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「……飲みたかったの」『SSR女神の指輪』

【魔王城 城門前】


 チュンチュン……クチュン!!


 ついに、魔王城まで辿り着いた勇者一行は城門前でキャンプをしていた。


マーサ「ん……んん……んあ」


 なにやら布団がもぞもぞしている!今日も勇者ユキノがおはようアサイン(朝、必ず飲むと決めた勇者のルーティーン)しに来ていた!


ユキノ「んっ……んっ……んっ……んん?」

 ユキノは口に違和感を感じる。


ユキノ「プハッ!……ま、マーサ!どうしたのこれ?お洒落?」


 布団から顔を出すと、寝た振りをしているマーサに喋りかける。


マーサ「……え!?ゆ、ユキノ~!?また勝手に布団の中に入ってたのかぁ~!?」

 わざとらしく起きたふりをするマーサ。


ユキノ「そんなのいいから、どうしたの、これ?」

 ユキノがマーサのバナンポを指差す。


 マーサのバナンポの根元に綺麗な指輪が挟まっていた。


マーサ「……なんじゃこりゃ――!!!!」

 当然、身に覚えがない。


ユキノ「外してみようか……えい!」


マーサ「いてててて――!!やめて!!無理にひっぱらないで!!」


 アサインの途中なのでマーサのバナンポはMAXサイズで抜けそうにない!


ユキノ「ん~やっぱり、大きいままだと抜けないか……出すか……」

 そういうと、ユキノはアサインの続きをした。


ユキノ「んっ……んっ……ん――っ!!」


マーサ「あ……出そう!ユキノ!口、離して!!」


ユキノ「ん――!!にがっ――!!」

 朝からたくさんのバナンポジュースを飲み干す。


マーサ「だ、大丈夫?」


ユキノ「……ふぅ、ごめんね。顔にかけたかった?」

 口元をペロッとして悪戯な顔を見せる。


マーサ「え!?い、いや……」

 そのかわいい顔にドキッとする。


ユキノ「……飲みたかったの」

 少し照れた顔を見せながら、ユキノは言った。


マーサ「あ……」

 

ユキノ「また……おっきくなっちゃったね……」

 勇者ユキノに悪気はない。男を虜にする仕草も勇者級なのだ!これは仕方ない!仕方ないぞ!マーサ!


ユキノ「では、おかわりを……ぱくっ」

 ユキノはまたマーサのバナンポを咥えた……。

 


マーサ「ふぅ……ありがとう……あ、取れた」

 二度目の幸福感のあと、バナンポから指輪が落ちる。


ユキノ「……やっぱり、かけたかったの?」

 ユキノの顔がバナンポジュースでベトベトだ!


マーサ「あはは……はは」

 笑って誤魔化すマーサ。かけられるものなら、かけたい!それが、男ってもんだ!


ユキノ「わ――!綺麗!!すごい光輝いてる!!ねぇ!つけてもいい?」

 指輪の宝石部分が七色の光を放っていた。


マーサ「俺のじゃないし、いいよ」

 自分のバナンポにつけてた指輪を……ユキノの指に……変な気分になった!


ユキノ「あ、あれ?左手の薬指にピッタリはまった……なんで?」


 リングのサイズがユキノの左手薬指のサイズに変化した。と、同時に……。


ユキノ「うわぁぁぁ!!すごい力が溢れる!!すごい魔力補助の指輪だよ!すごい!すごい!」


 よっぽどすごいのか、ユキノは『すごい!』を連発している。


マーサ「あ、ここに手紙が落ちてるよ」

 ふと、手紙を見つける。


マーサ「どれとれ……」

 マーサは手紙を読んだ。


 手紙にはこう記されていた。



 『ん~、はい!!女神フレイヤです!!びっくりだね!!あんたにプレゼントよ!!やったね!!あんたのそこ、あなた達が『バナンポ』って呼んでるそこ!バナンポだって!バカみたい!恥ずかしくないの?ま、い~や!そのマーサのバナンポ、魔力がスッゴい流れてるから(バカだからか!?)指輪はめて魔力貯めな!(要するに、おっきくしな!)たぶん、一回出せばすごい魔力貯まるから!(あんたは力が抜けるけどね!へへっ!)その指輪を彼女達にハメると(いろんな意味で!へへっ!)すごい力を発揮するから!!使ったら、元に戻すこと!!(あんたのそのバナンポにね!バナンポだって!バカみたい!(二度目!))いいわね!!じゃ、眠いから寝ま――す!!お休み――!!ぐぅ――!!寝るの、早いんかぁ~い!(寝言)……ってか、寝ながら手紙書けるかぁ~い!(寝言)こちとら徹夜だバカヤロ――……ムニャムニャ』



ユキノ「すごい!!女神様からの手紙とは!!」

 手紙を手に取り、興奮するユキノ。


マーサ「えっと……どういうこと?」


ユキノ「指輪をマーサのバナンポにはめて、マーサがバナンポジュースを出すと指輪に魔力が貯まる。それを私達の指にはめて私達は魔力大幅アップ!!使い終わったらまたマーサのバナンポに戻す。繰り返し……だね!!」


マーサ「なるほど~、じゃね――よ!!あの女神、なんてもの作ってんだ!!」


ユキノ「私はいいと思うよ!!どうせ出すし!!」

 

マーサ「……まぁ、出すけど……」

 否定は、しなかった!!



【魔王城 城門前】


ユキノ「――と、いうことだ!!」

 ユキノがみんなに事の経緯を説明した。


レキ「……変態」

 マーサに軽蔑の眼差し!!


マーサ「いや、俺は被害者だって!!」 


イク「しかし、綺麗な指輪ですね!ユキノ様!」


トモミン「綺麗でっす!」

 イクとトモミンはユキノの指にはめられた指輪を羨ましそうに眺めている。


ユキノ「力も沸いてくるぞ!」

 誇らしげに言う。


レキ「あ――!!城門の上からからドラゴンが飛行して来た――!!」


ユキノ「ちょうどいい!!指輪の力試させてもらう!勇者来迎!!」

 勇者の額の『もん』と指輪が共鳴する!


ユキノ「この力は……」

 ユキノは神話級の防具『セーラー水着メイドアーマー』を身につけた!


 セーラー水着メイドアーマーとは!上はセーラー服、下はスクール水着、頭にメイドカチューシャという神話級の組み合わせなのだ!


ユキノ「まさか、これほどの力が沸くとは!いくぞ――!百・花・繚・乱!!」


ドラゴン『グァァァァ――!!!!』

 ドラゴンは粉々に切り刻まれた!


トモミン「す……すごい力でっす!!」


イク「ユキノ様!指輪の光が消えてます!」


ユキノ「そうか、力が使えるのは一回だけか……」

 ユキノはそういうと、指輪を外して、マーサのズボンとパンツを脱がし、マーサのバナンポに指輪を差し込む。


マーサ「あう!恥ずかしい……」

 すぐにパンツとズボンを直す。


 続いて左の坑道からトロルの大群が押し寄せる!


トロル『グルルゥゥ――!!』


レキ「わ、私も試したい!!」

 レキはすぐさまマーサのズボンとパンツを脱がす。


マーサ「れ、レキ!ちょっと!」

 さすがに恥ずかしい!!


レキ「早く出してね!……コシコシコシ……」

 レキはマーサのバナンポを手でコキコキし始める。


 ※レキの手技はソフトタッチですが、常人には見えないスピードで動きます。


 ……マーサのバナンポはレキの手の残像で見えない!スキル『年齢制限』は発動を見送った!


ユキノ「よ~し!マーサが出すまで私達で足止めだ――!!」


トモミン「はいでっす!!」


イク「マーサ殿!次は私ですからね!!」

 三人はトロルに向かっていった!


レキ「早く!……コシコシコシ……出してよ!」


マーサ「レキ、もうちょっと優しく……イヤらしい言葉くれないと出ないよ……」


 マーサは何気に雰囲気を大事にする男だった!


レキ「はぁ――?も、もう!仕方ないわね!……マーサの大きいの……コシコシコシ……私の顔に……熱いのかけて!!」


 ※声だけだからセーフか!?スキル『年齢制限』は困惑している!


マーサ「れ、レキ――!!あぁ――!!」

 瞬殺だった!


レキ「ば、バカ!!ほんとに顔にかけてどうするのよ―!!……もう!!」


 いっぱい……顔に、かかった。が、指輪は光輝いた!


レキ「あ、指輪!はめてみよ……んぁ――!!すごい魔力が溢れる!!」


 指輪をはめたレキの身体に電流が流れたような感覚が襲う!



【一方、ユキノ達】


ユキノ「ダメだ!皮膚が固い!!」



 ガキン!!

イク「本当に!このトロル達、全員、岩のように固いです!」


トモミン「ユキノ様!イク様!大丈夫ですか!?今、回復します!!」

 苦戦する三人の元へレキが駆けつける!


レキ「みんな!!お待たせ!!あとは私に任せて!!」


 仲間を庇うようにトロルの大群の前に立ちはだかる。


拳聖レキ「許さない……たとえこの拳が砕け散ろうとも……あんただけは……絶対、許さない!!」


 レキの指輪が七色の光を放つ!


拳聖レキ「こんにゃろ!破岩拳!!!」


トロルの大群『グワァァァ――!!!!』


 トロル達はまるで岩が崩れるように粉々になった!!


トモミン「レキ様すごいです!!」


ユキノ「レキすごい!!」


レキ「すごいのは、この指輪よ……」

 光を失った指輪を外す。


イク「レキ殿!わ、私もいいかな!!」

 レキから指輪を受けとる。


マーサ「お、お~い!みんな――!!」

 マーサがやっと駆けつけた。


イク「マーサ殿!ごめん!!」


 そういうと、マーサのズボンとパンツをずり降ろし指輪を装着する。


マーサ「ま、また!!」


イク「んっ!んっ!んっ…」

 イクは人目も気にせずマーサのバナンポを咥え始めた。


ユキノ「それにしても、レキ……ベトベトよ……」


レキ「え!?あ!きゃ――!!見ないで――!!」


 レキの顔はマーサから出たバナンポジュースまみれだった!


トモミン「任せてください!!」


 そういうと、取り出したハンカチでレキの顔を優しく拭いた。


レキ「ありがとうトモミン……はぁ~情けない……」


 ため息をつきながらもマーサの匂いに幸せを感じるレキであった……。



マーサ「そうそう!おっぷにも使って、上目遣いで、時折玉も触りながら、ヨダレで音を立てて、おいしいおいしい言いながらしてね!」


 マーサはここぞとばかりに言いたい放題だ!!


 スキル『年齢制限』は目が覚めた!


イク「わかった!んっ!んっ!おっぷにで……はさみながら……『ピピ――!!』!たまも触って……『ピピ――!!』ヨダレ……じゅるじゅる……『ピピ――!!』はぁん、おいしい~マーサ殿の『ピピ――!!』おいしい~~」


 がんばれ!スキル『年齢制限』!!


マーサ「はい!無理――!!どぴゅ――!」


イク「んはっ!!にがっ!……あぅ~ベトベト~あ!指輪光った!!」


 イクは嬉しそうに指輪をはめると聖剣ゼックスカリパを手にした。


イク「こ、この力は――!!聖剣ゼックスカリパに切れぬものはないぞ!!」


聖剣ゼックスカリパ『んぁ――!!!!』

 聖剣ゼックスカリパも最高潮だ!


イク「くらえ!奥義『ライトニングゼックスカリパ――』!!」


 スガガガガ――ン!!!!


 イクの放った剣からの衝撃波で城門は真っ二つに割れた!!


ユキノ「城門が開いた!!いくぞ!!みんな――!」


レキ「お――!!」


マーサ「トモミン~」

 何回も果てて、マーサは限界だ!!


トモミン「はい!ご主人様!休憩しましょうね!!」


 そういうと、トモミンは手作りの小さなマスクをそっとマーサのバナンポに装着した。


マーサ「……トモミン、これは?」


トモミン「バナンポ(本物)用の保存袋です」


マーサ「……そう」

 人知れず覆面バナンポが誕生した瞬間だった!



【魔王城】


伝令「魔王――さまぁ――!!」


魔王「なんだ!うるさいのぉ!」


伝令「城門が……真っ二つに割れました――!!」


魔王「ええええ――――!!!!」

 魔王の目が、かつてないほど飛び出たという……。



ローショーン「来たわね……」

 魔王軍策略部隊長粘液スライムローショーンは身体を少しずつ液体にしながら、静かに姿を消した……。


 <つづく!>


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