休日エンジョイ
いやぁ、いい朝だなぁ!!!!グッモーニン!!!!
今日も、順調に寮の制作が進んでいるね、関心関心。
さて、今日はとりあえず王都に行ってこの子の餌を買いに行きましょうかね。
後、ドラゴン達の交流所みたいな場所があるみたいなので、そこにも連れて行ってあげようかな。
海を起こして、柵を解錠。
あ、解錠方法はこの檻を持ち上げること。
実はこれ、底がない。
まぁ、これ持ち上げられるのは俺だけだと断言しよう。
正直、肉体強化系のスキル駆使しないと上がらない。だからそろそろ魔導機構に組み替えようと考えているところだ。
だって、これ総重量と大きさとてつもないからね。
筋トレにはいいんだけどねぇ…。
あ、そういえば奴隷の確保は完了した。今朝、マーメイドクイーンが奴隷船の解放を行なったって言う報告きたから。
それでクリアしたので、その奴隷達は適当に記憶抹消して解放した。
幼児の奴隷ばかりだったので、記憶の抹消が容易かった。
大人になるとなかなか難しくなってくるんだよね。
ちなみに、その幼児達は国の中で解放されている。
ここで一生を過ごし、いつか旅立っていくのだ。
ちなみに、洗脳効果で我々の事をちょっと大きい人間だと思っている。
この国の情報が外に出たり幼児達がパニックになっても困るんでな。
そして、そうこう話してる間に檻を持ち上げて解放。
まず、王都のドラゴンフードを訪ねる。
ここには、龍種様のおやつが販売されている。
餌はさすがに店で買ってたらコストとリターンが噛み合わない。
なので、シーランド産の野菜とか、海藻のサラダとか、魚とか、モンスターそのままやったりしている。
おやつは、砂糖菓子が海は好きみたいで、中でもクロワッサンが大好きだ。
大きめって言っても、こいつサイズのクロワッサンを作るのは不可能なので、超大量買だからサクサク感とかはないと思う。
そして、百個ほど購入して、食べさせてあげる。
いつか、実物大のものを用意してあげたいな。
その場合大きさは平屋程にはなるだろうが…。
交流所に飛んで行ってもらうと、そこには無数のドラゴン。
しかし、会場が思った以上に狭く、降りたてない。
多分、あそこに降りたら大量の命が失われるだろう。大きさの差はそうだなぁ…一番大きい子と比べてあっちが百分の一くらいかな?多分あれレッサードラゴン。十メートル程なので、わりかしレッサードラゴン内では大型の部類に入りそう。
会場の大きさは、街中かつ、一片百メートル程。困った…。
あちらは、超巨大なドラゴンに完全にビビっている。
ドラゴン達は次々に服従していく。
なんだこの地獄絵図…。
しょうがないので、飛び去って今日は、海に小型化の練習をさせようと思う。
小型化の練習は、まぁ…うんなんていうんだろう。
小さくなれって祈って魔力があれば小さくなる。
結構初級の魔法。スキルではないはず。
小型化は、解除しない限り解けない、でも大きさは元の百分の一が限界だし、他人にはかけられない。パワーも小さくなったぶん減るって感じであんまり使えない。
棚の隙間に挟まった硬貨取るのには結構使えるが。
まぁ、説明して何回かやらせてみる。
最初のうちは、一箇所だけ小さくなったり、何も起こらなかったりが続いたが、コツを掴んでからはかなりの確率で成功するようになった。
そして、小型化。
二十メートルまでの小型化に成功した。
まだまだ大きいが、結構いいところまできた。これなら集会所にも行けるし。
という事で、再度降り立つ。
やはり、かなり大きいし、色も綺麗な青色かつ、美しいフォルムなのでめちゃくちゃ目立つ。
「あら、いらっしゃい!龍の家へ!ここは自由に出入りしていいので、これからも来てくださいね!」
と、ここの人っぽい人が言う。
「向こうにドラゴン同伴で入れるカフェもあるんだけど…この子は少し大きすぎて入れないかもね。小型化って知ってるかしら?」
「あの…小型化してこれなんです」
「あら、あんまり小型化が得意じゃない子なのかしら?」
と、優しい笑顔で聞いてくる。
「いや…一応百分の一に近いところまでは行ってるんですけど…」
「結構得意な方でこれなのね…って事はさっきの巨大な空の影はこの子かしら?」
「ご迷惑かけちゃったみたいですいません」
「いいのよ!この龍の家は五十メートルまでの龍種が小型化無しで遊べるように設計したのだけど…」
「この世の中には、私が見た事ないくらい大きな龍種が存在するってことを知れたわ、きっとその子が元の大きさで遊べる龍の庭を完成させるわ!その時は、元の大きさでまた来てちょうだい」
「今は流石に勘弁よ、あの高さで風が凄かったもの」
ちょっと申し訳ない気持ちになりつつ、リードを外してあげてもいいとのことなので、外して自由に遊ばせる。
「あら、おたくの子綺麗な色してるわね、普段はどの様なごはんをあげているのかしら?」
と、貴族っぽい人が話しかけてきた。
「普段はお魚をメインに自家製の野菜なども食べさせています」
「まぁ!健康志向でいいわね、うちの子も参考にしようかしら」
そういって、一匹の黒いドラゴンを呼びよせる。
「この子、最近食欲不振で…でも、野菜ってのは盲点だったわね、ちょっと龍の家で買ってくるわ」
と行って、カフェ内の人参を買ってきた。
なんでも売ってんのかここ。
すると、美味しそうに食べ始める。
「あらま!ありがとうね!今度うちに招待しようかしら、あらいけない綺麗なドラゴンちゃんに見とれて自己紹介を忘れていたわ」
「パステリオ・パリス、こう見えて一応王女をやらせていただいておりますの」
なんか凄いお友達ができたな…。
「お城の場所はわかるわよね、そこの門兵には綺麗な龍を連れた旅人は通す様に行ってるから入れるはずよ、庭で待っていたらすぐにいくからいつでもどうぞ!」
カフェで、しばらくパリスさんとお話をする。ローマニーと違って結構気さくな人だ。
龍の話をしたり、学校に通っていてローマニーと同級生である事を話したりしていると、夕方になってしまった。
休日とはいえ、寮の奴らが筋トレをサボっていないか監視に行かないとな。
では!と行って空に飛び立ち、上空1万メートルほどまで飛んでから、小型化を解く。
その巨大な翼の羽ばたきは、雲をかき消し、一瞬で寮への道を切り開く。
帰ると、一般の一番棟は完成した様だ。早速メールで手続きをして、広告などを筋トレを終えた海剣のメンバーに貼らせにいく。
もちろん、権限でこれはセーフな行為だ。
そして、まだ筋トレを粘っている子達には高負荷な筋トレを教えてあげる。
単純にノルマが終わっていない子には、効率的な鍛え方を教えてあげたり、メニューを見直したりする。
そして、筋トレが終わり、ちらし組が帰ってくるとみんなでバーベキューをする。
もちろん火は、海の業火だ。
嘘だ、そんな事するには、俺がモンスター状態で、超巨大なフライパン使ってやらないと一瞬で鉄板が溶けて消し炭になる。
まぁ、小型化して種火だけ作ってもらった。
誰もマッチもライターも持ってなかったんでな。
そして、みんなで楽しく盛り上がった後掃除を行い、各自の部屋に戻っていく。
いい休日だ。
明日は、王宮に遊びに行こうかな。