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・・・俺は何を書きたかったのだろう

「・・・腹減ったなあ・・・」


「お弁当作ってありますよ・・・」


私はそう言って、弁当箱を上にあげる・・・

本当に彼は見ていて飽きない・・・


「・・・弁当って・・・あれじゃないだろうな・・・」


「あれって何ですか?言ってもらわないと解りませんよ?」


彼の瞳、耳、鼻、口、髪、身体・・・そして・・・何より、彼の精神・・・全てが愛おしい・・・


「・・・いいや、ここじゃ言えない・・・」


「もう!しっかり言ってもらわないと解りませんよ・・・・」


彼に私はいつ惹かれたのだろう・・・そんなの決まっている・・・出会った時からだ・・・


最初に出会って、彼と触れ合った・・・本当は、始めは殺そうとした・・・彼の尊厳を全て壊し・・・全て失わせ・・・その上でごみの様に殺すつもりだった・・・


だけど、そうはならなかった・・・私は恋に落ちてしまったのだから・・・


「・・・・そんなの決まっているだろう・・・」


「何が?」


ああ・・・今すぐにでも・・・・


「・・・人間の死体とか・・・」


食ってしまいたい・・・


「やだなあ!貴方様に嫌われる事なんてしませんよ!」


そう言って、私は舌を出して誤魔化す・・・本当は、私と同じ味覚にして、私と同じ感覚を共有してもらいたが、強要してそんな事をしても、ただ虚しいだけ・・・それに、私は、今の彼を気に入っている・・・


そう・・・本当に・・・今すぐに私の体内に入れ・・・ずっと飼育して居たい程に・・・


だけど、それを自身の理性を総動員して抑え込む・・・そんな事をしても意味がない・・・解り切っている事だ・・・


彼を正常な状態で・・・全てを手に入れなければ意味がないのだから・・・


「・・・それならいいんだが・・・」


そう言って、彼が私の弁当箱を手に取り、ふたを開ける・・・装飾は凝ってみたのだが、どうだろうか・・・


「・・・大丈夫だろうな・・・」


そう、彼が言う、最初にそんなこと言うなんて!もう!少し位!弁当の中身ほめてくれたっていいじゃないですか!


「・・・・・・?何だ?」


「もう知りません!!」


私はそう言ってそっぽを向く・・・ふんだ!


私がそっぽを向いていると、彼が私の弁当を口に入れた・・・


「・・・うん!美味しい!!」


そう言われて、私はそっぽを向きながら、微笑む・・・そうですよ!始めからそう言ってくれればいいんです!!


私は彼の方をまたむき出す・・・・


彼は無心で弁当を食べている様だ・・・私はその姿を微笑みながら・・・先程の願望を思い出す・・・


彼を自分の体内で飼いたいと・・・だけど、それだと、彼本来の良さが失われてしまう可能性がある・・・


難しい事だと、私は溜息をつく・・・・


そうこうしている内に・・・彼が大きな欠伸をし始めた・・・


「ふぁあ・・・」


「膝で寝ます・・・?」


そう言うと、彼は、私の膝の上に寝転んできた・・・本当にかわいい・・・


本来なら、私にとってミジンコの様な存在にすぎない、人間、まさか、その一人にここまで肩入れをするとは、我ながら、酔狂な事だと笑う・・・


本当に笑う・・・・私の本当の姿を見て、人の形を保っていられる、この彼に・・・本当に愛を感じるとは・・・・・


彼の心を手に入れたい・・・その為なら、世界の全てを壊してもいい・・・どれだけの犠牲を払ってもいい・・・どれだけ、神々が死んでもいい・・・


どれだけ、ものを作ってもいい・・・どれだけ人を作ってもいい・・・どれだけ神を作ってもいい・・・どれだけ世界を創造してもいい・・・


だけど、彼はどれも望まなかった・・・ただ、彼は・・・・・・・・・だった・・・


絶対、絶対、絶対手に入れる・・・クックックアハッハッハッハ*+L>?*>PO#P"+*""`{P==P=O・・・・・

書いてて思った・・・なあにこれ?


多分続かない・・・

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