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異世界で好きに生きていいと言われたので、3つの願いをした  作者: 猫丸ストレート
第1章 3つの願い編
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第20話 学園編

シオンは、グループメンバーの事をリシアに任せて寮に帰ってきた。


しかしそれだけではいけない。シオン自身も強化しなければならない。その為に、ゆっくり考えられるように寮に戻ってきたのである。


一息ついた後に、シオンは自分のステイタスを開く。


シオン

 固有スキル:自動防御LV5、空間魔法LV6

 固有スキル:状態異常無効化LV3、絶対隠蔽LV4

 固有スキル:オートヒーリングLV2、身体強化LV3

 スキル:初級魔法(火)LV4、初級魔法(水)LV5

 スキル:初級魔法(風)LV6、初級魔法(土)LV5

 スキル:★索敵魔法LV10

 スキル:中級魔法(水)LV1、中級魔法(風)LV2

 スキル:中級魔法(土)LV1

 スキル:剣術LV3、体術LV2


それを見ながらシオンは考える。索敵魔法を応用すれば、違った使い方もできた。では他の魔法で上手い具合に強化できないものか。


① 自動防御・・・もしかしたら自分以外にも張れるかもしれない。


② 空間魔法・・・収納以外にも使い道がありそう。


③ 絶対隠蔽・・・隠れたり隠したり・・・パーティーまるごといけるか?



◆◆◆◆◆◆ 実験① 自動防御 ◆◆◆◆◆◆



取り合えず候補①が出来るかどうかを試すのに、収納の中に戻していたグレイトベアーの爪を取り出した。


そして、それに自動防御を展開しろと念じ、もう1つ取り出したグレイトベアーの爪をぶつけてみた。


結果・・・自動防御を張ったグレイトベアーの爪の手前に投げつけた爪が落ちた。成功である。強度や多重展開できるかは、後で調べることにした。




◆◆◆◆◆◆ 実験② 空間魔法 ◆◆◆◆◆◆




次に、候補②の空間魔法について考えてみた。今は収納魔法としか使っていない。現状の収納できる重さは3200キロ。


空間を繋ぐ魔法・・・う~ん・・・魔法のドア的な感じで、別の場所と繋げられないだろうか?目の前に空間をイメージする。


それから、今いる部屋の机の上をイメージする。空間が現れているので、取り合えずグレイトベアーの爪を突っ込んでみる。


すると、自室の机の上に、突っ込んだ分のグレイトベアーの爪が出ている。一応前後に動かしてみる。それに反応して机の上の爪も前後に動く。


成功である。後は生物が入っても大丈夫なのか、収納のように生物は駄目なのか、距離はどうなのか等、実験が必要である。



◆◆◆◆◆◆ 実験③ 絶対隠蔽 ◆◆◆◆◆◆



最後に候補③の絶対隠蔽を試してみる。取り合えず、今は誰もいないので、グレイトベアーの爪で試してみる。


2枚の爪を並べてみて、片方だけに絶対隠蔽を発動するように念じてみる。


しかし、気配は薄くなったものの、見えなくはならない。これはおそらく、シオンが認識しているからではないかと推測。


一旦解除して、視線を外してから、もう一度絶対隠蔽を起動してみる。


結果・・・やっぱり見えなくはならない。失敗である。


そこにあるという事をシオンが認識してしまっているので、視線を外しても駄目なようだ。これはまた後で実験が必要である。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



取り合えずの収穫を得たシオンは、昼休みを挟んだ後に、学園の広場に戻ることにした。


広場に戻ってみると、他のグループも方針が決まったのか、各々で訓練を始めているようだ。シオンはリシア達はどうしているだろうと確認しに行く。


レイルは汗を滝のように流しながら、一心不乱に剣を振っている。はたから見てあれは大丈夫なのか?とシオンは少し心配になった。


次にリシアだが、どうやらメイアが走り込み過ぎたようで、それの看病でヒールを使い続けているようだ。2人とも無理をしないで欲しい。


最後にアイラだが、ざっと見た感じ見当たらない。索敵を発動して探してみると、どうやら広場ではなく、学内の訓練場にいるようだ。


見に行ってみると、両手を膝につけ、息を切らしながら、風魔法の訓練に励んでいた。


確かに出来るだけ限界までとは言ったが、あれでは倒れてしまう。ここまで負けず嫌いを発揮されてしまうと、さすがに困ってしまう。後で少し話しておくか。


その後、帰りの儀を終える前に、グループに集まってもらった。今日の訓練を見た上で、今後の方針を指示するためだ。


レイルには、1時間素振りしたら、最低15分休憩を取るように指示。連続で動きすぎだと注意をする。


リシアには、今日の感じでそのままお願いした。ただ、アイラと魔法の打ち合いをするようにお願いする。


理由を尋ねられたので、魔法障壁の強化訓練だと答えると、納得してくれた。そして、使うのは水魔法のウォーターみという注意事項を追加した。


アイラにも、水魔法のウォーターを使い、リシアと打ち合ってもらうように指示。リシアより魔力量が多いので、リシアに合わせるように依頼した。


最後にメイアだが、レイル同様頑張りすぎないように注意した。走るのに疲れたら、一旦走るのは中止し、一度休んでから短剣の素振りをするように指示すると、納得してくれた。


全てを伝えた後に、何度か戻ってくるかもしれないが、2週間ほどシオンは学園を休むとメンバーに伝える。すると、メンバーが不安そうな顔をしたので、個人的に少しやりたいことがあるので、それが終われば戻ってくると伝えると、安心してくれた。


他にもいくつかローテーションを組んでもらいたいプランがあったので、纏めたメモをリシアに渡し、皆にも確認してもらった。


皆が納得してくれたところで、シオンは学園を出た。取り合えず、自由に動けるように拠点が必要になったので、篝火亭かがりびていに向かう。


久しぶりに店内に入ると、店主のラビンが出迎えてくれる。


学園を追い出されたのか?と冗談交じりに聞いて来たので、ちょっとやりたいことがあるので抜け出してきたと笑いながら返答する。


部屋はどうする?と聞いてきたので、空いてる部屋を取り合えず1週間予約し、今回は食事は大丈夫ということで、銀貨を30枚支払って、部屋に案内してもらった。


シオンは宿の部屋で思案する。装備が無くてもサラキアの森に行くことは出来る。ただ万全じゃない状態で魔物を狩るのは、危険が伴う。


ではどうするか?と考えた時に、取り合えず今日実験していたことを、もっと実用的な形にしようと結論付けた。


その為、町の外で小型の魔物を捕獲してきて、実験を行った。その結果、シオンは1週間かかって、自動防御と空間魔法の使い方の強化をすることに成功した。



自動防御


自分以外にも重ね掛け可能で、破壊された場合感知可能。ただし重ねる枚数によってMP消費率が跳ね上がる。(1倍→1.5倍→2.0倍・・・)



空間魔法


現時点では生き物の収納は不可能。空間を繋げた場合、生き物も通過させられる。距離は魔力量に依存し、距離が延びればその分消費。


複数を同じ場所に送れるが、送った人数分だけ魔力を消費する。自分で行ったことがなく、イメージできない場所は不可能。



一度実家に戻れるかどうか試してみたが、魔力量が足りず、街道で野宿する羽目になった。今の魔力量だと、実家に戻るにはまだまだ足りないようだ。


実験が終わり、エウリーの町に戻ってきた。一応 篝火亭かがりびていの宿泊を1週間延長させてもらったら、延長は大歓迎だぜとラビンに喜ばれた。


その足で今度はアゼットの武具店に向かう。店内に入ると、アゼットが出迎えてくれた。注文の品は出来ているという事で、装備させて貰った。


「うん良く似合ってるね。サイズを調整するから後ろを向いて」


留め金をスライドさせ、ピッタリに合わせてくれる。このまま着て帰るわけにはいかないので、1度合わせた後、取り外してもらった。


ミスリルのショートソードもピカピカに磨かれ、とても切れ味がよさそうだ。アゼットの腕の良さが伺える。料金を支払い、お礼を言ってシオンは武具屋を出る。


身の回りの準備が整ったので、グランからの連絡が無いか、冒険者ギルドにシオンは向かった。


冒険者ギルドの中は、人がまばらのようだ。受付のシンディのところに確認をしに行く。


「すいませんシンディさん。冒険者のグランさんから何か言伝などはありますか?」


そう声をかけると、丁度良かったとばかりに、


「ああシオン君!紹介したアゼットの武具屋で装備一式新調してくれたんだって?アゼットも売り上げが伸びて喜んでて、私にスイーツを持ってきてくれたんだよ。ありがとね」


そうシオンにお礼を言った後に、


「グランさんからか・・・ちょっと待ってね」


そう言って言伝帳のような帳簿を確認する。


「う~ん・・・今は何もないかな。もしかしたら、直接学園の方に行っているのかもしれないよ。確認してみたらどうかな?」


その可能性も高いと思い、シオンはシンディにお礼を言ってギルドを後にした。


取り合えずいきなり学園広場に出るのはまずいので、寮の方に空間移動する。


エウリーの町の規模であれば、端から端まで空間移動しても魔力量は持つ。無事に寮の自分の部屋に出る。


そこから広場の方に歩いて行くと、人だかりが出来ていた。何かあるのかと思い覗いてみると、冒険者のグランが、グレイトベアーの子供を生徒たちに見せていた。


グランはシオンに気が付くと、声をかけてきた。


「おうシオン。待たせたな。冒険者ギルドで預かって貰ってた、グレイトベアーの子供だがな、一応調教が終わったから連れてきたぞ!」


そう言ってグレイトベアーの子供をシオンに見せる。


「こいつらなんだが、テイマーの能力を持っている者なら、ある程度言うことを聞いてくれるぞ。どうする?」


シオンは思案した。メイアのテイマーとしての能力を伸ばすかどうかを。メイアの気持ちもあると思い、メイアがこの人だかりの中にいるかどうかを探す。


丁度端の方にいるのを見つけ、メイアにどうしたいか確認した。


自分に才能があるのならば、育ててみたいというので、グランによさそうなグレイトベアーを1頭だけ譲ってもらうことにした。


残りの2頭はギルドで引き取ってしまうが構わないか?と確認されたので、それで構わないと返答する。


取り合えず冒険者ギルドでその1頭も飼育しておいてくれるらしく、時間があるときに様子を見にくれば良いとのことだ。


さすがに学園での放し飼いは危険すぎるという判断だろう。


こうしてメイアの放課後の日課が1つ増えるのであった。


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