表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/16

我ら海剣

今日はまずエンペラーズに行ってチームで冒険する許可を貰う。

許可を発行してくれるのはサー。

今ここのリーダーだからね。


「はい、これ許可証ね君一人で行くのにちょうど安全な洞窟だが、チームを率いてるから油断はしないように!」


今日行くダンジョンはここの東にあるコウモリ洞窟、難易度はDで、お宝とかもいい感じなんだよね。


今日の狙いは、チームメイトの連携力強化と経験を積む事そしてお宝を売り払ってこいつらの生活費を稼ぐ事。流石に家が遠いからと行って、見た目が完全に大人だし逮捕歴あるっていわれても納得するが小学生国に入れるのは危険だ。

あそこ結構段差高いんだよね、ある程度の能力ないと転落死とかありえる。

俺が適当にくりぬいただけだからいきなり三メートルの段差があったりする。舗装工事は任せてるんだけどね…。


まぁ、その宝でここら辺に寮を建てようかなって思ってる。この学校寮がねぇんだよ。

素材はあるから土地買うだけなんだけど結構高い。

かと言って、自腹を切って国発展の為の金を使うのもこいつらの為にならないって事で俺が同伴して稼がせることにした。


あくまで保護者なので手は出さないと言ってある。危険になるまでな。


さて、行くぞ海剣初のチーム活動だ!!


まず、五つの小隊に分けて戦闘を開始する。他の隊には国の冒険者を付けてる。全員S級だから大丈夫だろ。まぁ、あいつらも熟練の冒険者だし、そのうちのヒロは確か、S級の強さトップテンに入る人気冒険者らしい。

大金積まれてまさかキングフィッシャー一体に選りすぐりの俺たちがボッロボロに負けるとはな!!!!ハッハッハ!!!!って言ってた。ちなみに、あの十人の中で一番強いのはガリアっていう冒険者で強さトップ2。あの国金持ってんなぁ。今回来てるぞ。結構無口なタフガイって感じで超渋くてカッコいい。男性のファンも多かったらしい。今は俺の国の岩場が気に入ってそこでよく寝転んでる。よく腕相撲してるけど、フィッシャーマンに勝ってるとこを唯一見たことある。


まぁそれは置いといて俺の隊は無所属リーダーだったマスロと、唯一頭がいいメドウ、強化魔法をソルジャーズで唯一身につけたドペン、そしてこのチームで身長百八十、体重百キロ体脂肪はなんと五パーのガタイだけは一番いいトール。


さて、行くか。


しばらく歩いているとオオコウモリが三体現れる。

こいつらのランクはFまぁ、倒せるだろがんばれー!!


「よし、行くぞ!!メドウ、相手に防御力ダウンの魔法、その詠唱中はトールと俺で、ドペンは切り札でとっておく!!」


「行くぞ!!!!」


すると、まずマスロがオオコウモリの羽をつかみ、洞窟の岩壁にもう一体をラァ!!っという声と共に巻き込み叩きつけるトールはキックで無難に相手の体をボキッとおる。


うん、普通に二人で勝ったね。

メドウは詠唱を続けながら探索を行う。

しばらくして、またさっきとおんなじ編成をさっきとおんなじ感じで倒す。


罠があったが、しっかりとマスロが気付き解除。この罠は形状的に天井が落ちてくるやつだな。

解除方法は、足場のスイッチのちょっと向こう側の地面にロープを切るための発火材が地下にあるからそこ目掛けて水魔法をかける。それだけ。


見た目でわかりやすい罠だね。

巧妙なのでいうと、石が転がってくるやつ。

あれ、仕掛けの解除方法がない上に、スイッチが地下で見えないから正直岩を破壊するか逃げ切るしかない凶悪さ。


よし、なんとか宝のあるフロアについた。

宝はここに住んでる魔物の魔力によって生まれる。

俺の魔力も宝になる。それが貯金だ。貯めとくことによって、そのダンジョンに人間が迷い込みやすくなって餌が増えるってわけだ。

だから、程よく攻め込むのが金策としてはいい。


ちなみに、ここは俺が管轄してる。

ここに攻め込もうとすると、クソ強いフィッシャーマンに襲われる。

それって結局力貸してね?って気にはなるけどこいつらは知らないからいいだろ。

それに中のモンスター達はそんなこと知らないし。


そして、よく溜まった金銀財宝を持ち帰る。


「良し!!お前らよくやった!!今月の食費としてそれは預かっておくが、お金に厳しくなったら報告するように!!!!うちの運営資金としてお前らに還元されるから安心してくれ」


「そして、今日の反省点を話し合おうか」


まず、マスロが話す。


「もっと指示で攻撃魔法を出させればもう少しメドウを活躍させられたし、壁に叩きつけるのは洞窟の崩落につながるので危険だと思いました」


「うん、適確な反省だな!ただ、攻撃魔法は大事な時の魔力枯渇になるから別に悪い判断では無かったし、巻き込みたいなら叩きつけるのは地面にするとかで改善するといいと思うぞ」


こんな感じで、反省点を話し合った後、解散後スーパーパステリオで換金してもらう。

しっかりとしたレートで換金してくれるので信用してる。

今回の全体での儲けは一千万か。まぁ、レアな金属とか宝石とかが運良く手に入ったってのと最近ここの洞窟からの固有金属の供給が止まってるから超高値がつく。

それは確か超凄いパソコンのバッテリーとかに使われてるんだったかな?忘れたわ。


とにかく五隊で丸一日。一千万は結構いい稼ぎだ。まぁ、王国とかだったら一人一千万の仕事とかあるらしいけどな。

あ、これはうちのチームのイベントって事にした。エンペラーズの権限を使って。

チームイベントってのが一ヶ月に一回認められてて、制限としてその代わりそれは学校にとって意味があるイベントじゃないとダメ。


例えばサーのチームの円卓の騎士では、学校内一斉清掃とか、劇場で演劇を行い生徒全員招待でそこでの儲けで他の劇団の演劇を見せるとかやってる。


うちのはどんないいことがあるって?寮立てる資金稼ぎと、クラスをまとめ上げるリーダー格を育てるって事と実際の経験を積ませる事で良い冒険者をより多く育てる土台を作るって名目だ。


先生は感激してたぞ。


このイベントでうちはチームポイント千ポイント貰った。これ貯めたら学校側の施設仕様に使ったり、施設を買って貰ったりできる。

普段支給されるのが月百ポイントらしいからいいんじゃない?


さて、まぁこれで少し学校から離れた所にこの田舎ではかなり広大な…あ、俺が普通のイカとして水槽作ってその中で生活できるぐらいのね。土地を手に入れられた。もともとモンスター出現スポットなのでもう投売り状態でした。


そして、建築方法だがマーメイド達が認識阻害を使いフィッシャーマン達を人間に見せ、人の少ない時に一気に仕上げる作戦。


これで余りの四百万は、食費と、装備の新調をした。みんなにチームの意識を持たせるために、ブレザーの下に着るものは自由、かつ放課後は服装自由なので黒と青のラインが入ったシャツとズボンを買った。みんな着るものがなかったからってのもあるが全員に五着ほど支給した。


後これも黒に青いラインの入ったスーツね。これは、学校外での活動時に使う。

結構この世界では地味で格調が高い方だ。


後は、フラッグを作った。巨大なイカをモチーフにしました。

これで、体育祭の時チーム対抗のリレーってのがあるがその時応援に使えるなって事で購入。

後家具も一新しました。これはメイドインシーランドブランドです。


人間界で買ったら椅子一脚十万とかすんじゃねぇかな?ブランドとか抜きで。

まぁ、高級感を全体的に高めてカフェからマフィアの館みたいになりました。壁紙も光沢のある黒と青で統一。全員顔が引き締まってるな。


そして、今日の戦果を話し合い、出発から約二十時間。現在は昼の三時。みんな眠くて寝てしまった。

向こうで仮眠とったんだけどな。

後、部屋に入るためのカードキーにもなる手帳を作った。


これは紛失しないように、落としたら飛んでくる仕組みになっている。

ちなみに、これで一瞬でどこのチームかわかるので胸ポケットからこれが出てたら海剣だなってなるので下手な行動は出来ない。


そして残りの金全額三百万…商船から買いました。こちら。大きさ自在の…。

強固で巨大な一片の端が見えない十キロはあろうかという巨大な獣の檻。いや、もはや壁。檻の一本も太すぎてなんか棒に見えない。しかも、隙間から余裕で人が出入りできる。

それを寮の奥のチームに所属した人が住めるチーム用のビル…が立つ予定の後ろのところに…。


その中にいるのは、はい。力で屈服させたこちら。

俺と同じカラーリングの海神龍。体長はちょこんと座った状態で高さ九百メートル。この子が中で飛び回れるように広めに作りました。ランクはS。


たまたま入り江の上空飛んでてかっこいいなって思ったので一ヶ月ぐらい?前に触手で捕まえて締め上げたら屈服のポーズ。

あ、お腹見せる犬みたいな奴ね。


したのでシーランドで飼ってたんだけどなんせ空を飛びたがる。こんなの飛んでたら討伐隊が組まれる。

その時人間化出来ないし…。

あ、ここには一応安全に見えるようにいれた。吠えないように調教したし、国に飼育許可とったし…これ結構金かかった。檻と合わせて三百万だからね。あ、脱走しようと思ったら一瞬で破壊して出られます。

首輪と座席を付けることで乗り物として使用することにしたのだ。


結構貴族間では流行ってるみたいで…。あ、S級のドラゴンじゃないよ。冒険者雇って扱いきれるD級ぐらいのレッサードラゴンとか。


まぁ、マンションが建つのは一ヶ月後。結構建築スピード早いでしょう?これが神業です。

あ、冗談で俺がドスドス鉄骨建てて溶接するから速いんだよね。後、魔術で土台固めるからコンクリいらない。しかも超人の筋力でめっさ速い。技術ももちろん負けてねぇさ!!!!

あ、耐久性は安心してください。安心と安全のシーランド製です。ドラゴンに襲われたけど、島は焼け野原だったけど小屋だけは壊れなかったと絶賛されております。

家を建てる際はシーランド建設に…おっと行けない。


まぁ、こいつはチームの乗り物。権力を誇示する意味でも役立ってくれるだろう。

貴族の子供グループパステリオがなんだ。このドラゴン一体でこの国家ごと壊滅じゃあ。


やらんけど。


そして、俺は終わりの会に出てからチームのみんなが寝てる間に部屋の掃除。

そして見回りを行う。


三年生ぐらいのパステリオの子が一年生を虐めてたので止める。


「我を誰だと思うておる!!パステリオ王家直属の貴族カルボーナの長男であるぞ!!」


「そうか、じゃあなんでこいつを殴ってんだ?」


「そいつがわしの前で平民のくせにお辞儀をせんかったからじゃ!無礼なり!!」


「そうかそうか、この学校では平民とか貴族とか関係ねぇんだよダメなもんはダメだ暴力は違反行為に値する」


と、少し強めに言うとひっ!と声を上げて逃げていった。

まぁ、そんな感じでパトロール。今日検挙したのは、廊下を走ってた二年生を注意。服を着崩してた五年生を注意。窓ガラス割ったソルジャーズ。チームは喫茶の集いっつってたなを指導、職員室行き。

女子更衣室を覗こうとしたパステリオの六年生を指導、めちゃくちゃ文句言ってきたが指導部屋行き。


まぁ、そんなもんか。後は、サッカー部が校庭が濡れて使えないってので海神龍。あ、名前は海。海を呼び、水を操って海まで飛ばした。

ややこしいな文面が。

あ、ペットの連れ込みは違反行為じゃねーぞ、一チーム一斉に五匹までセーフだ。クラスでも三匹までいいぞ。

パステリオは一人十匹らしいぜ、いいよな。

他は裁縫部が部員募集してたので体験入部した。なかなか奥深いものだ。

今日はミシンで袋作った。楽しい。


テニス部のボールが木の上に乗っかっちゃったので取ってやった。木の上にラケットがあったので、それは注意した。木にラケット投げるのはよろしくない。


まぁ、それで六時ぐらいになったので帰らなきゃ行けないチームの子を海で送ってやる。

めちゃくちゃビビってたな。

まぁ、歯一本が人間よりでかいからな。それこそ校庭の木ぐらいある。

そして、俺は二度目の空の旅に出た。あ、俺は頭の上が特等席だ。普通の人間が乗ってると風圧で飛ばされて死ぬぞ。


他のみんなは席に、あ、椅子と屋根とか色々ついてて風と振動の影響を受けない設計になってる。もちろん、シーランド製。


ちなみに、人乗ってる時は羽ばたきじゃない魔力での飛行をしてもらう。羽ばたかれると尋常じゃなく上下するので、絶叫アトラクションも泣いて逃げ出す恐ろしさだぞ。


まぁ、送り終わってから巨大化。もう運ばれている一キロほどの鉄骨を正確に垂直に魔法で地面を柔らかくして突きさす。そして巨大な水平器で測る。それを同時に足を使ってガンガンやって鉄骨部分は今日だけで完成。土台もついでにやっといた。


後は、建物をフィッシャーマン達が建てる。俺はこれ以外はちょっと小さすぎて上手くできないんだよね。

あ、認識阻害でこれ見えてないから安心してくれ。徐々に作られたことになってるから。


そして、俺は入り江に帰りフィッシャーマン数人に頼んで眠りについた。

まさか、寝てる間にあんなことが起こるとはな…。









































休日なので調子乗ってみました。散歩とかに行く気にも夏バテでならなかったんです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ