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トコちゃんと不思議な話  作者: 今長祐司
2/16

ステルス

ステルス空爆撃機操縦士のトコちゃん、これって夢?

トコちゃんはA-25型ステルス空爆撃機アランでアラベスク地域を偵察をしていた。

「本部より連絡、トコちゃんに指令。アラベスク地区にて未確認飛行物体を感知。直ちに調査を要求する」

「了解しました、これよりステルス飛行開始、未確認飛行物体の調査を開始する」


ギアチェンジ調査用巡行にはいるトコちゃん。

「敵飛行物体確認」

「あれは~」

ジェミニの偵察機だった。偵察機は超低空飛行で何かを探しているような感じだった。

「こんな街中を超低空で、怪しい」


トコちゃんはレーザービーム砲のボタンに指を載せていた。


うろうろしていた偵察機がこちらに気が付いたと思った瞬間急上昇、アランもその後を追いかけた。

2機は町中を出て砂漠地帯に差し掛かった。

「偵察機ごときが逃げ切れるとでも思ってんのか~」


偵察機から機関銃のようなものが撃たれた。トコちゃんは応戦しレーザービーム砲の照準を合わせボタンを押した。

ビー

レーザービームはなんと偵察機の電磁誘導バリアで跳ね返された。

「くっ」

「いったい何処の偵察機なんだろう?」

(YSSR)偵察機の横にそう書かれていた。

「くそっ」この先は領空侵犯であった為、アランは引き返した。

「本部、UFOは取り逃がした。これより帰還する」

「了解」

トコちゃんは眠った。


「ジリリリ」目覚まし時計の音がトコちゃんの部屋に


「うあ、学校学校、おくれるう~」


「トコちゃん、おっはよう」

「ミホちゃん、おはっ」

トコちゃんはこけそうになった。


「ミホちゃんYSSRって知ってる?」

「しらん、何やまは?」

「じゃあアラベスクは?」

「何、歌手?」

「あ~もういい」

トコちゃんは黒板に向かいすみにYSSRといたずら書きをした。

「キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン」

眠い朝、退屈な授業

「ん~何の偵察だったんだろう?」

「ま、いか」

「ステルス戦闘機はカッコいいよなあ」

「一回でいいからのってみたいなあ」

昼休み「がやがや」、「がやがや」


放課後

「バイバイ、ミホちゃん」

「バイバイ、とこちゃん」


太陽が西へ傾きかけていた。

「YSSRか~なんだろなあ、ぶつぶつ」


「ただいま~」

「あ、おかえり~晩御飯もう食べる?」

「あ、まだいいや。もうすこししてから」「かあさんYSSRってなんだかわかる~?」

「そうね、ヤマハ、スーパースレイバーなんてね」

「またヤマハか!しかもスーパースレイバーってどっかで聞いたことあるよなあ、Rはどこへいったんだ?ぶつぶつ」


「ただいま~」

「あら、お帰り」

「トコちゃんは?」

「部屋にこもってぶつくさ言ってるわ」

「またか」「今日も疲れたよUFOがでたんだから」

「しーっトコちゃんに聞こえるわよ」

「ステルスのことなんか言ってなかったか?」

「YSSRか~なんだろなあって」

「む、そうか。軍自のことだからなあ」


「アランは難しいな」

「最新のレーザービーム砲を跳ね返したんだぞ」

「YSSRが一歩先をいった感じだな」

「25型にもう一歩先を行かせるしかないだろう」


司令官室にて

「おはようございます、指令」

「やあ、トコちゃんご機嫌斜めかな」

「え!なぜです」

「いや、偵察機を取り逃がしたそうじゃないか」

「あ、あれは私の技術的なことで」

「そうか、まあいい。気にする必要はない。今回の事で空軍も新たな武器開発に踏み切った。いいことだ」

「じゃこれで」

トコちゃんは何事もなかったかのように司令官室を出て行った。




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