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20/21

夏真っ盛り。元気ですか?俺は元気です。

やっと20話目です。つーかいつのまにか夏終わってました。すいません。

「着いたー!」


愛鈴が大きな声で言う。二時間近く電車に乗ってて元気が有り余ってるんだろうか。


「ここちゃんは元気っすねー。」

「龍虎、ババアみてえになってるぞ。」

「るっさいわ、豹介ぇ!」

「呉羽さんも龍虎さんも落ちついてー!」

「あーちゃん、呉さんと龍さんの喧嘩は痴話喧嘩だから。」

「いやいや華美!それでもほっといたらまずいぞ!豹さんも虎さんもくそつえーんだから殴り合いになったら…」

「情報。たぶん大丈夫だ。亀さんはマジだが豹介さんは軽くあしらってる。」

「うるっせー!行くぞごらぁ!」


何とか収まった一団を引き連れ祖母の家へ出発!

―――――――――――――――――――――――――――

「…いつの間にお前らそんな仲良くなったんだよ?」

「ヤマギーとまくらちゃんは…」

「まくらってあーちゃんのことか?」

「ん、ああ。いつまでも転校生ちゃんはダメだろ?」


成程、意外にもこいつにそういう考えができたんだな。


「んで、二人は寝てたけど俺達はトランプしてたんだ。」

「…ビリ争いは龍虎と愛鈴か。」

『何で分かった「んすか」「の」!?』


ワーオ息ぴったり。

―――――――――――――――――――――――――――

「よく来たわねー。とーちゃん。」

「ばあちゃん久しぶり。元気?」

「元気よ…おや、お友達かい?」

「お世話になります。透のおばあさん。」

「ひな代だよ…あなたの名前は?」

「私は山倉茜音です。」

「一通り紹介するよ。」


俺はみんなを紹介しだした。

―――――――――――――――――――――――――――

「まあ皆、楽しんで帰ってね。」

「じゃあさっそく海行くよ。ばあちゃん。」

「じゃあ、女の子は美知世(みちよ)さんに案内してもらって。とーちゃんたちはリビングで。」

「こちらです。お嬢様方。」

「あたしお嬢様って初めて言われた…!」

「こころん、それは私たちもだよ…」


と言うわけでお着替えターイム!

――――――――――――――――――――――――――――

「海近いんだね、ひな代さんの家。」


水着になった茜音が話しかけてくる。白のスカート付いた…なんて言うんだろ…スク水のスカート付いたみたいなかんじ。


「あたし久々に泳ぐわー。」


愛鈴は小六位が着そうな水着を着ている。それを見た啓が「小学の時から胸の大きさ変わってなくて着れたんだな。」と言っている。啓は『クラッシュ』と書かれた水着だ。あ、今啓が裏拳くらった。


「山岸は泳がないのか?」


空牙さんは黒のビキニ。胸がデカい。情報屋は普通の海パン。


「泳ぐわけねーだろ。」


俺は海パンにパーカー。泳ぐ気なしスタイル。ちなみに豹介は晩飯のバーベキューの準備、龍虎は下ごしらえの手伝いをしている…なんか二人に悪いな。

――――――――――――――――――――――――――――

海では水鉄砲やったり、情報屋と啓がどこまで泳げるか競ったり、砂で結構リアルな城を俺一人で作ったり…結構楽しかった。


「ふいー楽しかったねー。」

「うん、透があんな器用だとは…」

「ふっ、俺の数少ない特技さっ!」

「山岸、自慢するとこじゃないぞ…」


祖母の家に帰り、話す。今は風呂場に行くところだ。裏庭からね。


「ヤマギーどうやって入るつもりだ?六人一気は男女的にも…」

「ああ、二人ずつじゃないとは入れねーぞ。大きさ的に。」

「二人…ずつ?」


愛鈴が顔を赤らめる。六人を二人ずつに分ける…三組できるわけだが、男子男子、女子女子と一つ…男子女子ができてしまうという事だ。


「しかもおばさんからは『三回で済ませねーとグーパン』と言われた…!二人ずつ入るしかねぇ…!」

「じゃあ誰が男女で入るんだ?」

「正直俺的には男子同士が嫌なんだが。」

「情報屋、それはみんな同じだ。じゃあむしろ全員男女で入るか?」

「あたしたちの人権は!?」

「幸作と一緒なら別n…じゃなくてそういうのはいかんだろ!」

「くーちゃん!?」


男子と女子で意見が分かれたので代表(啓と空牙さん)のじゃんけんで決着をつけることに。


…俺達はその後水着のまま入るという考えを発見し、啓&愛鈴、情報屋&空牙さん、俺&茜音という感じで入った。みんなのことは知らないが俺と茜音は一言も交わせず(恥ずかしさで)風呂を後にした。

――――――――――――――――――――――――――――

「うめぇな。亀さんの料理。」

「意外だろ。龍虎は性格のわりに料理がうめぇんだよ。」

「頭ぉ!そんなこと言わなくていいっすよ!…豹介、気に入った?」

「…たまに作ってくれ。」

「うん…」


龍虎も丸くなったもんだ。出会った時は一人称が『俺』だったか。そんなことを考えていると、叔母の山岸姫代(やまぎしひめよ)が来た。


「みんないっぱい食いなよー。そういえば女の子たちに聞きたいことあるんだけど。」

「なんですか?」


茜音は叔母の話に耳を貸す。すると叔母はすごいこと言いやがった。


「うちの透のお嫁さん候補は誰?」

「えっ、そっそれは…」

『この子です。』


俺と茜音以外が茜音を指さす。茜音は顔を真っ赤にした。


「ふーん。やるじゃん透~。」

「うるせーよ!姫代姉さん!」

「よろしいそのまま姉さんと呼ぶがいい!」

「おばさんって呼んでやろうか!」

「ヤメテ!歳を実感しちゃう!」


そんなやり取りを見た空牙さんが呟いた。


「大変だな、山岸家も。」

―――――――――――――――――――――――――――――

一日目終了。俺と情報屋と啓が一緒の部屋で、茜音、空牙さん、愛鈴が一部屋。豹介と龍虎は二人部屋に泊まることになった。


「明日も楽しみだな、二人とも。」


情報屋の一言を聞いた後、俺は眠りについた。

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