一話 はじまり
これが初めて投稿します!
処女作なので、暖かい目で読んでいただけると嬉しいです。
それでは、お楽しみください!
いろんな人の応答が聞こえる。
でも、なんて言ってるか聞き取れないや。
今の私は風の音しか聞こえない。
目の前のゴールまであと――
「あぁぁ、疲れたー」
バタリと熱いタータンに私は大の字に座り込んだ。
「奈都、お疲れ!」
私―国岡奈都―のもとに、ショートボブの女の子が駆け寄ってくる。
彼女―野田結羽―はベンチコートを被せてランニングシューズを出してくれた。
「ありがとう。結羽...」
息が切れてて、今は言葉少なになってしまう。
でも、私はこんな時は何時もこう思ってしまう。
もっと、もっと頑張らないと。
私、国岡奈都は札幌の公立高校に通う二年生。部活は陸上部で、まだ二年目。
実は、高校に入学するまでは帰宅部で個人教室のピアノをやってただけの運動部未経験のド素人だった。
でも、幼稚園の頃から走ったり、遊んだりするのは割りとすきだった。下に二人弟がいたせいもあると思うが......。
高校に入学してからは、小学校からの親友の結羽が陸上部のマネージャーをやりたいって言うから、付き添いで見学に行ったら、自分も陸上競技に興味を持って入部してしまったのだ。
それで最初の一年間は基礎体力付けたり、筋肉を付けるのに費やしたり、等々...。
簡単に言えばキツかった。
陸上は大会の他に記録会と言うのもあって、どっちも朝早くから一日中かかるし、その時は大抵休日は全部潰れる。だから、自分の競技が無くても疲れる。
そして、私は短距離で一〇〇メートルと二〇〇メートル、三年生三人に混じってリレーの第四走をやっている。勿論、結羽はマネージャーだ。
部員は全部で選手が二二名、マネージャー四名だ。
先輩は男子五名に女子三名、二年は男子三名に女子四名、一年は男子四名に女子三名。マネージャーは一年に二人いるが、あとは先輩と結羽だ。
この学校が文武両道を目指してる自称進学校であるから、それほど強くはない。
だけど、みんな一か月後の高体連に向けて上へ進もうと頑張っている。
夢のインターハイに行くために。
いかがでした?
ちょっと短かったでしょうか?
文章の長さはその時によって変わるので、悪しからず!
これからよろしくお願いしますm(__)m