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「子供達が来るまで、ちょっといいかな?」


「ご主人様? またダンジョンに入るのですか?」


「もしかして……。あつし様」


「ああ。そういうこと」










1時間もしない内に子供達が沢山の小さな子供達を連れて戻って来た。


(そうか……。この子供達を食べさせていくために……無理をしていたのか……)


「ご主人様。南に行けばフレカルム王国の街ランダタがありますよ。冒険者を続けるならこの国よりもフレカルム王国に移動した方がいいと思います」


「そうなのか?」


「はい。フレカルム王国は強い冒険者の地位が高いですからね。魔物を倒してくれる冒険者に地位を与えることで平和を保とうとしている国です。等級の高い冒険者になれば例え孤児でも貴族と同じ扱いを受けることが出来る国ですよ」


「へぇ~。でも強くならないとダメだってことだよね?」


「ふふふっ レベル10になれば最低等級のF級になれて、一般人と同じ地位になれますよ」


「おおっ そうなんだ。じゃあレベル10を目指せばいいのか」


「ふふふっ 私達のレベルは13なので達成してますし、6人の子供達のレベルは21なので更に上の等級になれるかも知れませんよ」


「そうか。じゃあ そこにしよう」


「あっ あつし様。あれは領主マルド様の側近ですよ」


「へぇ~ じゃあ 出発するよ。忘れ物はないよね」


「ふふふっ 走って来ますよ」


「へぇ~ 走って見送ってくれるのか。じゃあ~行きますか」


「ふふふっ」


「凄いっ これがあつし様の能力バスの真の力なのですね。レベルの高い兵士達がまったく追いつけてませんね」


「まだまだスピードは出せるけどね。まあ~安全第一でね」


「あつし様。窓から攻撃してもいいですか?」


「あ~ それは止めておこう」


「ダメなのですか? 安全に倒せると思ったのですが……」


「トイレ休憩と俺も24時間走らせるのは無理だから睡眠のための休憩が必要だからね。魔力はその時に守るために使って欲しい。魔法銃も壊れるかも知れないから守るためにね」


「そうですね。戦えない子供が多いのでしたね。すいません」


「謝らないでいいよ。アイデアはどんどん出してくれ。安全に旅できる方法をみんなで考えながら行こう」


「分かりました」


「ふふふっ」


「あつしさん。……街ランダタならもう少しだけ左だと思います。この方角ですね」


「んっ? あっ そうかマップのスキルだね。ありがとう。これくらいでいいかな?」


「はい。このまま真っ直ぐ進めば辿り着くと思います」


「ありがとう。またズレるかも知れないから、時々教えてもらってもいいかな」


「わかりました」


「カオリさんの特殊スキルも凄いですね。マップの特殊スキルを持っている人は多いですけど、凄い人でも2~3キロだったと思いますよ」


「距離は分かるかな?」


「そこまで分かりません。遠すぎると方角だけです。ダンジョンなら細かく分かるのですけど」


「へぇ~ そうなんだ。アリスは分かる?」


「1000キロくらいだったと思います」


ノルンや周りで聞いていた子供達はギョッとした顔に。


「1000キロか……まあ なんとかなりそうな距離だね」


「えっ? あつし様? 問題ないのですか?」


「まあ 途中で休むけどね。俺が寝ている時は危険だけど……まあなんとかなる距離だと思うよ」


「ふふふっ さすがご主人様です」


(まあ 飛ばせば早く着くかもしれないけど……道がないから50キロくらいが限度かな?)



















(そろそろ限界か。眠い。事故ったら意味がないから休むか)


「アリス」


……


「アリス」


「あっ。ご主人様。すいません」


「そろそろ俺も休むから皆を起こしてくれ」


「分かりました」


アリスは皆の肩を叩きながら起こしていく。バスが止まっている時が一番危険なので、皆には先に眠ってもらっていたのだ。


バスを止めすぐに向って来たオークを食材にして食事にすることにした。




「美味しい~~~。お姉ちゃんの調理最強だね」


「ふふふっ カオリさんの焼いてくれたお肉凄く美味しいです」


「こんな美味しいお肉食べたことありません。これは本当にオークですか?」


(へぇ~ カオリさんの特殊スキルの力なのかな?)


「沢山食べてくださいね。私の魔力はまだまだ残ってますから」


「ふふふっ 沢山の食材が向って来てますね」


「無理しないようにアリスの口からも言っておいてくれ。無理そうならバスの中に立て篭もるようにと」


「わかりました。バスは私達で守るのでご主人様はゆっくり休んでくださいね」


「ああ。任せた。あっ そうだ。ちょっと 来てくれ」


「はい?」


俺は残りの魔力で補給と修復を済ませて……そして余った魔力で……。




「あっ 魔法銃」


「ああ。アリスもこれがあれば戦えるだろ」


「ふふふっ ありがとうございます。後は私達に任せて休んでください。おやすみなさい」


「ああ。おやすみ……えっ?」


アリスが微笑みながら……顔を近づけ……唇を重ねてくれた。


「ふふふっ おやすみのキスですよ」


「あ ああ。おやすみ」


「ふふふっ」






嬉しいけど嬉しいけど……胸がドキドキして眠れないんだけど……。







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