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オーバーパワー

さて、この姫君どうするか…?

食べちゃって証拠隠滅してもいいけどな…。


名だたる魔王達に囲まれた姫君は涙目だ。

そうだ、守衛雇おうぜ!こいつを仮の魔王にしとけばいいじゃん!そうすれば俺も戦わなくていいし!


とりあえずZランクから選ぼう。

どうせならいい奴を、がモットーだ。


お、こいつとか強そうじゃん。

「おぉ!!これはこれは魔王様方がお揃いで…さて?私はどういう要件で呼ばれたので?」


はい、こいつは見た目は普通の人間っぽいけど、肌が真っ黒でツノが生えてて…なんかゲームのラスボスっぽい奴。細い剣とかで戦いそう。


「この姫君をどっかそこらへんに魔王城作ってやるから君魔王になって私の代わりにさらっといて」


「は!!この命にかえてでも守り切ります!!では、早速兵を我が国から呼び寄せますね」


口笛を吹くと大量のコウモリが現れる。


「新参ものの魔王ですが私ヴァンプキングはその使命立派に尽くし新たな地の魔王として尽力します!!」


これで良し。

城は、なんか俺が魔王になった影響でキングフィッシャーが大量発生した上にそれがどんどんグランオルカになってパワーがインフレした兵士達に建築を任せた。


ちなみに、最初のオルカはレジェンドホエールになった。なんかしらの条件を満たしたんだろう。

っていうかこの軍団怖すぎるだろ。

S級が百匹とかいるんじゃなかろうか。

Z級が俺合わせて五って自体でやばいけど。

もともとZ級は単体で動くのが多いからね。


それでも、この軍団は壮観だな…。身長二十メートルを超える屈強過ぎるグランオルカがずらずらと歩いていく。その後ろに五メートルのキングフィッシャー。その後ろは二、三メートルのフィッシャーマン。その先頭に立つのは総隊長百メートルの巨体になったレジェンドホエール。

見た目はもう完全に人間に近いな。肌が白過ぎる点以外は。

オルカは顔面シャチだしな。


全員に自分の鎧を製作させてから城の築城へ向かわせる。

地響き轟かせ進軍する様子はまさに圧巻。

あ、そういえばマーメイドクイーンは遂にマリーンを見つけたらしく、討伐に向かった。

相手はZ級か…。勝てるかな。

一応、進化した時に生まれたミニクトゥルーを送っておく。


王城は大混乱ですなウヒャヒャ。

お、討伐隊が組まれているな。相手は…S級冒険者十人ですか。なるほど。

あ、これね。自分の陣地だったらどこでも見れるこの杖。

一応国あるけど、もう落としたことになってるらしい。

お!こっちに向かってきた。

そうだな、腕試しに行ってこい!ラスト!ピエロ!


ということで、彼らは瞬間移動であちらに飛ばす。これも杖の技能ね。


「なんで…なんでここにお前がっ!!!!」


「おやおや、これは…私に敗れ続けて勇者の座を剥奪されたS級冒険者一位の…名はなんと言ったか…」


「グレンだ!!!!クソッ…だがこいつには勝てる気がしない」


「おや、私程度に見ただけで勝てないとは…アルジを見たら貴方達は失禁して逃げ出すでしょうね」


「こいつが下っ端…?嘘…だろ?」


「一応ナンバースリー、いやフォーです。私ヴァンプキングさんには恐らく勝てませんからねぇ…」


「そして、私がナンバーファイブのピエロ。貴方達だけならば私一人で瞬殺できるでしょうね」


「やれるもんならやってみ…」


そう、言い終わるか否かという時だった。

ピエロは輪っかを空中に投げるとそれが全て意思を持った生き物の如くS級冒険者達を縛り上げる。


「この輪っか、斬撃属性を載せることも可能なのですが、あくまで我らがアルジは平和主義者。血は好まないでしょう」


二人はその場で高笑いをする。


やばい、この軍団凶悪すぎたかも知れない。











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