正しい平和の作り方 ~How to make peace~
このサイトで色んな勇者や魔王の出て来る話を読んでいたら、自分も感化されました。
...そして出来たのが、バトルシーン皆無のこの話です。
ちょっと有り得ないかもしれませんが、江角の、江角による、江角のための、江角クオリティな話なので、多少の...いや、多々のことに目をおつぶり下さい。
それでは、行ってらっしゃい!
(↑ジェットコースターで見送る案内人の気持ち)
とあるお城に、勇者様が呼び出されました。
呼び出した王の言うことには、
「向こうの城の中には、恐ろしい魔王がいるのです。どうか助けて下さい。私達を、この城を守って下さい」と。
勇者様は言った。
「ええ、勿論。喜んで」
とあるお城に、勇者様が呼び出されました。
呼び出した魔王の言うことには、
「この城の外には、恐ろしい人間共がいるのだ。どうか助けて欲しい。我等を、この城を守って欲しいのだ」と。
勇者様は言った。
「ええ、勿論。喜んで」
かくして、二人の勇者様は戦う運命となりました。
しかし。
「助けるって言ったけど、魔王って本当にいるのかな?」
「助けるって言ったけど、魔王を助けて良いのかな?」
二人は疑問に思い始め。
「此処の住民も、…人間だからこそ、魔王とあまり変わらず極悪人だし」
「魔王と言えども、…人間と同じ位、心は優しいし」
人々の心にも、
魔王の心にも、
善と悪があることを思い知り。
「魔王やその手下も、同じ生き物なのに傷付ける訳には行かないし」
「向こうの住民も、普通の人間なのに傷付ける訳には行かないし」
戦うことに、あまり乗り気ではなくなり。
そこで二人は話し合いの結果──。
「仲良くしようぜ?」
「激しく同意」
こうして、世界は争いのない、平和なものとなりました。
風邪から復活したばかりで...すみません、何かありましたら感想でのお知らせをお願い致します。
ちなみに、見て欲しかったのは
"人間も魔王も、同じ位に美しく、同じ位に醜いのだから、いがみ合っても意味がない"
と言うことです。
...どうやら、まだ頭がおかしいようですね。
こんな時は熱さまシートをおでこに貼って、新作のネタを考えながら早めに寝ることですね。
勿論、風邪に一番効くのは風邪薬と手洗いうがいですが。後は果物。