ「ははは、仕方ないなぁ~。俺が卵かけご飯を食べ終わる前に出せたら、あと三回してあげるよ」

レキ「えっ!?四万ノーエッチになる!!よし!本気だすぞ――!!」


マーサ「おぅ!これはすごい!まいったなぁ~我慢できないや!そ~れ!一万ノーエッチ――!」


レキ「んぐっ!……ありがとうございます!!あと三回お願いします!」


マーサ「はっはっは、わかったわかった……仕方がないなぁ~」



 【マーサの現実】


マーサ「いでででで――!!」


レキ「……あんた、今、変なこと考えてなかった?」

 感の鋭いレキがマーサの頭をグリグリする!


ユキノ「あ、本当だ。ステータスの金額、一万ノーエッチ増えてる……」

 ユキノは今さっき一杯いただいたとこだ!


サーフォン「わ、私も!たくさん飲みたいです!!」

 サーフォンの熱意が異常だ!


トモミン「サーフォンさん!急にどうしたのですか!?」


ユキノ「ハマったか?」


サーフォン「実は……劍童大会で破損した『修練場』と水中騎馬戦で破損した『プール』、そしてなぜか使い物にならなくなっていた『体育館倉庫』の修理費に三億かかりまして……」


レキ「……!!?」

 全部、見覚えがあった!

 全部、マーサとバナンポした場所だ!



ユキノ「よし!みんなで返すか!」


イク「そうですね……責任の一旦は私達にあることだし……」

 実際は『一旦』ではなく、実際は『全て』だ!



サーフォン「……みなさん」

 感動して涙を拭う。


マーサ「ひとり六千回だね!」

 こういう計算は驚くほど早かった!!


レキ「あんた、さすがに出しすぎて死ぬわよ……」


マーサ「……確かに」



 次回!修学旅行編スタート!


 最初に訪れる名所は……『王都ハラミサガリ『コンヨーク温泉郷 旅館コウノトリ』だ!!』

 果たしてサーフォンの借金三億ノーエッチはいつ返済できるのか!?


 がんばれマーサ!負けるなマーサ!!バナンポジュースが尽きるその日まで!!



 <つづく!>


イク「一日三回で五年と四ヶ月……ふふ」

 イクもこういう計算は早かった!


サーフォン「……」

 このメンバーでやっていけるのかしら……。そんな不安を拭いきれないサーフォンであった!

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