チュートリアル
「YES」を選択した俺は今、屈辱なステータスを見ている。
「あっれれ~君、歴代最弱の刻印術師だね~w」
ニコニコとしたような声の主はさっきのAIみたいなやつ。聞いたところ「神の使い」だそうで。プログラム化されているらしく、半分は自己意思を持ち、半分はプロブラムだそうで。
「笑 う な !」
「歴代最弱ってね、歴代最強が使えた刻印術の50分の1ぐらいなんだよね。だから、歴代最強が例えば1時間で作って使えたのを50時間不眠不休で作ってやらなきゃいけないんだよね」
「はあ?」
俺の目の前にはちびっこいのがいるがそいつが言うのは無茶苦茶なことだ。え、だってさ歴代最強が1分で作って使うのを俺は50分だよ?まあ、歴代に何人いたかは知らんけどさ……。
「ちなみにね、刻印術師ってメインジョブとサブジョブの両方あるんだよ。だから、メインジョブで名を馳せた人はそんなに多くない。まして、サブジョブに選択した人は制限がある。君はメインジョブが刻印術師でよかったじゃないか」
「そ、そうか」
俺の心を見透かすな!
「まあ、とりあえず頑張っておいでよ」
そういわれると意識が飛んだ。