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#06 ◇◇転機(悪役令嬢、リリアナの三年:その3)

リリアナの悪事は暴かれるのか?

 「あとそれとね...ああこれは、...あなには理解できないからいいわね。精霊は聖女じゃないとね」


 え、途中で話を止めて、モー馬鹿にしているだけじゃないのーーー!!



 「それじゃあ、私は外出するから、後は頼みましたよ」と大聖女様は、先に部屋を飛び出していた。


 もうこれは、大聖女様ではない、ただの醜悪になった、くそばばーだーーー!! と思った


 リリアナは執務室へ向かって、歩きながら思考を巡らせていた。そうだー、これはもう、侯爵様へ相談をしよう、と思いついた。


 リリアナは執務室へ入ると、直ぐに侯爵様へ、『緊急の相談あり』の連絡を取った。


 翌日の朝早くに、警備隊長は6名の神殿騎士を捜索に派遣していた。


 ところが、その日には、誰も戻って来なかった。一体何が起きているのだろうー! とウワサが大教会では流れていた。



 大聖女様から呼び出された翌日には、リリアナのところへ、侯爵様からの返事があった。それには、次のメモみたいな内容だった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 いいタイミングで事が起こった。


 今日は、その準備をする。


 明日、ワシと相談しよう。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 リリアナは、大聖女様に呼ばれないかと、また、ミーテルや神殿騎士達の速報が入らないかと、その日はとても、『ヒヤヒヤ』としながら過ごしていた。


 翌朝になっても、捜索に出た神殿騎士達から、全く連絡が入らなかった。いまは、さらに捜索隊を出すのか検討がされていた。


 その日にリリアナは、馬車で侯爵様の王都の邸宅へ向かった。


 侯爵様に会うと、すぐに要件に入った。さすがに、先代は国の重臣をしていただけはある。とても実務的な人だったわー


 手紙の連絡を読んで、わかったぞー! 大聖女様は、ここ何年も大教会の内部は放っておいて、遊興していたようだなー


 あの街道はワシの配下が街道の警備をしている。最近、巨大なミノタルロスのウワサや、草原の最弱ウルフが入り込んでいるところだ。


 捜索隊も、あの辺にくわしいシーフを何人か後を付けさせた。捜索隊は霧が出てきた森にドンドン入り込んだようだな。慣れたシーフはみんな引き返していたよ。


 森の中に馬車と馬の痕跡はあったようだな。馬はグリーンウルフ(草原の最弱ウルフ)に襲われたようで、食べられていたようだ。



私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。


できるだけ、「ギャグ」に寄せるよう工夫をしております。エピソードに『クス』程度でもあれば、単純に顔マークしていただくと、「ギャグ」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします=^_^=


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