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71『四章開幕〜DAWN 革命の夜明け〜』


『この曲に救われました』


 そのたった一行の文字列が、光の粒子となって画面の中を流れていった。


 何万、何十万という言葉の濁流。

 賞賛、驚愕、羨望、そして困惑。


 その膨大なデータの海の中で、田中美咲は——その一行から、目を離せずにいた。



 ◇



 MV公開から、48時間。


 再生回数は、二曲合わせて2000万回を突破していた。


 国内音楽シーンにおいても最速級の初動記録。


 『Revolt.』と『Destiny』——天才・叢雲が作り、奇才・深山潔が撮り、異端・FAKE-3が演じた革命の歌。


 それが今、物理的な振動となって世界を揺らしている。



 世間の反応は、美咲たちの想像を遥かに超えていた。


 まず聴衆の耳を奪ったのは、セイラの歌声だった。


 これまでの配信やライブで見せてきた「アイドルの歌」とは、明らかに次元が違う。声量、技術、そして何より、魂を削るような感情の乗せ方。


 『鳳凰院セイラ、覚醒』——そんな見出しが、早くも音楽メディアの速報を駆け巡る。



 シオンのギターは、業界の玄人たちを震撼させた。


 重く、鋭く、それでいて泣くような音色。


 『風間和志の再来——いや、これはシオンだけの音だ』


 父の影を追いながらも、それを超えようとする強烈な自我。その音は、現代ロック界でも指折りの実力だと認めざるを得ない説得力を持っていた。



 そして——YUICAのラップ。


 ロックソングにおけるラップなど、所詮は添え物。Vtuberの真似事だと高を括っていた者たちは、その第一声で殴られたような衝撃を受けた。


『YUICAは本物のMCだ。フロウ、ライミング、そして何より——魂の重量が違う』

 

『MCバトルTOKYOで優勝した実力は嘘じゃなかった』


 

 そう評する声が、ネットの各所で上がり始めていた。


 何より話題を呼んだのは、やはり制作陣の異常な豪華さだ。


 叢雲による前代未聞の二曲同時提供。互いを高め合う「連作」としての設計。


『1曲目で殴り、2曲目で泣かせる——叢雲の新境地』


 さらに、深山潔によるMV演出。


『本物と偽物——深山潔が描く、FAKE-3の革命』


 MV監督として実績を積み上げ、映画監督となり、アニメ映画のデビュー作で100億を稼ぎ出した男が、久しぶりにMVを撮る。その事実だけで、普段Vtuberに見向きもしない層が動画をクリックした。


 世間は、一夜にして震撼した。

 

「Vtuberって初めて見た」

「Vtuberにしては上手い?いやそんな次元じゃない」


 日本の音楽史に名を刻むレベルのデビュー


 ——そう評する声が、ネットの海を埋め尽くしていた。



 ◇



【田中家・美咲の部屋】


 深夜3時。


 私はベッドの上で、スマートフォンの画面をスクロールし続けていた。


 指先が熱い。心臓の鼓動が、まだ収まらない。



『セイラの声で鳥肌が止まらない』

『ギタリスト、ガチで天才では?』

『ラップがおまけ? 冗談だろ。YUICAは本物のMCだ』

『叢雲が二曲同時提供? 深山潔がMV? 本気すぎる』

『最初Revolt聴いて殴られて、Destiny聴いて泣いた。感情がめちゃくちゃだ』


『この歌詞ってYUICAとセイラの実話らしいぞ』


 そして——あの一行。


『この曲に救われました』


 その言葉を打った人のことを、私は知らない。


 年齢も、性別も、住んでいる場所も。


 でも、想像はできた。


 きっと、どこかの誰かが——かつての自分のように、深夜に一人で、膝を抱えていたのかもしれない。


 冷めたコーヒーと、やり場のない孤独を前にして。


 逃げ出したい夜を、必死にやり過ごそうとしていたのかもしれない。


 そこに、FAKE-3の歌が届いた。



 『逃げた背中を振り返るより

 傷だらけの今を誇りたいだけ』


 『才能? 運命? そんなもん知らん

 選ぶのは自分、that's real plan』



 その言葉が、誰かの胸に刺さり、その震える指で——たった一行を打ち込ませた。


 ——届いている。


 私はスマホを強く握りしめた。


 36年間、何者にもなれなかった自分の言葉が。


 ずっと「偽物」だと怯えていた自分の魂が。


 見知らぬ誰かの心に、確かに届いている。


 画面の中で輝くYUICAのアバター。


 それはもう、単なる絵なんかじゃない。


 私と、みんなの想いが重なった、希望の象徴。


 頬を、熱いものが伝う。


 それは達成感であり、そして何より——「生きていてよかった」という、根源的な喜びだった。



 だけど——


 その至福の瞬間は翌日、唐突に塗り替えられた。


 

 ——三日目。

 MV公開から65時間。

 


 再生数はDestinyが2500万、Revolt.が1800万再生を超えた辺りから、再生の伸びが急激に鈍化し始めた。


 そして画面を更新した瞬間。


 好意的なコメントが随分と下へと流れて消えた。


 代わりに現れたのは——無機質な、悪意の羅列。



『仮面の下は誰だ? どうせブスだろ』

『口パクに決まってる。騙されるな』

『何度も撮り直してエンジニアが合成しただけ』

『ライブで聴いたら下手くそだよ絶対』

『所詮キャバクラの延長』

『合成』

『偽物』

『騙されるな』



 一つではない。十、百、千。


 まるで黒いインクをぶちまけたように、コメント欄が一瞬で汚染されていく。


 ——え?


 私の指が止まる。


 トレンド欄を見る。さっきまで称賛で溢れていたはずの場所に、異質な言葉が並んでいた。



『#Vtuberの限界』

『#合成だ騙されるな』

『#過大評価』



 ——なに、これ。


 背筋に、冷たいものが走った。


 ただこの時の私は妙に冷静だった。


 あの俯瞰視点が現れ「これは、ただのアンチじゃない」と客観的に判断していた。


 あまりにもタイミングが良すぎる。

 あまりにも、手際が良すぎる。


 誰かがこれを——仕掛けている。


 MVの「光」が、外部からの圧倒的な「闇」によって、瞬時に飲み込まれようとしている。


 とはいえ、今はどうすることも出来ない。



 ◇



【同時刻・美咲が働く出版社本社・役員フロア】


 25階の執務室は、完全な静寂に包まれていた。


 照明は落とされ、複数のモニターの青白い光だけが、一人の男の顔を照らし出している。


 城ヶ崎常務。


 彼は椅子に深く沈み込み、スマートフォンで通話しながら画面を睨んでいた。


 そこに表示されているのは、MVのリアルタイム解析データ。


 再生回数:23,458,912回。16,323,109回。

 合計で4000万再生弱。


 その数字が、彼の眉間に深い皺を刻ませていた。


「ああ、私のマニュアル通りにやればいい。そうだ、アンチバフモデル04だ、すぐに始めろ」


 通話を終えると彼は冷静にスマホを所定の場所に置いた。

 

「……馬鹿な」


 低い声が、闘の中に落ちる。


 ——まさか叢雲が協力していたとは。


 あの天才作曲家が、Vtuberごときに楽曲を提供した?


 しかも二曲。前代未聞の「連作」として。


 叢雲は気難しいことで有名だ。どれだけの大物アーティストがオファーを断られてきたか。


 それが——新人のVtuberバンドに、二曲も書き下ろすだと?



 城ヶ崎の拳が、肘掛けを握りしめる。



 ——さらに深山潔。


 映像監督として、今最も勢いのある男。

 深山のMVは、億再生の常連だ。

 

 さらに叢雲の楽曲も、ほとんどが億再生を超えている。


 その二人がタッグを組んだ。

 しかもVtuberのために。


 ——あり得ない。


 トップスターですら、このコンビでのMV制作など成し得ていない。


 それを——あの山之内が実現させたとでも言うのか?


「……あの女、どんなコネを使った」


 歯軋りが、静寂に響く。


 3億再生という条件を聞いた時、城ヶ崎は鼻で笑った。


 不可能だ、と。


 Vtuberごときが、そんな数字に届くはずがない、と。


 だが——この初動を見れば、笑っていられない。


 叢雲と深山。


 この二人の名前だけで、億再生は射程圏内に入ってしまう。


 城ヶ崎は椅子から身を起こし、窓際に立った。


 眼下に広がる東京の夜景。


 無数の光が、まるで星のように瞬いている。



 ——Vtuber、か。



 その言葉が、古い傷を抉った。



 ◇



 城ヶ崎がVtuberを嫌悪する理由——それを知る者は、社内にもほとんどいない。


 七年前。


 彼がデジタル戦略部門の創設リーダーだった頃。


 当時、まだ黎明期だったVtuberに、城ヶ崎は誰よりも可能性を感じていた。


 匿名性が生む自由。現実の制約を超えたエンターテインメント。


 これは必ず、世界を変える——そう確信し、社運を賭けたプロジェクトを立ち上げた。



 だが結果は——Loss。惨敗。



 世間からのバッシングは、今の比ではなかった。「気持ち悪い」「オタクに媚びるな」。


 炎上し、スポンサーは逃げ、プロジェクトは頓挫。


 責任を問われた城ヶ崎は、一年間、窓際へと追いやられた。


 屈辱だった。



 そして彼は悟ったのだ。


 ——情熱など、無意味だ。

 ——必要なのは、冷徹な計算と、確実な数字だけだ。



 その姿勢が、彼を這い上がらせた。


 5年後、城ヶ崎は常務にまで上り詰めた。


 誰もが認める「結果を出す男」として。



 だからこそ——山之内が許せなかった。


 あの女は、かつての自分だ。


 夢を見ている。可能性を信じている。情熱だけで突き進もうとしている。


 その眩しさが、城ヶ崎の古傷を抉る。



 そして——かつてVtuberを愛していた彼だからこそ、その弱点を誰よりも知っていた。



「Vtuberの最大の弱みは、信頼の脆さだ」



 城ヶ崎が、独り言ちる。


 どれだけ歌が上手くても。どれだけ演奏が素晴らしくても。


「本物ではない」という疑念は、絶対に消えない。


「中の人」という概念が存在する限り、そこには常に「嘘」の影がつきまとう。



 その一点を突けば——砂上の楼閣は、容易く崩れ去る。



 城ヶ崎は立ち上がると、ネクタイを締め直す。

 そしてプラチナ製のシンプルなカフスを付け直す。


 それはまるで、戦場に向かう兵士のルーティンのようにも見えた。


 彼が向かったのは本社の地下、厳重なセキュリティに守られた場所だった。


 そこには小さな文字でデジタル戦略室と書かれていた。


 カードキーと網膜認証で開いた扉の先では、数人の男達がパソコン画面に向かって作業を続けていた。


 城ヶ崎の登場に、部下の声が応答する。



「常務、お待ちしておりました」


「状況は」


「予定通り、各プラットフォームへの投下準備、完了しております」



 城ヶ崎の口角が、わずかに上がった。



「始めろ」



 ◇



 その指示から、わずか数時間後。


 コメント欄の空気が——変わり始めた。



『仮面の下は誰だ? どうせブスだろ』

『口パクに決まってる。騙されるな』

『何度も録り直して良い声だけを合成しただけ』

『ライブで聴いたら下手くそだよ絶対』

『Vtuberなんて所詮キャバクラの延長』

『本人が歌ってる証拠あるの?』

『MVの映像美に騙されてるだけ。中身は空っぽ』



 組織的に、計画的に——ネガティブな意見が投下されていく。


 どれも似たような論調。


 「偽物」「合成」「騙されるな」。


 Vtuberという形式そのものへの不信感を、煽り立てる言葉たち。



 城ヶ崎は、モニターを見つめていた。


 再生回数の伸びが、目に見えて鈍化していく。


「流行りに踊らされる連中など冷めるのも早い」

「ちょっとネガで煽れば簡単に操作できる」


 冷たい笑みが浮かんだ。



「叢雲と深山か……確かに想定外だった。だが——」



 城ヶ崎は、窓の外を見た。



「どれだけ天才を集めても、土台が脆ければ意味がない」


「Vtuberという『嘘』の上に建てた城は——『嘘』で崩せる」



 部下が報告を続ける。



「『Vtuberの限界』『過大評価』のハッシュタグが、トレンド入りしました」


「SNSでの拡散も順調です。インフルエンサーへの依頼も、予定通り進行中」



 城ヶ崎が、頷いた。



「山之内……この程度の策で革命など、片腹痛い」

「おまえは何も分かってない」


 モニターに映る、FAKE-3の三人。


 仮面の奥から、こちらを見つめている——ような気がした。



「お前らの情熱は、七年前に俺が踏んだ轍なんだよ」



 城ヶ崎が、低く呟く。



「だからこそ——俺が、止めてやる」



 それが、会社の為になる。

 

 ——ひいては、山之内。


「お前のためでもある」



 そう言い聞かせるように、城ヶ崎は目を閉じた。



 ◇



【田中家・美咲の部屋】


 私は、スマホを握りしめたまま動けなかった。


 再生数は鈍化している。

 さっきまでの勢いが嘘のように、数字が重くなっている。

 

 それより問題は、SNSでも煽れ始めたアンチコメント。

 

 これがネットの恐怖。言葉の暴力を使った歪んだ正義感。

 炎上が炎上を呼び、溺れる犬は棒で叩かれる。


 みんなで殴れば怖くない。

 

 反撃されるリスクが麻痺した無自覚なアンチは、誰かが失落するまで止まらない。


 ——何が起こってる?


 『合成』『偽物』『騙されるな』


 もう何度も言われてきた言葉が、いつも刃物のように心に突き刺さる。


 何度経験しても、慣れることはない。

 


 ——やっぱり、ダメなの?

 ——私たちは「偽物」だと思われてるの?



 その恐怖が、足元から這い上がってくる。


 山之内部長の笑顔。スタッフたちの徹夜の顔。


 「3億再生」という約束。


 失敗すれば、チームは解散。



 ——失敗するかもしれない。



 そう考えただけで、私の呼吸が浅くなる。


 どれだけ良いものを作っても、どれだけ魂を込めても。


 「Vtuber」というレッテル一枚で、すべてが否定される。


 その理不尽な現実が、巨大な壁となって目の前に立ちはだかっていた。


 

 ——やっぱり怖い。怖いものは怖い。


 

 画面を閉じようとした。


 その時——


 ピロリン。


 通知音が、静寂を切り裂いた。


 セイラからのメッセージ。


『ちょっと見てくれ』



 短い一文。そして、URLリンク。


 美咲は、震える指でそれをタップした。


 開いたのは、大手音楽ニュースサイト。


 トップページをジャックするように、巨大なバナーが表示されている。



『緊急新曲発表』


 その文字の下に、黒を基調とした鋭利なロゴ。


 そして、四人のシルエット。


『世界を席巻するモンスターバンド

 LUNATIC EDGE 特別MV公開決定!』


 ——え?


 私の思考が停止する。


 LUNATIC EDGEルナティック・エッジ


 J-ROCKに参加表明している四宮龍が育てたバンド。  

 YouTube総再生数22億。世界ツアーを控える、日本最強のロックバンドのひとつ。


 そして——ボーカルのレイは、四宮龍の息子であり、シオンの幼馴染。


 記事には、彼らの新曲MV『BAPTISM』が埋め込まれている。


 『BAPTISM』その意味は『洗礼』。


 まさに私たちに殴りつけて来るようなタイトルだ。


 再生する。その演奏は圧倒的だった。


 音の厚み。映像のクオリティ。そして何より、ボーカル・レイのカリスマ性。


 画面越しでも伝わってくる、「本物」だけが持つ暴力的なまでの説得力。



 ——これが、世界レベル……。



 FAKE-3のMVが霞んで見えるほどの、圧倒的な格の違い。


 

 そして、記事の最後には、四宮龍のコメントが掲載されていた。



『若い才能が挑戦してくるのは、歓迎すべきことだ。

 だが——本物と偽物の違いは、ステージが証明する。

 J-ROCKフェスで、決着をつけよう』



 ——決着。



 その言葉は、明らかにFAKE-3に向けられていた。


 そして同時に、SNSのトレンドが塗り替えられる。



 『#LUNATIC_EDGEが新曲MVで対抗』

 『#本物のロック』

 『#格が違う』


 さっきまでのFAKE-3への批判すら、このニュースの前では些細なノイズに過ぎなかった。


 城ヶ崎の「偽物論争」という泥仕合を、四宮龍は「圧倒的な本物」をぶつけることで、さらに残酷な形で上書きしたのだ。



 私は、呆然と画面を見つめた。


 右からは、批判による冷徹な言葉の暴力。


 左からは、本物たちによる圧倒的な芸術の暴力。



 ——挟まれた。



 逃げ場はない。


 FAKE-3は今、二つの巨大な敵に同時に包囲されたのだ。



 ◇



 翌日、私は目を覚ますと、すぐに再生数を確認した。

 

 合計4800万再生……やはり勢いは鈍化している。

 アンチコメントは若干減ったものの——相変わらず多い。


 窓の外を見た。


 夜明け前の空は、まだ暗い。



 今までなら——ここで心が折れていたかもしれない。


 「私なんかが」と言って、逃げ出していただろう。



 ——でも。違う。



 私の手が、婆のマイクケースに触れた。


 冷たい金属の感触。


 その中には、伝説のラッパー、MC-BAAから受け継いだマイクが眠っている。



 ——もう逃げない。



 私は、スマホを握りしめた。



 『この曲に救われました』



 あのたった一人の言葉が、まだ胸の奥で熱を持っている。



 ——偽物だって、言いたいなら言えばいい。


 ——格が違うって、笑えばいい。



 今までなら——こうやって叩かれるたびに、自分で叫ぶしかなかった。


 罵倒で。ラップで。配信で。


「私は偽物じゃない」と、たった一人で証明するしかなかった。



 でも、今回は違う。



 私は知っている。

 もう一人じゃない。


 深山監督が、叢雲が、山之内部長が、田村さんが——みんなが、この革命に賭けてくれている。


 そしてセイラが、シオンがいる。


 シオンのリスナー“音っ子”は既に150万人。

 セイラには500万人の“モブたち”。

 私にも今や350万人の“ブタども”がいる。


 三人合わせて1000万人だ。

 

 私は——いいえ。

 

 私たちはもう、孤独じゃない!

 

 証明は——きっと、周りから始まる。

 私はそれを信じる!


 私は立ち上がり、炎のように赤く染まる夜明けの空を睨みつけた。


 ——まだ、終わっていない。


 ——この革命は、始まったばかりだ。




(つづく)



 次回——「本物たちの証明」


 

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