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「ちょっと触らせて……」『すべてのスキルを統べる者』

 【フジサンヨンゴ山 八合目】


レキ「うぅ……さすがに冷えるわね」

 両手を合わせ「はぁ~」と息をかける。


 8合目まで登ると空気は澄み、冷たい風が体を深まで冷やす。


マーサ「ん?バナンポ触るか?」

 スボンを引っ張って、バナンポを見せる。


レキ「……また、バカなことを。でも、確かにそこはおっきくなるとあったかいのよね……。ちょっと触らせて……」


マーサ「冷たっ!でも、気持ち――!!」


レキ「うん……あったかい!さわさわ……」


 レキの手も暖まるしマーサも気持ちいい!


 まさにWINWINの関係だ!!


女神フレイヤ「相変わらずアホね……。えっほ、えっほ」

 マーサを横目に女神フレイヤは小走りで山道を駆け上がる!


勇者ユキノ「くっ!全然追い付けない!」

 勇者の額に汗がにじむ。


イク「どうなってるんだ?」

 どういうわけか、全く追いつかない!


マーサ「……ファイアーボール」


 マーサは女神にファイアーボールを放った!


 もう一度言おう!


 マーサは女神にファイアーボールを放った!



レキ「ま、マーサ!なにやって――」


 マーサのファイアーボールは女神をすり抜けて爆発した!


イク「幻影!?」


マーサ「やっぱり!」


女神フレイヤ「よくわかったわね!」


 マーサの斜め後ろに「えっほ、えっほ」と女神フレイヤが走っていた!


マーサ「おっぷにの大きさが若干違ったからさ!」

 マーサは一度見たおっぷには忘れない!



女神フレイヤ「今さらだけど『おっぷに』ってなによ!?」

 本当に、今さらだった!


イク「どうして幻影など……」


女神フレイヤ「え?前を走られるの嫌じゃない!」

 単なる見栄っ張りだった!



女神フレイヤ「と、いうことで『神魔法イケメンの誘惑』!」


 ユキノ達を惑わすイケメンがたくさん現れた!



イケメンA「山登りなんてやめて、僕とお茶しなぁ~い?」


ユキノ「……ん?これ飲むか?」


イケメンA「お!ありがと!ゴクゴク!ん?なにこれ?」


ユキノ「さっき、マーサがくれた『高山病』に効く飲み物」


マーサ「俺のおしっこ……」


イケメンA「ぶふぅ――!!!!」

 イケメンAはお茶を豪快に「ぶふぅ――!!!!」と吐き出した!



 イクに()のイケメンが迫る!

イケメンB「君のことは僕が守るよ!」


イク「ほう?お前は私より強いと……試してみるか?聖剣ゼックスカリパ!!」


イケメンB「ほぎゃ――!!!!」 

 イケメンBは「ほぎゃ――!!!!」と叫びながらぶっ飛んだ!



 トモミンに美声のイケメンが迫る!

イケメンC「君の歌声に惚れたよ!」


トモミン「私の『のど』はご主人様だけのものです!べ――!!」


イケメンC「……喉が?」

 トモミンの喉は『マーサ専用』だった!



 レキにナンバーワンホストイケメンが迫る!

イケメンD「あのマーサって変態やめて僕にしなよ!僕のが頭がいいし、背が高いし、かっこいいし、優しいよ!」



レキ「確かにマーサはバカで、エッチで、変態で、意地悪で頼りなくて、どうしようもないけど……」


マーサ「……泣こうかな!俺、泣こうかな!」

 いや、もう泣いている!



レキ「マーサだからそばに居たいと思うのよ!!」


 ズガァ――――ン!!!!


 レキの言葉がイケメン達にクリティカルヒットした!


イケメン達『あああぁぁ……』

 イケメン達は敗北を認め消え去った!



女神フレイヤ「……あんたら、とんだけマーサ好きなのよ」

 呆れる女神の顔も、どこか微笑ましい。


ユキノ&イク&レキ&トモミン(かぁ~)

 みんな、顔が真っ赤だ!


マーサ「みんな……」

 嬉しくて涙が出ちゃう!



ユキノ「……しかし、レキよ……さっきのセリフ、ほとんどプロポーズの言葉だよ……」


レキ「……な!!?」

 顔、真っ赤!


マーサ「……レキ」


レキ「勘違いしないで!『マーサだから蕎麦をいたいと思った!』って言ったのよ!」


イク「……さすがにそれは無理があるのでは」



マーサ「なんだレキ、蕎麦食いたいのか!?」

 アホ!ここに極まり!


レキ「あんたは一変死んでこぉ~い!!」


 バッキャ――ン!!


マーサ「なんでぇぇぇ~!?」


 マーサは山頂の方角へぶっ飛んでいった!


トモミン「ご主人様ぁ~」

 トモミンが追いかける!


女神フレイヤ「あ――!九合目ぐらいまで飛んでったんじゃない!?ずるい!!」

 女神はプンプンして追いかける!


 女神のスキを狙っていた勇者ユキノは、そっと両脇の刀を握る……。


ユキノ「女神様……私は女神様にも負けたくない!」

 両脇の刀を抜いて、女神に向かって飛びかかる!


女神フレイヤ「いいわね!勇者ユキノ!かかってらっしゃい!」


ユキノ「先手必勝!勇者来迎!奥義!百花繚乱――!!」


 額の『紋』が光輝き!メイドバニーガールアーマーに変身しながら切りかかる!!


女神フレイヤ「ほい!」

 女神フレイヤは、右手のてのひらをクイッと傾けただけで攻撃をかわす。


ユキノ「なにっ!?」

 女神フレイヤはユキノの奥義を軽く受け流すと、バニーガールのおっぷにの部分をめくっておっぷにをポロンする。


女神フレイヤ「お約束、お約束♪」


 『グフフ……』とオヤジのような笑い声で視聴率を稼ごうとする!


ユキノ「きゃ!」

 慌てておっぷにを隠す!


イク「ユキノ様!」

 イクが駆け寄る。


ユキノ「まさか……これ程とは」



女神フレイヤ「へっへっへ!先に行くわよ~」


イク「まずい!我々も追いましょう!」


レキ「はい!」


ユキノ「私の……百花繚乱が……」  


 おっぷにを隠しながらも奥義を軽く流されショックを隠せない!


 イクの掛け声で三人は急いで女神を追いかける!


 ただ女神の足元にも及ばなかった勇者ユキノの表情は暗かった。



 【九合目】


女神フレイヤ「……やっと追いついた!」

 女神フレイヤは飛ばされたマーサを見つけた!


レキ「あ!マーサ!」

 少し遅れて登ってきた三人も前方にマーサを発見!


トモミン「んっ!んっ!んっ!んっ!」

 マーサはトモミンの回復魔法を(バナンポに)受けていた。



マーサ「トモミン出そう(治りそう)……」


レキ「『出そう』じゃね――!!」

 レキがマーサに突進した!


マーサ「わあぁぁ――!」

 突進してくるレキにビビる!


イク「マーサ殿!」

 イクもマーサに駆け寄る!



ユキノ「もう一度……もう一度だ!百花繚乱――!!」

 ユキノは諦めずに女神フレイヤに斬りかかる!


女神フレイヤ「懲りないわね!あなたたちの『スキル』は誰が授けたと思ってるの。私はすべての『スキル』を使える『スキルマスター』でもあるのよ。こんな風にね……パチン」


 勇者ユキノの奥義を軽くいなしながら女神フレイヤは指を鳴らした。


ユキノ「くっ!!……ダメか!?」

 ユキノの奥義は女神フレイヤに全て無効化されてしまう!



マーサ「あ、あの……イク……レキ……」

 急にイクとレキが服をたくしあげ、おっぷにをマーサの顔に押し付けてきた!


イク「あれ?私はなにを!?……むにむに」


レキ「やだ!身体が勝手に!?……むにむに」


マーサ「えへへ!えへへ!えへへ~」

 なんて日だ!!



女神フレイヤ「どう?スキル『AV男優』特殊効果『まるでカメラを向けられたAV女優ハーレムバージョン』よ!」

 なんて技だ!



トモミン「んはぁ!にがっ!!ご主人様!治りました!」


マーサ「あ、ありがと……むにむに」


 イクとレキのおっぷにに挟まれながら答える。

 基本、マーサは出せばなんでも治る!



ユキノ「……」

 マーサの前で立ち尽くすユキノ。


マーサ「……ユキノ、これを」

 マーサは七色に輝く指輪をそっとユキノの左手の薬指にはめた。


 すごくいい場面に見えるが、自分のバナンポから指輪外してイクとレキのおっぷにに顔を挟まれながらキメ顔ができるマーサは、ある意味天才だ!


ユキノ「……マーサ」


マーサ「勇者は……唯一無二……だろ!」


 顔をイクとレキのおっぷにに挟まれながらのキメ顔!


イク「恥ずかしい~」


レキ「もう!なんなのよぉ~!」

 ふたりは自らの手でおっぷにを掴み、マーサの顔にさらに押しつける!


ユキノ「まだだ……!!まだ終わりじゃない!!」

 ユキノが立ち上がる!


女神フレイヤ「もう~何度やっても同じことよ~」


 余裕の女神フレイヤはストレッチをしながら最後の山登りの準備運動をしていた!



ユキノ「この一撃に全てをかける!」

 そういうと、ユキノはマーサのバナンポを握りしめる!


マーサ「わぁ!な、なんで?」

 マーサのバナンポが光輝く!


レキ「……これなら、いけるかも?マーサ!あんたはバナンポに集中しなさい!!」


マーサ「わ、わかった!バナンポ!バナンポ!」

 意識をバナンポに集中させる!


トモミン「まだです……!!」

 トモミンが下から『ちっぱい』を押し付けながらマーサのバナンポを舐めあげる!


マーサ「バナンポ!バナンポ!バナンポ!」

 集中!とにかく集中する!


イク「まだだ……!!」

 自分のおっぷにによだれを垂らすと、マーサのバナンポを挟み激しく動かす!


マーサ「バナンポ!バナンポ!バナンポ!バナンポ――!」

 限界まで、限界まで集中だ!


レキ「まだなんたから――――!!!!」


 両手に涎を垂らすと、マーサのバナンポの先端を優しくそれでいて目にも止まらぬ速さで撫でまわす!※スキル『年齢制限』発動!マーサのバナンポが徐々に光り輝く!だから大丈夫!(?)


マーサ「バナンポ!バナンポ!バナンポ!バナンポ!バナンポ――!」


 限界が……近づく!!



トモミン「勇者様!」


イク「ユキノ様!」


レキ「ユキノ様――!!!!」



マーサ「ユキノ!!今だ!!いっけぇ――――!!!!」


ユキノ「勇者来迎!最終奥義!『千本桜バナンポバージョン』!!女神フレイヤ!みんなの想い!受け取れ――――!!!!」

 ユキノは七色に光るマーサのバナンポを振り下ろす!


 バナンポから七色の『バナンポジュース(修正済み)』が飛び散り、女神に降り注ぐ!!!!


 ズバババババ――――ン!!!!


女神フレイヤ「ぎゃぁ――――!!!!」

 七色の液体まみれの女神フレイヤ!まさに地獄絵図!


女神フレイヤ「(にが)っ!!ベトベト!!匂いは……悪くないわね……。だが風呂に!風呂に入らねば――――!!!!」


 女神フレイヤは一目散に天界へと帰っていった。



剣聖イク「ユキノ様!」


拳聖レキ「ユキノ様!」


聖女トモミン「ユキノ様!」

 ユキノに駆け寄る!


マーサ「ユキノ!よくやったな!」

 ユキノの頭をポンポンと優しくでる。



勇者ユキノ「勝った……のか?」


 ワ――――!!!!


 全員で歓喜の叫びを上げた――!



 【10合目――】


ユキノ「見えた……頂上だ」

 ユキノ達は、ついにフジサンヨンゴ山頂【10合目】まで辿り着いた。


マーサ「…………」


レキ「………」


イク「…………」


トモミン「…………」


 これまでの苦労、これからの未来に言葉が出てこない。



ユキノ「…………さぁ行こう――」


 五人は明日へのいただきに向かい、歩きだした――


 果たして、頂上に一番に辿り着くのは――


 マーサの結婚相手は――



 次回、最終話『光あれ』



 【天界】


 シャワァァ…………。


女神フレイヤ「なんなの!?この七色の液体、全然とれないんだけど!!?なんなの!?なんなのよ――――!!!!」

 

 <つづく!!>

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