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特別な薬

作者: Akira

男がいた。男は麻薬はもちろん、酒、タバコを始めとした依存性のあるものをとにかく嫌っていた

病院の薬ですら飲んだことはない

しかし男が頼る薬が一つだけあった

飲めば頭はスッキリ、気分は上がり、疲れも吹き飛ぶ

過酷な仕事に必須の薬だ

「ああ、この薬はなんて素晴らしいんだ

私は薬の類は物心ついた頃から飲んでいないが、これだけは別

もはやこれなしでは生活できぬ」

そんな男のもとにある日警察がやってきた

「ごめんください

少し話がありますので署まで来ていただけますか?」

「私は何も悪いことはしていないぞ

これはなにかの間違いだ」

「まあまあ、話は署の方で」

男は納得行かぬといった顔で署まで連行された

「で、話ってなんですか?」

警察は少しの沈黙のあと、ゆっくりと話しだした

「実はあなたが飲んでおられた薬は麻薬成分が含まれているのです」

実は男が飲んでいた薬は仕事の能率は上がるが、働きすぎて体を壊すという理由で半年前に禁止されていた

しかし禁止されたあともその効力から逃れられずにいた多くの人が逮捕された

男もその一人だったのだ

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