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4次元国家
「キーン」
トコちゃんの耳に特殊周波数の音が鳴り響いた。
「誰だ?」
「ふふふふふ赤木だ。こうしてテレパシーで話せるのも渡したスマートホンのおかげだな」「何の用だ?」
「君は4次元国家を知っているかね?」
「え!」
「君の知っているダホ共和国、あれこそ4次元国家の成れの果て」
「4次元国家は時を渡りやってくる、私はそれを則るつもりだ」
「そんなことさせるもんか」
「時を渡るエスパーは何人もいる、その中でも優秀なエスパーを集めている」
「どうかな君も賛同しないか」
ジー別の周波数の磁場が二人の交信を遮った、伸也だ
「リーダー駄目ですよ、あなたはまだ4次元エスパーとして覚醒してない」
また別の周波数帯から電磁波がやってきた。
「いまダホはこの時代からきえようとしてるわ」ミホちゃんも心配していた。
伸也が割り込んできた「大丈夫ですよトコちゃんがいるから」
「アラン発信します」
確かに古文書にはダホは半世紀まえに突如としてあらわれた、このためアラバスタと日乃本国が軍事協定を結んだ。
最近厄介な国ジェミニもこれに関与しているらしい。