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異世界で好きに生きていいと言われたので、3つの願いをした  作者: 猫丸ストレート
第1章 3つの願い編
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第24話 クエスト攻略編

運搬のクエストを無事に達成したシオン達は、その日は寮に戻り、疲れを取り、翌日今度は討伐と採集のクエストに取り掛かった。


エウリーの町から西に行くと、2時間ほどのところにオーキスの森と呼ばれる所があり、そこで魔物を狩ってくるのが今回のクエストである。


採集するアイテムもそこで入手することが出来る。


教員に討伐する魔物のリストと、採集のリストも見せてもらうことにした。


討伐対象モンスターは、


①レッドボアが5体

②グリーンキャタピラーが15体

③シルバーフォックスが30体


①のレッドボアはパープルの町の外で父アルスとも狩ったことがあるイノシシ型の魔物である。肉も食べられるため、一石二鳥である。討伐部位は正面から突き出ている2本の牙だけなので、他は頂いてしまおうと考えている。


②のグリーンキャタピラーは芋虫型の魔物で口から糸を吐く。この糸は粘着性があり、捕まると動けなくなってしまう。逃げ出すには火の魔法で焼き切るか、水魔法で凍らすなどしかない。


以前サラキアの森で討伐したグリーンワームと似ているが、こっちは丸い縞模様があるため違いが分かる。討伐部位は同じように2本の触覚だが。


③のシルバーフォックスは以前パープルの町の森で倒したグレーウルフの上位種である。知能が優れ、まず単独で行動しない。その為、危険度が段違いである。討伐数が多いのは、一度に遭遇する個体数が多いからと推測される。討伐部位はシルバーフォックスの耳である。


討伐もやはり時間制限がある。期限は2週間。それ以内に①~③の魔物を一度に狩ってこないと認定はされない。足りない魔物がいた場合は、最初からやり直しである。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



次に採集リストに目を通す。以下の3つが課題になる。


①レッドクインビーの蜜が中瓶で5本

②オトギリソウが20束

③トリュフダケが3本


①のレッドクインビーの蜜は体長10センチほどの大型の蜂の蜜である。危害を与えなければ、積極的には襲ってはこない。しかし密を奪おうとしたり、攻撃を仕掛けると躊躇なく襲い掛かってくる。


密を採取する際にはレッドクインビーを討伐してからが望ましい。


②のオトギリソウは別名月光草とも呼ばれ、ポーションの原料になる。森の中の光があまり入らないところに生えている。


ただ採集する時に無理に引っこ抜くと、価値が下がってしまう。草の周りから根っこごと取り出すのが良い。


③のトリュフダケは、森の木の根元に生えている高級食材のキノコである。味も匂いも良く人気だが、レッドボアなどの魔物に食べられてしまうため、見つけるのが難しい。



こちらも時間制限があるが、期限は30日。魔物と違って見つけるのが困難な為である。しかし期限切れになると、最初からやり直しである。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



シオンは一通り討伐と採集のリストに目を通した後に、メンバーに確認をした。


「期間は討伐が2週間。採集が30日。基本方針は討伐にして、その移動中に採集のアイテムも見つける。こういう作戦でいきたいんだけど、どうだろう?」


それに対して4人は、


「俺はあんまり探すのは得意じゃないから討伐に専念するよ」


「じゃあ私は採集に注意を払うようにするわ」


「私は討伐を中心に考えようかしら」


「自分は採集を手伝いたいっす」


見事に2人ずつに分かれた。レイルとアイラが討伐寄りで、リシアとメイアが採集寄り。


シオンは思案する。自分が討伐と採集のそれぞれの間を受け持てばいいかと。基本方針は決まったので、教員のところに行き、討伐と採集のクエストを一度に受注する。


さあ討伐クエストの始まりである。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



シオン達はまず町で野営する準備の品物を買いに向かった。消耗品や食料などを買い込む為である。


費用は学園持ちであるが、1回のクエストで1人銀貨20枚までである。


これは一見少ないように見えるが、片道2時間森に行くのだから、森の外で野営する必要はない。町に戻って来れるのだから。


また、使った領収書は全て回収し、明らかに不必要なものを買った場合は、両親に連絡がいくようになっている。


取り合えず時間を無駄にしたくなかったシオンは、自腹で全員の野営の装備や、消耗品を買い込んだ。グループメンバーには驚かれ、そして喜ばれた。


1度オーキスの森に行けば、空間移動で町まで戻って来れる距離ではあるが、いざという時の為にMPは温存しておきたかった。


オーキスの森は西の街道沿いにあるため、馬車が近くを通っている。


メンバーも装備を身に着け、準備が整った。5人分の料金を支払い、馬車に乗り込んだ。このまま揺られていけば2時間で到着である。その間皆で雑談をする。


「あと2時間で実践だ。気合が入るな!」


「失敗しないように気を付けるわ。怪我をしたら言ってね」


「私は援護に回るわ。レイルは前衛をよろしくね」


「自分は周りに敵がいないか注意しながら進むっす!」


皆十分に気合が入っている。


後は皆が怪我をしないように、スキルを上手く使うようにしてみるか。シオンは現段階で、4人に自動防御を2枚ずつ展開した。


2時間の間にMPもそこそこ回復するだろうしね。



そして2時間後・・・シオン達は馬車から降り、


オーキスの森に向かうのであった。




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