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ただの一日

翌日、俺はいつも通り認識阻害で一瞬で学校に行く。

レイトの作ってくれた弁当を持ち、俺は寮の予定地へ向かう。


すると、そこには…。

もう既に完成させられたチームの寮。

他の学生寮は、まだ建築途中といった感じだ。

この寮のカラーリングは安定の青と黒。空き部屋も多いので、一般の人も借りることができる。

全体的に高級感のある外装であるが、内装は未だ未完成。中は壁紙のみ、電気などは通っている。


家具などは一応作られていたので、学生が入るところだけは用意した。

一般の人は安い家具だ。とりあえずセッティングだけは適当に置いといた。

買い換えて勝手に買うでしょ。


それで六時なので全員を起こして飯、そして筋トレを行う。

全員朝の回に出席。

今日は言語学と算学モンスター学と裁縫。


正直、言語学と算学は楽勝なので授業中にシーソルジャーを操って家具の運搬の続きをやる。建物の中ならばれん。


おうおう、結構一気に建築進めてるね。

このペースなら二十棟建築予定なんだけど、一ヶ月で余裕でいけるかな。この棟は特別にすぐ作ってもらったから高級かつって感じだけど他の棟は普通のマンションになる予定。

まぁ色は全部黒と青統一なんだけど、何が違うか。

まぁ、使ってる石材だよ。


こっちは黒龍石っていうダンジョン内の石。

難易度高いから結構辛い。


まぁ、量は取れるのでいい。

他のマンションは黒硬石。耐久性は一緒ぐらいなんだけど、結構継ぎ目が目立つんだよね。

後、防音性能が低い。

だから、綺麗に魔法で溶接しなきゃいけない。

その代わり、鬼のように取れるので採取は楽。


その他は特に変わってる点は無い。

見た目上は一緒だよ、エンブレムがある以外はね。


まぁ、今は全部同時進行で建ててるんだけど、五階までは仕上がってる。出来方はなんか植物の成長見てる感じでずずずずっと石材が伸びて行く感じ。

これは初級魔法の形状変化の応用。


そして、また楽しみな授業がやってきた。

これも先生は料理の授業と同じ。


「はい、今日の授業は針で縫って刺繍をして見ましょうね」


これの技法は返し縫いっていうのかな?これを書かれた線にそってチクチクやってると、うさぎの絵が綺麗に出来た。

楽しい。


「さて、今日の授業はここまで!私が顧問で裁縫部やってるからこういうの好きだなーって人は入部届け取りにきてくださいねぇ」


そして、さようならの掛け声とともに一日が終わった。

今日はみんなでパトロール。部活動などがあるものは、部活動に行かせた。

さて、そして活動報告を終えるその一歩前。


パステリオスの貴族数名が先生を連れて仲間を取り囲んでいた。


「何かあったのですか?」


すると、先生がこちらを向いて


「えぇ、こちらの生徒がパステリオスの生徒に向かって暴力を振るったということで」


「何してんだお前ら!!!!」


「いや、違うんです!この方々が突然殴りかかってきたので、その手をパーで止めたら暴力を振るわれたって」


「そうじゃ!我のパンチに向かって掌底を放ったのじゃ!これは立派な暴力行為じゃ!!」


先生達は呆れた顔を一瞬したが、貴族には逆らえないようで。


「そうですか、それは正当防衛。法律上認められているので仕方ありませんね」


「それと、お前達は暴力を振るった側、つまりあなた達は…指導部屋行きだ」


すると、先生達は一瞬青ざめた顔をした。


「嫌じゃ、わしの権限でその罰は無効とする。今度こそは外さん!!」


といって、殴りかかったので腕を優しく捻り、クッションをつけて廊下に寝かせる。

音はない。


すると、貴族達は急いで逃げ去っていった。


「お前達、厄介ごとを避けるためにできるだけ回避術に神経をすり減らすこと。いいね」


「「はい!!」」


よし、まぁこんな事が増えそうな気がするから気をつけておくか。













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