表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

13/21

昔話:きっかけ

『昔』の話です

 きっかけなんて簡単だった。「いつも目が死んでる」って理由。「それがむかつく」とも言われた。


…殴られたから殴り返した。それだけだった。


初めはクラスメイト。一発入れたら吐いた。


二度目はそのクラスメイトのダチ。全員病院に行った。


三度目は二度目のクラスメイトの内の誰かの兄ちゃん。粋がってるだけだった。


四度目はヤンキー校の番長。まあまあだった。


「俺はこの町をまとめてんですが…アンタみたいな強いやつに会ったら、この町を頼みたいと思ってましてね…ボスになってくれませんか?」

「小五に向かって言うセリフじゃねぇな。」

「…だめですかね…。」

(ヘッド)…」

「え…?」

(ヘッド)ならいいぜ。なってやっても。」


俺はそのヤンキーを振り返る。全身ズタぼろで正座している。俺は無傷と言ってもいい。少しすりむいただけだ。


「名前は…?」

「ここの…ですかぃ?」

「それとお前の。」

「はい…白鮫隊隊長の亀熊龍虎(かめくまりゅうこ)っす!」

「そうか…白鮫隊の(ヘッド)…名前は…」


俺は少々迷った。実名出すと後々面倒だ。この世界から足を洗う時に。


「…シロとでもしとくか。」

「シロの(ヘッド)ですかい…」

「まあ刑事ドラマならクロだろうがな。」


そう言うと俺は龍虎に指示を出す。


「白鮫隊全員に知らせろ。隊長の上の(ヘッド)が誕生したってな。」


「気にくわねぇ奴がいたら来い。ボコボコにしてやるっていうのを入れんの忘れんなよ。」



……


………はっ!


「夢かよ…」


…二人とも寝てんのか?今は四時、か。


「…嫌なこと思い出させんじゃねえよ。」


そうして俺はうんざりしながら言う。


「戻りたくねぇよ…『シロ』には。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ