雪ダルマ(二百文字自作自演お題小説)
使ったお題は「雪ダルマ」です。
田守優子は私の親友。変わっているが、害がある訳ではない。
都心はしばらくぶりの雪景色。
なるべく凍っていないところを選んで歩いていると、優子を見かけた。
理由はわからないが、前にいる女性に頭を下げていた。
相手はかなり怒っていたようだった。
その人が立ち去った後、優子に近づいて事情を訊いた。
「雪ダルマかと思って、ポンポンて叩いたら、白い服を着た人だったの」
涙ぐんで言う優子。確かにそう見える容姿だったけどね。
ということでした。いつもどおりです。